ジャーナリスト、ピエロ・トッリは冬のメルカートについてこのように書いている。*一部補足加筆
サッカーは時折、理解しがたい不思議なものを与えてくれる。それは例えばマラシュ・クンブラ。このアルバニア人は、1年半前にヴェローナから総額2500万ユーロの取引でやってきた。これはヴェローナのシャツを着て素晴らしいシーズンを過ごした正当な評価である。ジャッロロッシの初年度にその資質を示したクンブラだが、新シーズンに入るとCOVIDからなかなか回復せずチームに定着しなかった。
彼はこの冬のセンターバック市場を賑わしている。トリノでは恩師ユリッチが、今のローマでの扱いに納得していないだろう。また、相思相愛のオリンピアコスに復帰したマノラスの後釜をナポリは探しているはずだ。フィオレンティーナ、カリアリの名前も挙がっている。その中で、とりわけ来年6月に実現可能な名前は、私の知る限りトリノだけだ。
なぜならば、トリノには、トリゴリアが好むセンターバックが存在している。ブレーメルはカイロ会長が2500万ユーロの値札を付けた。また、セントラルミッドフィルダーのシンゴには2000万ユーロのタグが付いた。しかし、ローマが獲得を望むならば、この金額で合意は難しい。しかし、ユリッチの求める選手がローマにいるならば…という話だ。
ボルハ・マジョラルもこの不思議な移籍に巻き込まれた一人だ。彼はモウリーニョのローテーションに入っていないことを知ると、移籍希望をクラブに出している。フィオレンティーナとカリアリが挙手しているが、親クラブであるレアル・マドリーはもうレンタルで出すつもりない。完全移籍でのみ彼をローマから連れ出すことができる。
ヴィジャールも風向きが変わった一人だ。昨シーズン強烈なインパクトを与えたレジスタは、まだカンピオナートで1分もプレーしていない。モウリーニョの言葉から、ヴィジャールが構想外なのは明らかで、現在ヴァレンシアがレンタルで獲得を試みようとしている。
ダルボエとディアワも去る可能性があるが、二人はアフリカネイションズカップに参加して、2月の決勝に進むならば、セリエAの移籍期間(1月31日)はその前に終了する。カラフィオーリは噂通りカリアリへのレンタルで決まるだろう。ボーヴェとフザートはそのままモウリーニョのチームに残るはずだ。
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