スポンサーリンク

【ファーストインタビュー】ドフビク「プレッシャーのないサッカーはサッカーじゃない」

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

8月2日(日本時間3日深夜)ようやくアルテム・ドフビクのローマ入りが正式発表された。アトレティコマドリー入りがほぼ秒読みだったドフビクのローマ入りで、デ・ロッシ監督にチームにラストピースが埋められた。それではドフビクの第一声をお届けしたい。


アルテム、ローマへようこそ!今の率直なお気持ちは?

ドフビク「サンキューな!とてもうれしいぜ。ようやく交渉がまとまったから、俺は今は早くチームと一緒にトレーニング初日を迎えるのが待ちきれんよ。本当に幸せだね」

フリードキンファミリーはこの交渉の行方を握る存在となりました。あなたを説得するためにダンとライアンはどのような話をしたのでしょう。

ドフビク「二人とも当然話はした。ただ移籍する前は話したことなかったね。トリゴリアに来てからだ。フリードキンファミリーには心から感謝してる」

ローマを選んだ理由は?

ドフビク「イタリア最大のクラブのひとつだからさ。そして俺が重要だと考え、信頼できるプロジェクトがここにはある。新シーズンなんか楽しいことやりたいんだよ」

ティフォージはSNSであなたについてのたくさんの投稿を残しました。それはあなたの選択に影響を与えたと思いますか?

ドフビク「それな!おもろい動画もあればマジなのもあったけど、それを見てロマニスタたちがどれだけサッカーを愛しているか判った。だから彼らにも感謝している」

ジローナFCでリーグ得点王になりました。あのようなシーズンになることを予想していましたか?

ドフビク「いいや、昨シーズンは俺にとって特別なものだった。ジローナ史上はじめてチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。本当に最高のシーズンだったから出ていくのは寂しいさ。同時に俺にとって新しい一歩を踏み出す時がきたとも感じた」

ジローナFCでプレッシャーはないと話していましたが、ローマでも同じ気持ちでしょうか?

ドフビク「ジローナFCはスペインの小さなクラブだが、ローマは偉大な歴史を持つビッグクラブだ。同じだとは言えんよな。大きなプレッシャーがあるのはわかってるけど、プレッシャーのないサッカーはサッカーじゃない」

過去5年のラ・リーガ得点王はメッシが2回、ベンゼマ、レバンドフスキ、そしてあなたです。このことについてどのように感じますか?

ドフビク「ラ・リーガで初めて得点王になったんだから、多くの決定機を作ってくれたチームメイトに感謝だ。たくさんのゴールを決めるのが俺の仕事。だから最高にハイな気分だ」

リーグ得点王の経歴はロマニスタたちに期待を抱かせます。責任を感じますか?

ドフビク「もちろん責任はある。セリエAでプレーできるのは名誉なことだ。だから俺の最高のサッカーを披露したいね。得点王になれるようがんばるよ」

あなたはペナルティエリアで決定的な仕事をしてきました。

ドフビク「そうだね。ボックスで正しい判断力を持つことはストライカーにとって最も重要だ。これまでボックスの中で多くのゴールを決めた。ここローマでも同じことを再現したい」

より多くの質の高い選手と共にプレーします。さらに成長できると感じていますか?

ドフビク「ローマには素晴らしい資質を持つトッププレイヤーが揃っている。みんな自分のストロングポイントをよく知っているから、彼らの決定機をゴールに変えていきたい」

デ・ロッシ監督とは話をしましたか?

ドフビク「話はしたよ。戦術レベルで説明をしてくれて、それからクラブについても話をしてくれた。ミステルと話した後で俺はローマにポジティブな印象を持ったんだ。それこそが俺がここに来た理由だ」

あなたのアイドルは?

ドフビク「俺のアイドル?もうシェフチェンコ一択だな!シェヴァさんはウクライナ最高の選手で、セリエAでもプレーしていただろ?」

オリンピコに集まるロマニスタたちの情熱にどのようなものを期待しますか?

ドフビク「オリンピコは最高のスタジアムだ。俺はこれまでオリンピコの試合をテレビでたくさん観てきた。7万人の観客の前でプレーするのは普通のことじゃない。大きなスタジアムに集まる多くのロマニスタたちは特別な力を与えてくれるだろうぜ」

これからローマ生活が待っています。

ドフビク「一度だけ来たことがあるけど、コロナのせいで何も見なかった。美しいイタリアの首都、早くいろんな場所を散策してみたいね」

最後にロマニスタに一言。

ドフビク「ここに来ることができてとてもうれしい。はやくみんなとスタジアムで会えるのが待ちきれないぜ。Daje ROMA!」

<了>


一説では遅々として進まない移籍交渉を進めるために、転売時に自分が得るはずだった150万ユーロのインセンティブを放棄したとも伝えられているドフビク。27歳という年齢を考えれば、今年即戦力としての活躍を誰もが期待している。

動画を見る限り、グッとギアの上がる独特な間合いのスプリント、フィジカルの強さ、そしてゴール前の落ち着きなど、デ・ロッシ監督のサッカーに新しいキャラクターを与えてくれそうな雰囲気はある。同時に気になった部分としては、昨年のリーグ24得点のうち、1点がFK、7得点がPKによるもので、実際に流れの中からは16得点に留まっているという点だろう。

これは、PKでゴール数をかさを増していると言いたいのではなく、このクラブでPKの優先順位はディバラ、パレデス、ペッレグリーニであることから、今季ドフビクにキッカーとしてのチャンスはなく、彼がこれまでと同じように継続してゴールを決めることは難しいという予測だ。

OPTAによる昨年の得点期待値は24.2で、PK数を差し引いても実得点はまずまずデータに沿った数字。また、トータル77本のシュートを打ち、枠内が36本(46.8%)と実にシュート精度が高い選手ではある。一方で、ボールタッチエリアの数字も興味深い。
ジローナFCの1年で彼は811回ボールに触り、そのうちの526回(64.8%)はアタッキングサード、ペナルティエリアでボールに触れている。昨年のローマ選手で比較するとリック・カルスドルプが似たようなボールタッチ数だが、そもそもリックが18試合出場に留まったことを考えれば、36試合に出場したドフビクのボールタッチは異様に少ない。

常にディフェンダーと駆け引きをし続ける生粋のセンターフォワードタイプだとすれば、やはり彼はルカクの穴を埋めるために呼ばれたはずだ。

といった点で、20ゴールは厳しそうだけど、14ゴールくらいはポンポンと決めてくれそうだな、とかいろいろ考えている。選手たちじゃないけど早く開幕が待ち遠しい。ローマは実に研究のし甲斐のある楽しい夏のメルカートを過ごしている。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました