プレミアからの関心が続くザニオーロだが、モウリーニョ監督が残留を楽観視する現在、ミランが獲得に乗り出す動きを見せている。1月23日のザニオーロを取り巻く動きを時系列で追っていこう。
1月23日
15:25 トッテナムからのオファーは、一定の出場機会+来季CL出場で買い取り義務になるローンを提案している。また、ミランが高額ローンの提案をするという噂が立ち始める。
19:15 この噂により信ぴょう性の高い情報が加わった。本日、ザニオーロとミランで会議が行われたというもの。これによりミランはこの冬のメルカートでオファーを出すことが濃厚に。
19:18 同タイミングで、メルカート専門記者アルフレッド・ペトゥーラもミランの獲得を報じた。ロッソネリの条件は次のCL出場時の買取義務付きローンで、金額はおよそ2500万ユーロになるだろうとのこと。ただし、トッテナムとローマの交渉は続いている。
19:20 メルカートの大家、ジャンルカ・ディマルツィオは、ザニオーロがイタリアでプレーを続けたいと考えており、そのためにミランが獲得レースをリードしていると報じる。2500万ユーロはボーナス込みの金額。
19:50 ACミラン側の提案の詳細が判明する。300万ユーロのローン費用に2200万ユーロの移籍金、これがミランの来季CL出場で義務化するというもの。ただし、ローマは無条件の買い取りを望んでいる。まだクラブ間の交渉はない。
20:15 別のメディアではミランが提示する金額は1500万+ボーナスと、これまでの情報をはるかに下回る金額だという。ザニオーロ自身はミラノ移籍を了承した。現在ミランはバカヨコのローンを解除する動きを見せており、モンテッラ監督の指揮するアダナ・デミルスポルへの移籍が実現した際は、浮いた予算をザニオーロにまわせるとのこと。ちなみにバカヨコとザニオーロは同じ代理人である。
21:00 ローマはミランのオファーには納得していないが、同時にトッテナムの申し出にも納得していない。
23:20 「Sky Calciomercato – L’Originale」という番組内で、ジャンルカ・ディマルツィオ氏の予想移籍金額が発表された。ミランはボーナス込みで2200万ユーロ、ローマ側は完全買い取りで4000万ユーロを希望している。両クラブは数日以内に契約について話し合いがあるだろう。
結論
ザニオーロに関しては、イタリアの超新星的な扱いを受けていた4年前に比べて、まだ資質だけでプレーしているというか、スケールアップ(成長)を感じない。
本職がトップ下ということもあるのかもしれないが、サイド起用、センターフォワード起用でムラのあるプレーというのが実情だ。ジャパンツアーで鮮烈なゴールを決めたように、パワー、スピード、テクニックなど、わくわくする才能は感じるが、ローマでは活かしどころが難しく、また活かすためにシステムを構築するほどの個の重要さもなくなっている。
もう1つこの移籍を難しくしているのが、インテルへの支払いで、ローマは移籍金の15%を彼らに納めなければならない。
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