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【マッチプレビュー】第10節:サッスオーロ攻略せよ!

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先月の話なのですが、セリエA好き20人くらいで忘年会という名目のZOOM飲みをしました。みんなで応援してるチームのユニフォーム着ようよてな話でになりまして、いろんなユニフォームの人がいて、話も楽しく盛り上がり、2時間の予定が2次会含めて3時間超えの飲み会となりました。ですが、そのなかに一人サッスオーロのユニを着た天狗なヤツがいたのです。サッスオーロは、確かに前節こそインテルに負けはしたものの、実はそれが今季初敗戦で、現在も18ポイントでリーグ3位につけている。悔しいですがローマよりも順位が上。その点で天狗でも致し方ない。ですが、ちょっと悔しい気もするじゃないですか。ですので、ここでそいつの顔をさらしてやろうと思います。こんなヤツでした。

 

 

 

 

 

 

ほ、ほんとに

天狗!!!!

ということでこんにちは、ローマ速報です。前回のロマ速アンケートで、マッチレビューを掲載して欲しいという要望がありまして、であれば、直接ファンに訊いた方が良いということで、今回熱烈なサソール・ティフォージの天狗改め(最初から名乗ってないけど・・・)、VBKさんにお話を伺った次第です。飲み会にこの姿でしれっと紛れている姿がむちゃくちゃツボにはまってしまいました。ぼくはこういう傾奇者に弱いので、この画像は壁紙にしたいくらいです。

もちろん、ただ面白いだけでなく、セリエAについても申し分ない見識があり、なによりもローマ速報が絶対的に大事にしているクラブに対する愛情、ハートを感じたのがポイントでした。

それでは、ヨーロッパリーグから72時間で始まる第10節、サッスオーロ戦についてみんなで学んでいきたいと思います。


自己紹介お願いします

VBK「サッスオーロを自由気ままに応援しているVBKと申します。サッスオーロを気にするようになったのは、2014年1月の本田圭佑のミランデビュー戦だったと思います。なので応援歴は多分5~6年くらいで、そこからいつの間にかマイフェイバリットなチームになっていました。きっかけとして弱い気がしますが、単純に黒と緑のストライプが恰好良かったからだと思います」

ところで、元ローマプリマのフェデリコ・リッチは元気ですか?

VBK「11月頭にコロナウィルスの陽性反応が認められましたが、先週、サッスオーロ公式で陰性の発表があったので元気になったと思います。人間、元気が一番ですね!」

サッスオーロの現在の強さの理由は?

VBK「一重にポゼッションに愛以上の名状し難い感情を抱くデ・ゼルビ監督の戦術が、時間をかけて浸透してきた結果でしょうね。それと、やっぱりカプートという男の存在が大きいと感じます。点取るサッカーにおいて、当たり前ですけど点取り屋は重要ですよね。ただ、守備面に対しては不安な当方です。以前デ・ゼルビ監督がインタビューで「俺はトレーニングセッションの8割を攻撃にかけてる」と語ってたんですけど、これが本当なら守備は2割以下ですね。ヤバイですね」

サッスオーロのシステムについて教えて下さい。

VBK「基本的には4-2-3-1です」

故障者などを踏まえたスタメン予想を教えて下さい。

VBK「ロマーニャ、カプート、デフレル、キリケシュあたりは出場出来ない見通しなので、GK コンシーリ、DF トリャン、マルロン、フェラーリ、ロジェリオ、CMF マクシム・ロペス、ロカテッリ、AMFベラルディ、ジュリチッチ、ボガ、FW ラスパドーリになるかなと思ってますが、エッラス・ヴェローナ戦とインテル戦ではラスパドーリが機能していなかったので、ベラルディと位置を逆で使うのも見てみたいなと思ってます」

こっそりサッスオーロ攻略法を教えてくれませんか?

VBK「とにかく愚直に後ろからビルドアップするので、積極的に前からプレスをかけてハメるのはシンプルに効きますね。被逆襲時はDF陣のマーカーの受け渡しがぐちゃぐちゃになりますよ。あと、クロスに対して全員ボールウォッチャー化する傾向にあるので、ジェコにクロス上げられまくると号泣します。攻撃8割:守備2割の弊害だろこれ」

この試合で期待している選手は?

