クラブはネマニャ・マティッチと2023年6月30日までの1年契約で獲得したことを発表した。2018年にはセルビア代表としてワールドカップ出場経験を持つマティッチは、プレミアリーグで3度のタイトル制覇の経験を持ち、直近の5シーズンをプレミアリーグ、マンチェスターユナイテッドでプレーしていた。
マティッチ「ローマに加入できて嬉しいし、光栄に思う。ローマはビッグクラブで、素晴らしいサポーターがついている。誰もが知るジョゼ・モウリーニョ監督もいる。ここに来るという決断に悩むことはなかった。みんなで共に働いて、大きなことを成し遂げたいと思います」
マティッチとモウリーニョ監督は、チェルシー、マンチェスターユナイテッドで共に働いた経験があり、ローマで3度目の共闘となる。この二人のエピソードは以下リンクに詳しい。
マティッチは、ベンフィカ時代2013-14には国内タイトル3冠にも貢献しており、彼の存在はかつてそのベンフィカでディレクターだったチアゴ・ピントGMも太鼓判を押す。
ピントGM「ネマニャはピッチ上のクオリティだけではなく、プレミアで培った豊富な経験と、その際立った集中力、強いメンタリティをローマにもたらしてくれるだろう。彼がローマのプロジェクトに参加したいという熱意は、我々にとっても心強く、ローマ全体の新たな旅の始まりになる」
また、これを機に多くのサッカーファンに知ってもらいたいのが、ミッシングチルドレンというローマの施策だ。これは当時のデジタルコンテンツ責任者、ポール・ロジャースがアメリカのバンド、ソウル・アサイラムの『Runaway Train』のPVに感銘を受けて始めたもの。このPVでは、実際に失踪した子供たちの顔と名前が公開されていて、ロジャースはこのアイデアを大きな影響力を持つローマのツイッターに活かしたいと考え、選手獲得発表の公式ツイート時に、消息不明の子供の画像を掲載することにした。そして、クリス・スモーリングが加入した際、ケニアで行方不明になっている8歳(当時)の女の子の画像を掲載したところ、翌日にはその少女が発見されたという成功事例もある。
今回のマティッチ獲得ツイートが国を超えて大勢の人々のタイムラインに上がれば、それだけ行方不明の子供が発見される可能性が高まるはずだ。
🆕 𝗪𝗘𝗟𝗖𝗢𝗠𝗘 | Nemanja Matic 🐺🇷🇸
The club is delighted to confirm the Serbian midfielder as our first signing of the summer – and proud to continue to raise awareness in the search for missing children all around the world. ❤️
#ASRoma | @ICMEC_official pic.twitter.com/pwOtr8id5M— AS Roma English (@ASRomaEN) June 14, 2022
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