AC Monza | Wednesday, 3. May 2023 | AS Roma |
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1:1
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goals | |
0 : 1 | Stephan El Shaarawy 24. / right-footed shot |
1 : 1 | Luca Caldirola 39. / left-footed shot (Nicolò Rovella) |
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モウリーニョがいつまでローマと一緒に戦ってくれるのかわからないが、少なくとも今後彼ほど感動を与えてくれる監督はこの都市に現れないのではないかと思っている。悲壮感の漂うコメントだが、諦める諦めないという気持ちよりも、選手と共に戦うという意思表示は本当に心強い。
今夜は勝てた試合でしたか?それともこれ以上は難しかったのでしょうか?
モウリーニョ監督「集中力は体力と関係している。疲労があるときは集中を欠くので簡単ではない。すべてを出し切った選手たちの疲労が限界にきている。ペッレグリーニ、マンチーニ、クリスタンテは限界に到達した。プレーする選手たちと、まだこのレベルでプレーできない選手たちもいる。多くの困難が存在しているが、誰もがベストを尽くしたし、結果もこの試合にふさわしい。ローマが勝利にふさわしいというのは(モンツァに対する)偏見だろう。また私のキャリアで最も最悪なレフェリーと試合をするのも大変だった。彼は技術的にも最悪で、共感性もなければコミュ障だ。普通は試合を左右するミスジャッジに対して大きな議論になるが、彼はそうではない。96分にスリップして倒れただけの選手を退場させた。レフェリーは血の通った人間であり、知的でなければいけない。局面を読み、周囲とコミュニケーションをとるものだ。そうでなければいけない状況で、ダブルカードを出すなんてどんなレフェリーなんだ!であれば試合は終了だ。これ以上はもうできないから家に帰って土曜日に備えようって思うさ。テクニカルエリアに立てばレッドカードが出るのも判っていた。だから先に引き上げたね。本来カードを出したかった私が先にいなくなったんだから、主審は悔しい気持ちで帰路につくだろう。で私は残された選手たちと一緒に土曜日にスーパーチームと戦いたいと思ったんだ。だからレッド上等だとは思ったが、土曜日のことを考えてやめた」
それで先にベンチを去ったのですね。
モウリーニョ監督「そう。もう見たくなかったんだ」
怪我人も増えています。インテル戦でどれだけの選手が回復しますか?
モウリーニョ監督「今夜は戦術の話はしないで欲しい。今の彼らでは不可能だ。マティッチは戻って来るが、スモーリングの望みは0%、ジョレンテ0%、エルシャーラウィ0%、ワイナルドゥム0%だ」
ディバラは?
モウリーニョ監督「0%でも50%でもないが限りなく0に近い」
ディバラは今夜20分だけでもプレーできなかったのでしょうか?
モウリーニョ監督「パウロは今夜1分もプレーできなかった。30人の選手がいれば怪我でプランが崩れることはない。ジェコとラウタロがプレーして、次はコレアとルカク・・・そういった起用法は私たちにはないものだ。ローマは唯一、今いる場所にとどまるだけの戦力を持っていないチームだ。ヨーロッパリーグでもグループを2位通過したために余計なプレーオフを戦ってしまった。上位を争うからこそ不必要な試合だった。遠くを目指すからこそ、そういった物事が蓄積となっている」
試合をどのように分析していますか?
モウリーニョ監督「結果はこの試合にふさわしい。ローマの監督が「ローマが勝って当然」というのはわかるが、モンツァの監督が「勝てる試合だった」と言うのは私からすれば現実的ではない。なぜならば80分の時点で一方は引き分けを狙いに行き、もう一方はそうではなかったからだ。もちろんモンツァは良いチームで、シーズン30試合しかプレーしていないのでフレッシュでモチベーションも高い。アタランタもそうだ。またインテルやミランはクレイジーな選手層を擁している。今夜はペッレグリーニ、マンチーニ、クリスタンテが限界までプレーした。選手個人もそうだ。エルシャーラウィがここ数年と比較して今季どれだけ試合に出ているのか?スモーリングが今季何試合プレーしたのか。これこそ疲労の極みだ。エイブラハムは途中からほとんど歩けなくなっていた。ベンチに解決策はない。だからこそ、その状況でうちの子たちが常に全力で戦うのは私にとって大きな誇りだ。いいか?だからこそ私は最後の瞬間まで選手たちと一緒にいる。みんなそれに値する。彼らと一緒に戦えるのは私にとってとてつもない誇りだ」
<了>
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