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【パジェッレ】セリエA第37節:ローマ 2-0 ラツィオ

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AS Roma Saturday, 15. May 2021 Lazio Roma
2:0
goals
1 : 0 Henrikh Mkhitaryan 42. / right-footed shot  (Edin Džeko)
2 : 0 Pedro 78. / left-footed shot  (Bryan Cristante)

・Fuzato 7.5

GKにとって最も重要な能力の一つともいえる反射神経が素晴らしく、相手にとっての先制弾・同点弾となる可能性のあるシュートを悉く防いだ。いくつもの決定機を許しながらも、最終的にこの試合でクリーンシートが達成できたのは、彼の功績によるところが大きい。

Il Messagerroはチーム最高点の8.0点として、以下の様に賞賛した。
“Luis AlbertoのシュートやImmobileのバックヒールに対して、バットマンのように冷静にゴールを守った。それは全てにおいて事実で、真のゴールキーパーです。” (by Il Messagerro)


・Karsdorp 7.0

試合を通して走り続け攻守に重要な役割を果たした。守備時には相手への寄せを執拗に行い、前半には敵の決定機をブロック。後半になってもMkhitaryanをサイドから追い越す動き等を辞めず、敵の左サイドに一定の脅威を与え続けた。

・Mancini 6.5

本人も高い位置でのプレスや、ラインコントロールに勤しみながら、最後までDF陣を鼓舞し続けた。このシーズンで完全にDFリーダーとしての風格が漂ってきている。試合終了後にDzekoと戯れる姿はとても幸せな気持ちにしてくれた。

・Ibanez 5.5

場面場面では彼のスピードを生かした好守備が見られたものの、前半のLuis Albertoの決定機の場面では結果的にはFuzatoがゴールを守り切ったが、場合によっては完全な戦犯となっていた。また筋肉系トラブルにより、前半での途中交代とスターターとして十分な役目を果たしたとは言い難い。

・Bruno Peres 6.0

先制点は彼の前方への展開から生まれており、それ以外にもDzekoへのクロスなど攻撃面での貢献と、守備面での奮闘が見られた。イエローカードを貰った場面はファールで止める必要のあるシーンではあったが、イエローは少し余計だったかと思う。結果的には(元々想定内であった可能性もあるが)早めの交代をされてしまい、スターターとしては十分に試合に貢献し続けることが出来なかった。その割にDzekoの交代の場面や、試合後の集合写真で一番の笑顔ではしゃぐ姿は、やはりどこか何か微笑ましい。

・Darboe 7.5

とても19歳とは思えない落ち着き見せており、1試合を通してDiawaraの穴埋めが完璧に出来てしまっている。攻守の切り替え場面における存在感は最早絶大で、彼がいなければこれ以上の敵の決定機に晒されていた事は想像に難くない。細かなポジショニングやパスの質等、文句の付け様が無い。

Il Romanistaも完全に彼に惚れ込んでしまった模様で、以下のコメントと共にチーム最高評価タイの8.0点を付けた。

“雄大。試合序盤にお互いが探り合い入れ危険な場面も多くある中で、彼は恐れることなく、ベテランのような冷静さを見せた。試合経過と共にさらに自信を深め、フィールドの中央部を完全に支配下に置いた。我々はEbrimaとして彼を愛したい” (by Il Romanista)


・Cristante 6.5

自陣エリア内から、敵陣エリア内まで活躍した数少ない選手。シーズンを通して散見された不用意なボールロスト等も起こさず冷静な試合への参加が出来ていた。また、あわやゴールと言った場面も幾度かあり、やはり中盤が本来の居場所に見える。

・Mkhitaryan 7.5

試合の主導権を握る為に何としても必要であった先制点を挙げた点は勿論だが、試合を通してボールを追い続け、ショートカウンターの中核として不可欠な存在であることを見せつけた。お願いだから契約延長して頂きたい。

・Pellegrini 6.0

全体としてはあまり目立った活躍が出来なかったが、何度か2列目からの良い飛び出しが見られた。良い位置でのFKが全くチャンスに繋がる気配がみられないので、FKとして上達したらとても嬉しいのだが…。

・El Shaarawy 6.0

B.Peresが前半早い段階でイエローカードを貰い若干保守的なポジショニングをするようになった影響で、左サイドの攻略を1人で行わなければならない時間帯が少し増えてしまった為、個人での突破の場面は見られなかったがMkhitaryanのゴール直前のDzekoへのパスは完璧だった。まだ完全な本調子と言える状態には無さそうで、Pedroとの交代のタイミングも試合前から決まっていた様に見えるので最終節に期待したい。

