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サマーキャンプインタビュー:フェデリコ・ファシオ

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ファシオがはじめて出場したアルテミオ・フランキのヴィオラ戦を、ぼくは今でもはっきりと思い出せる。相手フォワードの予備プレスを細かいステップで切り返し、ハイボールに競り勝つ姿は、こんな凄いディフェンダーがなんでローマに来たのだろうと思ったものだけれども、やはりそれなりに弱点もあって、それが露呈した昨シーズンは、『司令官』というニックネームが嘘のような低調なプレーで度々失点の起因になってしまった。

サー・ラニエリが就任して、本来の輝きを取り戻したが、この夏ファシオに求められるのは、その輝きを維持するだけでなく、ラニエリが与えたメドッドを損なわずに、新監督の戦術に上手く組み込むインテリジェンス。それこそが、最年長のディフェンスリーダーに求められるものだ。ファシオ、がんばれ!

――あなたにとってローマで4度目のプレシーズンです。少しは自分がローマ人のように感じていますか?

ファシオ「俺はここに来た時からローマ人のように感じていたよ。最初から快適で、家族もそうだった。みんなすぐにここで落ち着くだろうと思っていたよ」

――この夏、監督、スポーツディレクター、チームメイト、ローマでは多くの変化があります。新シーズンが気になったりは?

ファシオ「もちろん。俺たち選手にとって興味をそそるシーズンだよ。とはいえ、監督は頻繁にく変わるものだし、サッカーじゃよくある話さ」

――パウロ・フォンセカのシャフタールを覚えていますか?

ファシオ「たくさんのチャンスを作られたね。好守に優れたチームだった。俺たちは勝ったけれど、かなりタフなカードだった記憶がある。特にファーストレグのウクライナは寒すぎて、慣れている彼らの方が良いプレーをしたんだ」

――フォンセカ監督は選手に勇気を持てと言います。ディフェンダーのあなたからすると、そんなにみんなに『勇気』を出されると困るのでは?

ファシオ「俺よりキーパーがもっと心配してるよ(笑) ・・・というのは冗談で、全員ハイラインに慣れているし、そ俺も足元でボールを持ちたい方だ。俺たちは早く監督のアイデアを正しく学びたいと思っているよ」

――先日の就任会見でフォンセカ監督は、最善の守備はボールポゼッションだと発言しています。これはハイラインで、ディフェンダーが多く走るという意味でしょうか?

ファシオ「どこにいても全体をコンパクトに保ち、構造化していなきゃだめって意味だろうね。ラインが高かろうと、低かろうとコンパクトで組織的である事が大事なんだよ」

――もしもいつかあなたが監督になったら、攻撃志向のチームを作りますか?

ファシオ「わからないな。俺自身はボールを持って駆け上がるのが好きだけどね(笑)」

――現在、トリゴリアは複合施設として非常に整備されています。選手たちは避暑地でキャンプしなくとも、トリゴリアで十分快適と考えているのだとか?

――ファシオ「俺がここに来てからトリゴリアも変わったね。クラブの努力を感じるよ。サマートレーニングは正直ピンツォーロでも、アメリカでも、トリゴリアでも同じなんだ。どこにだって良い面と悪い面があるだろ?トリゴリアは慣れている。だから好きってだけ」

――クラブを去ったチームメイトと連絡を取り合ったりは?

ファシオ「あるよ、あるある。この仕事してたら普通の事さ。俺もキャリアを積んで、これまで多くの選手とプレーしてきたからね」

――フォンセカは選手に要求の多い監督と言われています。新体制ローマにどのような期待をしていますか?

ファシオ「昔から、監督の望むものが高いのは良い事だと思っているんだ。チーム内の競争は質を高めるよ。俺にはそうする必要があり、そのために全力のトレーニングをする必要がある。全員が7週間後に焦点を当てている。監督を理解する時間はあると思うよ」

――現役時代のフォンセカはディフェンダーでした。その事実は何かしら選手であるあなたの役にたちますか?

ファシオ「もちろん!監督が元ディフェンダーなら俺たちの助けになるよ。まあ、ちょっとだけね」


ファシオは復活するか?

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コメント

  1. NAKAYAMA より:

    もう4年目なんですね。
    見た目がとてもローマ人っぽいと思ってます笑
    現状は層的にも特に負担が大きくなりそうですけど守備の要としてがんばって欲しい!果敢な持ち上がりも好きです。

    • 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

      NAKAYAMAさん
      味方が受け身になってしまう時間帯のファシオのドリブルはチームへのメッセージが込められていてとても好きです。得点力もありますし、まだまだ伸びしろを感じています!

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