VBK「カプート、デフレルを欠いてる状況なので、おそらく週末もCFとして先発出場するであろうラスパドーリ君ですかね。前述の通り、これまでの試合では試合から消え、オフザボールの動きにも相当悩み苦しんでいるなぁという印象を受けたのですが、サッスオーロのプリマ出身選手ですし、ブレイクスルーは常に期待しています」

ローマの選手でひとりだけ試合から外せるならば誰を選びますか?

VBK「これまでのサッスオーロの失点パターンからして、やっぱりジェコでしょうか。うん。ジェコです。最大限のリスペクトを込めて、是非出場しないでいただきたい(笑)」

ローマの印象を教えて下さい。

VBK「サッスオーロはこれまでローマと14試合を戦ってきましたが、ローマの8勝5分1敗と、まあ勝てない。昨シーズンやっと勝てた相手です。如何せんクラブ規模が違うので”相性が悪い”という言葉で片づけるのは違う気もするんですけど、個人的にはセリエの中で一番「勝てるイメージが湧かない」相手ですね。怖い。ただ、ローマというクラブは、ペッレグリーニ然りポリターノ然り、大変お世話になったクラブなので、勝手に好感持たせていただいております。あとロマ速さんが面白いので好きです

ありがとうございました!(ロマ速が面白いの辺りが特に)


ローマの情報もお伝えしておこう。実はこちらも万全とは言い難い。ヴェレトゥとマンチーニがナポリ戦で負傷して、マンチーニはおそらく間に合わない。またディフェンスリーダーのスモーリングもまだチームセッションに復帰できていない状況が続いている。クンブラ、ファシオがコロナから復帰したものの、90分使うことが出来るかどうか。また、チームは自信(勇気?)を無くした途端、前線とディフェンスの間に埋めきれないスペースを作り出してしまう癖がある。ミラン戦ではドローで食い止めたが、ナポリ戦は90分で改善することは出来なかった。どれだけ強い気持ちで入れるか、それが鍵だ。

最後にひとつ最新の興味深い話をしておこう。

ヤングボーイズ戦の前日会見で記者から『ナポリ戦の後、フリードキン会長らがロッカールームで激怒したという話ですが・・・』という質問が飛んだ。それをについて、フォンセカ監督は記者に注意をしたのである。

フォンセカ監督「それは事実ではない。しかし、それ以上に言いたいことがある。私はローマに着任して以来、常にジャーナリストのみなさんに敬意を払ってきた。私はいつもオープンに話をしてきた。しかし、今の質問は全くのデタラメだ。プロのする質問じゃない。それはクラブに対する敬意を欠いていて、私には受け入れることが出来ない。もう一度言うが、それはプロフェッショナルがする事じゃない」

このタイミングでメディアに苦言を呈したのは、おそらくは昨シーズンのサッスオーロ戦のことが頭にあったからかもしれない。今年の1月のマペイスタジアムで、ローマはほとんど何もできないままサッスオーロに4-2で負けた。前半だけで既に3-0の状態でロッカールームに選手たちが引き上げると、そこにペトラーキスポーツディレクターが飛び込んできた。ディレクターが監督を超えてロッカーで発言することはない。しかし、ペトラーキは、選手たちの不甲斐なさに対してモチベーションを与えるべく話をしたのである。このエピソードは当然その場にいた人物しか知り得ない。しかし、これがなぜか翌日の新聞の見出しになり、さらにフォンセカとペトラーキの確執とまで書かれた。実際にはその場でペトラーキは主にメンタル面について選手を叱咤して、そのあと技術的な部分はフォンセカ監督に譲った。何も問題はなかったのだという。これは先ほどペトラーキ本人がインタビューで話していたので間違いない。

フォンセカ監督がローマのメディアの度重なる過熱報道にフラストレーションを感じていたのは想像に難くない。ペトラーキのようにメディアの前に出ないという選択は、必ず記者会見を行うのが慣例のローマでは不可能である。ゆえにここで、ゴシップのような書き方をするのはやめようと訴えたのだろう。

街全体でムードを高めて、世界中のロマニスタでポジティヴに応援する必要がある。今、メディアの非難と嘘などいらない。否定することがローマを愛する証拠だと勘違いするファンはどのタイミングでも存在するが、そんな言葉は誰も聞きたくない。ナポリで躓きはしたが、それは彼らのハートと技術がローマを上回っていたからで、ローマはもう一度、元のコースに戻る必要があるというだけ。次節がその第一歩になることを願っている。Forza ROMA!!!!

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