・Dzeko 6.5

交代時のスタンディングオベーション、チームの祝福具合を見ても明らかなように、試合を通して質の高い動きを続け、彼らしいエリア内でのボールキープから、あとはキメるだけのアシストでMkhitaryanのゴールを演出した。前線でのプレスや飛び出しで常にLazioの守備陣を脅かし続け、Acerbiには2枚のイエローカードを誘発させる等、試合のクロージングにも効いていた。彼自身のシュートでも惜しい場面はあったので得点も欲しかったが、彼の自己犠牲は自身の得点以外の形で表れている。

Il Romanistaは今節のベストプレイヤーとしてチーム最高評価タイの8.0点を付けた。

“最初のトライは後頭部でのヘディングで、これはポストギリギリであった。しかし、彼は前半の終わりに正に傑作を生み出した。サイドからボックス内に流れ込み、見事に相手を出し抜いてMkhitaryanにチョコレートを提供し、彼はそれをゴールに流し込んで1-0としたのである。最終的には、Acerbiを退場に追い込むまで延々と破壊し続けた。” (by Il Romanista)


・Kumbulla 6.5

前半途中からの投入と、余り準備が出来ていない場面での緊急出動であったが、試合に順応することが出来た。相変わらずサイドに流れた相手への守備に関しては、楽にクロスを上げさせてしまう場面が見受けられるが、Manciniの連携で高い位置でのプレスやエリア内でのヂュエルでは強さを見せた。後半左サイドを駆け上がるなど、攻撃意識を見せたのも普段にない変化か。

・Santon 6.0

カードを貰ってしまったB.Peresを下げて投入したのにも関わらず、交代後の早い段階でイエローを貰ってしまったのは正直印象が良くなかったが、その後は安定したパフォーマンスを見せ、いくつか効果的なクロスなども見られた。

・Pedro 7.0

久しぶりのゴールで歴史に名を刻んだ。限られた時間での功績としては最高のインパクトに違いない。時と場合によってはエゴイスティックに映ってしまう彼の個人プレーが完全に生きた瞬間で、同点を狙う為に前のめりになって、前半よりもバイタルエリアが空くというLazioの急所を突いていた。

・Villar 6.5

前節に引き続き、直近数試合に比べるとプレーに改善が見られる。ボランチとしてではなく、2列目としての方が、エリア内への侵入や、自由にドリブルでのトライが出来る分生き生きとして見える。現状人員過多とも言われる中盤で、唯一欠けているのはPellegriniのバックアッパーなので、そこが居場所になるかも知れない。

・Mayoral 6.0

彼の投入によりDzekoに最大限の賛辞を贈ることが出来た。本人は本意では無かろうが、試合のクロージング、引き立て役として活躍した。

・Paulo Fonseca 7.0

彼にとって最後となろうOlimpicoでのホーム開催の試合で、歴史と記憶に残る監督となることが出来た。最後の最後に彼の愛する4-2-3-1で結果が残せたのも満足であろう。特にこの試合に関しては、交代のタイミングも適切で、控え選手の準備も事前に出来ていた印象。守備面での構築はシーズン通してイマイチだったが、もっと早い段階からこの様な交代策が出来ていたらと悔やまれる。

総評
セリエAでの戦いは甘くないし、今シーズン欧州の舞台を逃したことによる損害は大きいが、「終わり良ければ全て良し」と言える。気持ちの面では最低限の清々しさで今年のシーズンを終えることが出来そうだ。
前半のLazioは、攻撃面では3CBでRomaの両サイドとDzekoを抑え込み、更にL.Leivaも使ってDzekoを挟み込みもうとした。また、自由に2列目から飛び出してくるLuis AlbertoとMilinkovic-Savicに幾度となく守備陣を攻略されかけた。しかし、Fuzatoが幾度となくゴールを守り切ると、DF陣もハイプレスを行い、しっかりとオフサイドに仕留めながらカウンターの隙を見つけ出し、素晴らしい連携と個人技で先制点を紡ぎ出すことが出来た。

後半にはLazioの間の空いたバイタルエリアを、Pedroが持ち前の個人技からのミドルシュートで破壊する言うなんとも無慈悲な攻撃を見せた。
とは言え、Lazioの守り方、攻め方は両方とも間違っておらず、L.LeivaはほぼPellegriniを放置していたにも関わらず、前線の3人を抑え込むことで、Pellegriniのパフォーマンス自体しっかりと無効化出来ており、攻撃面もFuzatoのビッグセーブ連発が無ければ相当に厳しかったはずだ。
そういった意味ではLazioとしてもRomaのカウンターをケアしていた筈だが、そこでの大きな誤算がFuzatoとDarboeが予想以上の大活躍であったのは間違いない。

これはFonsecaがシーズン終盤に撒いた種が早くも花を咲かせたことが勝因と言えよう。
このDerby勝利に浮かれることなく次節の勝利最低限の7位フィニッシュでシーズンを終了し、来季への準備として欲しい。


採点者:くわしん

小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はジェコ。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。

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