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ナポリ戦前日会見:モウリーニョ監督「1-0で6回負けるよりも6-1で一度負ける方が良い」

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まず先に如月のスパレッティ監督に対する考えを明確にしておこう。現ナポリのスパレッティは近年トッティによるネガティヴキャンペーン(と表現して良いだろう)によって、世界中のロマニスタを敵に回してしまった。トッティを干した男、バルディーニと共謀して現役引退に追い込んだ人物というのがその理由だ。
こういった事はバッジョとサッキ監督の間にも起こったが、これは特定のサッカー選手がロックスターに等しい影響力を持ち得た時代の現象で、現在では殆ど見られない。しかし、ネットの発達した現代では永久にアーカイヴとして残り続ける為に、スパレッティが2005-06シーズンから始まるローマの躍進にどれほどの貢献をしたのかについては、伝える媒体が無いために今後もどんどん埋もれていくだろう。

しかし、スパレッティがいなければ、トッティはフォワードにならなかったという事実と貢献を忘れない。「いつか孫に、あのトッティを指導したことがあると言いたいのさ」と話した15年前のスパレッティ監督の情熱を未だに支持している。
とはいえ、明日ナポリが勝利すれば、諸々の留飲を下げるのはスパレッティだ。この試合に先駆けた前日会見で彼は「ロマニスタがブーイングするなら、私はかつてのローマで築いた栄光で慰める」と話している。ではそうしてもらおうじゃないか。公式戦3連敗は許されない。ローマはこの試合を絶対に落とすわけにはいかないのだ。

ルチアーノ・スパレッティは、明日が両チームにとって極めて重要な試合になると語っています。その意見に同意しますか?また、この試合に向けて、リック・カルスドルプとニコロ・ザニオーロのコンディションは如何でしょうか?

モウリーニョ監督「リックとニコロのコンディションは良い。出場に問題はないね。極めて重要な試合かどうかについては、私たちにとってはそうでもないな。これまでカンピオナートは好調で、結果よりもパフォーマンスが良い。これまで15ポイント積んでいて—―まあ、もうちょっと積んでいても良かっただろうが、それだけにこの試合は勝利したい一戦だ。ここまでナポリは全勝している。絶好調の相手に勝利するのはとても難しいが、それでもローマは勝利したい」

カンファレンスリーグのボデ戦で、クンブラ、ディアワラ、カルレスといった総額7000万ユーロの選手がプレーしたましたが、彼らのどこに問題があったのでしょうか?なぜ数人の選手はローマのレベルにないのですか?また、そのうち何人が今後改善されて、将来チームの有効なオプションになるとお考えでしょうか?

モウリーニョ監督「まずはじめに、クンブラ、カルレス・ペレスといった特定の選手名が挙がったが、それに関しては積極的に話したくない。だが、記者会見がこのような流れになっていて、そのうち質問されるであろうことは予想していたので、この機会に私から話をさせて頂こうと思う。これまでローマがやってきたことを嘲笑する人たちが多く存在する。そういった状況を承知でフリードキンズはローマを引き継いだ。チアゴ・ピントも同様だ。オーナーは笑いものになっている状況を解決するために多くのお金を費やしている。笑っている人たちの中には、(ローマから得た金によって)ポケットを札束で膨らました奴らもいるだろう。あなたの言う通り、ローマは多くのお金を使ってきた。しかし、現体制の私たちのお金の使い方は、幾つかの問題を改善して、プロジェクトに必要な条件を整えるために使われたものだ。このプロジェクトには時間が必要だ。もしも誰かが、モウリーニョはオーナーに不満を持っているなどと書くのであれば、それは全くのデタラメだ。ジョゼ・モウリーニョは選手が欲しいか?イエス。あらゆる監督がそうであるようにそうしたいさ。ジョゼ・モウリーニョは、各ポジションに同じレベルの選手が二人いるバランスの取れたチームを望むか?イエス。だが、モウリーニョはくそ野郎じゃない。フリードキンズやピントに多大な敬意を払い、ローマの現状を理解したうえで監督を引き受けた。そもそもあんな試合は一生に一度くらいなものだ。あと5分10分試合が続けば追加点を奪われていただろうが、その責任は私にしかない。選手でもなければ、オーナーでもなく、ましてやピントGMでもない。私だけの責任なのだ。理由はシンプルさ。なぜならば、敗戦の可能性を知りながらこのスターターをピッチに送り出したのは他でもない私だから。確かにこんな負け方は想像していなかったが、それでも責任は監督にある。怪我の可能性、人工芝、天候の不安、選手が足りていないことのリスク回避、正しい意図をもってあのスターターを選択した。ナポリ、カリアリ、ミランの準備をするためにそうした。そして、私は間違いを犯した。だから、あの試合の責任は紛れもなく私一人にある」

明日ナポリに勝利すれば、ノルウェーの事は忘れられるのでしょうか?

