スポンサーリンク

【おはようメルカート】ベロッティ獲得ミッションはどうなっているのか?

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

昨日、チアゴ・ピントGMはメルカートの貿易拠点であるミラノに向けて出発した。いよいよ移籍市場も最終コーナーである。今ローマが取り組んでいる市場の動きを整理していこう。

目標 アンドレア・ベロッティ(元トリノ)の獲得

ベロッティとは300万ユーロの3年契約で合意がある状況。ただし、ローマはFFPの観点からキャピタルゲインを得る必要があり、そのためにモウリーニョ監督の構想外となっているショムロドフ、クライファート、フェリックスといった前線の選手を売却しなくてはならない。スポーツディレクター(以下SD)の常套句である『買うために売る』というやつだ。

状況

エルダル・ショムロドフ(→ボローニャ レンタル)
昨日行われた交渉は決裂している。買取義務で貸したいローマに対して、ドライローンを希望するボローニャとの話し合いは平行線を辿った。ショムロドフの才能はロマニスタの知るところではあるが、27歳という年齢から完全買い取りは厳しいだろう。個人的にはローマ残留希望派で、これまで一度も売ってほしいと思ったことはない。というよりもベロッティを獲得する必要性が今一つ見えてこない。

第1節のように、エイブラハム(FW)をマティッチ(MF)と交代させて、ペッレグリーニとザニオーロを一列ずつ上げて、攻撃の強度を保つという考え方は、やりくりという点で非常にクレバーだが、試合をクローズするという本質的な解決ではない。なぜならば本来であれば、フレッシュな戦力を入れなければならないからだ。そういった意味で純センターフォワードの獲得を希望しているのだろうが、それであればショムロドフ、フェリックスを使ってみた方が良かったのでは?とも思う。

フェリックス・アフェナ・ギャン(サレルニターナ レンタル)
こちらも買取義務で貸し出したい。開幕節でローマを退社したモルガン・デサンクティスSDとピントGMは話をしたが、ベロッティ獲得にレンジを合わせた金額交渉はカンパニアのクラブには高すぎる。サレルニターナはあともう一人ストライカーを加えたいが、残り少ないメルカートの中でローマとチキンレースをするつもりはないだろう。フェリックスにはサッスオーロも興味を持っているが、正式な交渉には進展していない。

ジャスティン・クライファート(フラム レンタル)
クライファートはフラムと個人合意に達しており、プレミアの潤沢な資金力から、高年俸と移籍手数料を約束されている。ただしフラムにレンタルすることは、キャピタルゲインの観点から損益を生み出す交渉の可能性がありピントGMはGOサインを出すことができない。これと同じ状況が先日カルレス・ペレスに起こった。この夏、ペレスに多くの高額オファーが舞い込んだが、セルタ移籍に夢中なペレスはこれらをすべて突っぱねている。この前例がクライファートを強気にさせている。過去にはサントン、ファシオ、エンゾンジと、ごね得の文化がローマにはあるのだ。

そのほか、アンテ・チョリッチ、ウイリアム・ビアンダ、リッカルディ、ディアワラと余剰戦力の整理をしなければならない。この難しさの背景には、モンチなのかペトラーキなのか不明だが、過去のバランスを欠いた契約がボトルネックになっているように思える。チアゴ・ピントGMはこの夏のメルカートについて公式会見を9月2日に開く予定だ。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました