AC Milan | Sunday, 29. December 2024 | AS Roma |
---|---|---|
1:1
|
goals | |
1 : 0 | Tijjani Reijnders 16. / right-footed shot (Youssouf Fofana) |
1 : 1 | Paulo Dybala 23. / right-footed shot (Artem Dovbyk) |
|
|
前節ホームのパルマ戦を5-0で圧勝したローマは、年内最後のミラン戦でエルシャーラウィに変えてピジッリを起用した。カルチョのスカラ座、ジュゼッペ・メアッツァは満員御礼。タフな試合が予想された。
primo tempo
序盤からミランがハイプレスでローマのビルドアップを制限するが、ファーストシュートはそのローマ。前半2️分にエンディカの長いパスを左サイド高い位置で受けたアンヘリーニョが、中央にクロスを送る。これをディバラがダイレクトで打つ。しかし、GK正面。完全アウェイの状況でリラックスできる滑り出しだ。
しかし、17分にカウンターから先制を許してしまう。すでにローマはコネとフンメルスにカードが出ている状態。敵地で更に難しい状況になった。だが、その窮地をディバラが救う。
23分、ピジッリの縦パスを、ボックス内のドフビクがかかとで落とし、ディバラがダイレクトで打った。これがネットを揺らして、前半のうちに同点に追いついた。
socondo tempo
それにしてもこの試合はカードが飛び交った。後半26分ですでに両チーム合わせて6枚のカルテリーノジャッロ、そしてミランはベンチスタッフ1名と、フォンセカ監督が退席処分となっている。
依然ミランが猛攻を仕掛け、ローマには少ない攻撃機会しか与えられない。その中で、77分にショートカウンターからペナルティエリアに侵入したピジッリが倒されるシーンは印象的だった。マリック・チャウに削られたピジッリのユニフォームを掴み、起こしたのは対戦相手ではなくディバラだったのだ。鳴らない笛を待つ前に試合を続けようという意味が込められていた。時間は終了まで15分を切っていた。
徐々に主導権を握り、攻撃の時間を増やしたローマだが、試合はそのまま動かずにドローで終わる。ミランも攻め、こちらにもビッグチャンスが何度もあった。つまり、両チームとも2ポイントを失う喪失感を味わった。
ということで、アウェイ初勝利はまたしてもお預けとなってしまったが、ミラン相手に互角に戦えたという点では、自分たちの現在位置を知る良い機会だと感じる。つまり、率直に申し上げて、ローマはこの順位にいてはいけないのだ。
ディバラが周囲を走らせる魔法の杖を振り(本来その役割はペッレグリーニであって欲しいのだが)、ピジッリも攻守に効いていた。もちろんスヴィラルがいなければローマは後半早々に負け確だった。様々な問題はあるだろうが、少しずつチームが良くなっている感覚はある。
次は年明け2025年1月6日のローマダービーだ。現在4位のラツィオだが、順位表で決まる試合などどこにもない。デルビーならなおさらだ。ここで浮上のきっかけとなる最高の結果を期待したい。
コメント