モウリーニョ監督「ナポリに6-1で勝利しても忘れることはない。ほかの選択をすべきだったという私の気持ちも変わらない。次のボデ戦は予告した通りファーストチームで戦う。怪我をしないことだけを願っている。私たちはトリゴリアで懸命に働いているが、同時にトリゴリアでネガティブなものを受け継いだ。それがローマの怪我の記録だ。ローマはこの4,5年、見たこともないような怪我の記録を持っている。これを現在私たちは重要視している。この問題を改善しなければならない。だから私たちは、メディカルスタッフ、スポーツサイエンスチーム、フィットネスコーチ陣、そして私自身を含む全員が一丸となってこの問題に取り組んでいる。そのために統計データを使っていて、その観点からもボデ戦のローテーションを決めた。これまで出場機会を与えることのできない選手たちはとても頑張っていて、その日々の努力でプレーチャンスを手に入れた。ゾリャ・ルハーンシク戦も同様の考えを持っていたが、その試合ではスモーリング、ペッレグリーニ、クリスタンテを入れてバランスを整えた。今回そうしなかった最も大きな理由は人工芝だった。人工芝は常に気を使ってしまう。だがそこを見誤ったね。私のミス、私の失敗だ。申し訳ないが、この大敗はローマの歴史として記録されてしまうだろう。それに関しては私にはもうどうにもできない。ただ、同様に私の監督史の一部となるだろう」

ネガティヴなシーズンになってもロマニスタたちはあなたを支持すると思いますか?

モウリーニョ監督「ネガティヴな結果については考えない」

過去2シーズン、ローマはビッグクラブに4勝しかしていません。これは心理面が大きく作用しているのでしょうか?

モウリーニョ監督「そうは思わない。数字はその通りだが、同意はできないな。私が問題だと感じているのは、過去2シーズン、ローマが6位7位で終わったことだ。それしか考えていない。言い方を変えれば、昨シーズンよりも好成績を収めることができれば、他のビッグクラブに勝てなくても問題だと思わないということでもある。私は強いチームと対戦するのが好きだ。ユヴェントスと戦うためにトリノへ遠征するのも、無敗のナポリを迎えるのも好きだね。過去の結果などどうでもいい。そもそも私が関わっているわけじゃないからな。明日は彼らと互角に戦い、勝利を目指す」

ナポリは4-2-3-1のワイドフォーメションで戦います。アウトサイドが中央へ切り込み、サイドバックにスペースを生み出します。このスペースを埋めるために、明日は攻撃陣にも多少の自己犠牲を求めますか?

モウリーニョ監督「であればナポリは同じようにミキタリアンとザニオーロに注意しなければならない。確かにインシーニェ、ポリターノ、ロサーノは優秀だが、ザニオーロ、ミキタリアン、エルシャーラウィも同じく良い選手だ。エリアの話をするのであれば、そこでは何一つ問題はない。当然、彼らの強みを油断してはならない。攻撃はナポリの長所だからね。だが、スパレッティも馬鹿じゃない。ローマを警戒しなければならないことくらい理解しているはずだ」

<了>

最後にコリエレの予想フォーメーションをお伝えいたします、

ROMA (4-2-3-1):

Rui Patricio; Karsdorp, Mancini, Ibañez, Viña; Veretout, Cristante; Zaniolo, Lo. Pellegrini, Mkhitaryan; Abraham.

Allenatore: Mourinho.

A disposizione: Fuzato, Boer, Kumbulla, Calafiori, Reynolds, Diawara, Darboe, Bove, C. Perez, El Shaarawy, Shomurodov, Borja Mayoral.

Indisponibili: Spinazzola, Smalling.

Squalificati: – .

Diffidati: Cristante.

NAPOLI (4-3-3):

Ospina; Di Lorenzo, Rrahmani, Koulibaly, Mario Rui; Anguissa, Fabian Ruiz; Zielinski; Politano, Osimhen, L. Insigne.

Allenatore: Spalletti.

A disposizione: Meret, Idasiak, Jesus, Zanoli, Demme, Elmas, Lobotka, Politano, Mertens, Petagna.

Indisponibili: Malcuit, Manolas, Ounas.

Squalificati:.

Diffidati: -.

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