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【パジェッレ】セリエA26節 ローマ 2-2 ヴェローナ

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マッチレビューはこちらから。

・Rui Patricio 5.5

枠内3本の内2本入れられてしまったので良い評価は付けられないが、2失点に関してはそもそもの崩され方が悪すぎて、彼としてはノーチャンスに等しかった。

・Karsdorp 5.0

後半右サイドでの仕事量が増えると良いプレーが増えてきたが、特に2失点目に関しては責任が重く、本職ではないとはいえ3CBの一角を任せるのは心許ない。

・Smalling 5.5

少しSimeoneをケアし過ぎたか。DFリーダーして統率を取るところまで求めると少し物足りなかったが、空中戦のでの強さなど個人の活躍としては、さほど悪くもなかったか。

・Kumbulla 5.5

直接失点に大きく絡んだともいえないが、守備陣全体として崩壊気味で、彼自身にもあまりいい場面は無かった。後半2CB的な守り方になってからの方が前線の押し込みもあり安心してみていられた。

・Maitland-Niles 4.5

不慣れなポジションばかりを任させられていたことへの同情はあるものの、今節は準本職と言える右サイドでの出場にも関わらず本当に良い所無しの試合となってしまった。明らかに到着直後の方が輝いていた気がするのだが、これは個人の問題なのか…?

・Cristante 5.5

Sergio Oliveiraに比べると自由に動けていたのでもう少し攻撃面での貢献に期待したかった。殻を破り一気に成長出来ると良いのだが…。

・Sergio Oliveira 4.5

完全にボーナスタイムは終了したなと感じた。Barakとのマッチアップが厳しく簡単で無いのは明らかとは言え、冗談抜きで何もさせてもらえず試合に関与できなかった。

・Vina 4.5

敵陣でのプレーが出来て初めて個性が出せる選手であるにも関わらず、自陣内でのボールタッチの場面が多く結果的に低調なパフォーマンスに終始した。

・Pellegrini 5.0

後半になってから動きが改善し、敵陣エリア内に入り込む動きとシュートに関しては期待が持てたが、それ以外は殆どいいところが無かった。まだ少し試合慣れが必要そうか。

・Afena-Gyan 4.0

前節のPagelleでも書いたが、そろそろスターターとして見るのは限界に近い。他のメンバーの状態は知らないが、今の彼以上に状態の良くない選手しかいないとは流石に到底思えない(思いたくない)。勝利の責任を彼に持たせすぎるのも、彼の成長を阻害しかねないので、そろそろスーパーサブに戻してあげたい。

・Abraham 5.0

普段にもまして低い位置まで下りてきて何とか攻撃を組み立てようという努力は見えたが、全く活躍できなかったのは事実。シュート1本という結果は彼だけの責任ではないが、もう少し個人でなんとかする場面が欲しくなってしまう。

・Veretout 6.5

脚を動かすことでボールを動かすという役割で、チームに欠けていたポンプ的な役割を果たした。また短時間の出場でもチャンスに絡んでいるのは単純に良い事。ライバルの加入依頼の数試合プレー時間は減少しているが、逆にプレーの質自体は安定してきている気がするので、徐々にプレー時間を増やしても良い頃合いかも知れない。共に彼のCKから得点に繋がったのも好印象。

・Zalenwski 6.5

本来最前線の選手であるが故の強みをWBとして発揮し、左サイドでしっかりと勝負を仕掛けることが出来ており、幾つかの勝負で明確な結果を残せた。Primaveraの同胞達の活躍に花を添えることが出来た。

・Volpato 7.5

ゴチャついた敵陣エリア内で勇気をもって振り抜いた左足がチームの雰囲気を変えた。Tottiが認めた才能がこんなもんで終わるわけがない。まずはSerie初ゴールおめでとう。どんどん羽ばたいて欲しい。

“これまでSerie Aでたったの1分しかプレーしていないため、出場の機会への期待感は殆どなかったが、彼が試合の意味を理解するのには追加で3分しか必要では無かった。これまでにない攻撃的な作戦として、最前線に位置取った。Cristianも彼の活躍を祝福した。” (by Il Romanista)

“Tottiによる安定感への保証書付き。出場から3分で重要なゴールを決め、上を向いて希望をもち、賞賛に値する自信をチームに与えてくれた。年上のチームメイト達も後に続くように動きが改善した。” (by Il Leggo)

・Bove 7.5

よくあの場面でシュートを選べたなと思う。あの場面でパスを選択しない辺りが、試合に対しての自責を感じた。何より周りの大人がキャッキャと喜んでいる中、「さっさと試合仕切り直すぞ!」という姿勢を見せていたのが素晴らしい。Serie初ゴールおめでとう。

“この試合におけるもう一つの運命の分かれ道であった。2-2とする傑作を生み出し、中盤でもボールを逃さなかった。少し前にMourinhoが彼の成長を褒めていたこともあり、今回のチャンスでその証明が出来た。” (by Il Romanista)

“投入後すぐに熱く激しく、エネルギーと確実な幾何学的な動きをチームに与え、2-2のゴールは見事に悪魔的なシュートとなった。素晴らしい (by Il Messaggero)

・Mourinho 5.0

奇をてらった諦め半分の交代策に見えたが見事にはまった。その点は評価したいが、前半の内に戦い方を変えられない点と、そもそも攻撃のアイデアに乏し過ぎる点は相変わらずの課題。無駄な退場も段々と見慣れてきたが、これだとManciniを叱れない。

総評

まず声を大にして言いたいのは、1stチームのメンバーとMourinhoには心の底から恥じて欲しいという事だ。そして、今ダントツでの首位をひた走るPrimaveraのメンバーとAlberto De Rossi監督に深く感謝頂きたい。いくらメンバーがコロナで離脱とは言え、そういった時こそチームとしての力を見せるべき時に、Primaveraの選手たちに救われてどうするのだ…。

Verona側のRoma対策は素晴らしく、前線からの守備でCaprariとBarakがしっかりと夫々CristanteとSergio Oliveiraに張り付き、Roma中盤の選手に前を向いてボールを持たせないことを徹底しており、Pellegriniに対しては主にIlic辺りが目を光らせていた為、最終ラインからの簡単な楔のパスは通らない。
結果的にRomaの中盤はサイドにボールを逃がすか、ロングボールを前線に放り込む単調な攻撃に終始する。この攻撃パターンはRomaの弱みともいうべきポイントである事は今シーズンのRomaを見ていれば明らかである。
現状ZanioloとMkhitaryan両方がいないとこのチームは攻撃に糸口が見いだせない。そもそも前線がシュートに持ち込めるような形でボールを前線まで運ぶ手段がない。斯様な状況下でPellegriniがもっと下がって来て組み立てに参加する、CBがドリブルでのビルドアップを試みるといった変化を加えられないのはチームとして若干厳しさがある。結果的に敵のプレーに疲れが見え始め中盤へのプレスも甘くなってきたタイミングで、こちらが前のめりとなり攻撃的になってからこちらに試合が傾き始めたが時既になんとやら。
これで破竹のリーグ戦3連分と3試合で1試合分の勝ち点しか稼げておらず、これまでの「ビッグマッチに勝てない…」では無く「どんな試合も勝てない…」になってきている。はてさてどうしたものか…。まずは選手離脱している選手の復帰を待つことになろう…。


採点者:くわしん

小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はDiawara。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。

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