AS Roma | Sunday, 16. April 2023 | Udinese Calcio |
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3:0
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goals | |
1 : 0 | Edoardo Bove 37. / right-footed shot |
2 : 0 | Lorenzo Pellegrini 56. / right-footed shot (Andrea Belotti) |
3 : 0 | Tammy Abraham 90.+1 / header (Leonardo Spinazzola) |
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ヨーロッパリーグ準々決勝、フェイエノールトとの1stレグを落としたローマは、リターンレグの前にホームオリンピコで、カンピオナート10位のウディネーゼを迎え撃つ。序盤、前からハメに来るウディネーゼの当たりの強さにパスをつなぐことの難しいローマは、ミドルサードでペッレグリーニが潰されてなかなか攻めの形が作れない。
最初のビッグチャンスは21分、右からのフリーキックをボックス内のスモーリングが折り返し、数人を経由してマンチーニがキーパーの目の前でゼロ距離射撃。この一連の攻撃でクリスタンテが頭を打ち、直後のプレーでベロッティが潰されるなど、この試合は激しさを増していく。
36分、試合は動く。ベロッティのヘディングをロベルト・ペレイラが手で叩いたとして、ローマがリゴーレを得た。蹴るのは、先のフェイエノールト戦でリゴーレを外したペッレグリーニではなく、先ほどの負傷で頭に包帯を巻いたクリスタンテ。キックはキーパーの逆を突くもポスト直撃。しかし、そのリフレクションをボーヴェが押し込んでローマ先制。
sedondo tempo
追加点は56分、カウンターで持ち上がったベロッティからのパスを受けたペッレグリーニがキーパーとの1対1を制して決めた。今シーズン得点力不足、パフォーマンスの低下などが指摘されてきたカピターノだが、ベンチのモウリーニョ監督と抱擁する姿に人知れずの苦悩があったのだと感じた。
ペースをつかんだかに見えたローマだったが、68分にマンチーニのハンドでウディネーゼにリゴーレが与えられる。蹴るのはロベルト・ペレイラ。それを守護神ルイ・パトリシオがコースを読み値千金のビッグセーブ。
後半終了直前にペッレグリーニがお役御免で交代になると、アディショナルタイムに途中出場のエイブラハムがヘディングでダメ押しの追加点で試合を終わらせた。
感想
技術的な面で力量に明確な差が表れていたがゆえに、ウディネーゼがファウルで止めるシーンが目立った。そこに引っ張られずに、虎視眈々と得点する方法を探し続けたローマには、落ち着きという名の成熟を感じる。ミラン、インテルといった直接のライバルがすでに取りこぼしていたことも心的余裕に繋がったのかもしれない。
ローマは今夜の勝利でカンピオナート3連勝3位キープ。目標である来季のチャンピオンズリーグ出場に近づいた。ヨーロッパの大会と並行して連戦が続くローマだが、この勢いのまま今週のフェイエノールト戦の勝利を期待したい。
試合後のコメント:ペッレグリーニ
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