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帰ってきたチャンピオンズリーグ学園『漁夫の利って何?』

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セリエ市役所前大通りにて。

カリアリ「め、恵んでくだせえ、旦那様」

インテル「なんだお前」

カリアリ「だ、旦那様ぁ。恵んでくだせえ。ミッドフィルダー足りなくてこのままじゃ首をくくらなきゃなんねえのです」

インテル「わかったわかった。きみは運がいいよ。なんたって俺は金を持ってるらな!」

カリアリ「旦那、そうなんでゲスか?」

インテル「まあね、なんたってコンテとルカクのいるクラブだからね。きみそんな事も知らんのかね」

カリアリ「新聞読まねえものでして、すいやせん」

インテル「新聞なんか読まなくたってウエイボーに俺のことくらい幾らでも書いてあるだろう?」

カリアリ「ウエイボー?」

インテル「中国版ツイッターに決まってるだろう!」

カリアリ「そ、そうでゲスか・・・。あ、いや、そんなことよりお願げえしますだ。旦那様」

インテル「仕方ない。俺は紳士だからね。3000万ユーロオーバーで購入したナインゴランを貸してあげようじゃないか!」

・・・・ぽわぽわぽわぽわわわ~ん

インテル「てな出来事があったのさ。俺はミラノで最もジェントルな男だからね。カリアリに戦力を譲ってあげたんだよ。あーっはっは」

ユヴェントス「ちょっと待ちたまえ、すると君はレンタルで選手を貸したという事だね」

インテル「そう言っているだろう!ちゃんと話を聞いていたのか?」

ユヴェントス「それは妙な話だ。ぼくも先日大通りでカリアリを見つけて同じ事を言われたんだ」

ローマちゃん「偶然だね」

ユヴェントス「それでぼくはルカ・ペッレグリーニを貸してあげたのさ。だって彼が開幕を迎えられなかったらかわいそうじゃないか」

ナポリ「ちょっと待ってぇや。わしもマルコ・ログ貸したで。ボーナス込み1800万ユーロの義務付きでええ言われたからな」

インテル「おいおい、おかしいだろ。金が無いって首くくろうとしてるのがなんで次の夏に1800万払えるんだよ?」

アタランタ「ちょ、俺も貸したぞ、マッティエッロ。使ってない右サイドバック貸して欲しいって言うから」

インテル「ど、どうなってんだ?おい、ローマ!お前なんか知らないのか?」

ローマちゃん「わ、私?し、知らないよ・・・」

インテル「ほんとだろうな?」

ローマちゃん「う、うん・・・ただ・・・」

インテル「ただぁ?」

ローマ「ストライカーがいないからデフレルを貸して欲しいって言われてるけど」

全員「カリアリ、むちゃくちゃ補強しとるやんけ!」

ということで、色んなクラブの余剰戦力の受け皿になったら、いつのまにか油断できない選手層になっていたというカリアリ。開幕はブレッシャと戦いますが、案外ダークホースになるやもしれない。昨シーズン凄く良いサッカーをしていたマラン監督にこれほどの戦力与えるのは怖いなと思います。ルカは再レンタルみたいな形ですけどね。

あと気になる移籍は、サンプドリアからヴェローナにヴァレリオ・ヴェッレが移動した事です。プレシーズンEDFの目の前でゴールを決めてはいたものの、チームに残れずに修行に出されてしまった。ローマのプリマ出身で、トップデビューはしなかったものの、当時は将来性があると言われていた、というかぼくが言っていた。

ということでローマのメルカート動向を観てみましょう。

Roma 夏の移籍

 加入 解説
  • Zappacosta (Chelsea)
勇猛果敢なオーバーラップ、剥がす動きなど左SBの2人と近い資質を持っている。その上フォンセカが敬愛するサッリ監督の指導を受けた経験もある。

彼の到着でフロレンツィをウイングで使う準備ができた。

  • Cetin (Gençlerbirliği)
トルコからやってきた未知のCB。動画で観る限り攻撃特性がありそうだがセリエAでは一抹の不安がよぎる。22歳なのでトップチームに残るとして、これでローマのCB補強は終わりだろう。
  • Veretout (Fiorentina)
ずっと怪我。
  • Mancini (Atalanta)
戦術的にマッチしているはずなのに、現段階でフォンセカの信頼を得られていない。
  • Pau Lopez (Betis)
シュートストッパーなところはアリソンに似ている。
  • Diawara (Napoli)
ここまで文句なしの活躍。視野角が広く、パスを散らす事が出来る。
  • Spinazzola (Juventus)
運営推し。ユヴェントスメイドの攻撃的SB。監督のサッカーを体現しているように思う。
放出 解説
  • Nzonzi (Galatasaray)
集合日にバックれるという荒技で移籍を表明していた。ラニエリは彼を再生させたが、今のローマでプレーするには運動量、インテリジェンスに欠けていた。
  • Gerson (Flamengo)
代理人である父が「やりなおせるならローマには行かない」と発言していたが、やりなおせるならローマはジェルソンを獲得しなかっただろう。
  • El Shaarawy (Shanghai Shenhua)
放出は悔やまれるが、穴は埋まるだろう。
  • Manolas ( Napoli)
マノラスの移籍よりも、それによってファシオが右(マノラスの位置)になったこと、JJがスタメンであることの不安が大きい。
  • Ponce (Spartak Mosca)
鳴り物入りでプリマに来たが、名前が野球ぽいという印象を拭うほどの活躍は出来ず。
  • Lu. Pellegrini (Juventus)
スピナッツォーラとのトレードで出ていった。資質で言えばフォンセカ好みのタイプだろうが、ここを上位交換するのが勝利を義務としたクラブなのだろう。

 

  • Karsdorp (Feyenoord)
ローマじゃみんな自分の事を黙々とこなしてチームって感じしなかったよと話していましたが、そういう殺伐とした時期にローマで出場機会に恵まれなかったのは悔やまれる。

なお、ザッパコスタはサントンの移籍が決まってからの発表という報道を読みましたが、本日メディカルチェックなのでもう移籍確定としました。

 

コメント

  1. 匿名 より:

    ウンデル、ザニオーロ、ジェコ、FFと次々と契約が更新されていって頼もしく思える反面、ペトラーキがゴタゴタ無くもっと早く就任していればファラオーネの放出、しかも格安でなんてなかったのかもと悔しくもあったり
    そしてルガーニ獲得のためにリッカルディを出すなんて恐ろしい噂が出たのも心配

    • 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

      匿名さん
      エルシャーラウィ放出が教訓になり今回の更新ラッシュになってるのかもしれないですね。
      センターバックはもう来ないですよ。だからリッカルディがレンタルで修行の可能性はあるけど交換トレードはないと思います。

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