AS Roma | Thursday, 6. May 2021 | Manchester United |
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3:2
(1st leg 2:6)
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goals | |
0 : 1 | Edinson Cavani 39. / right-footed shot (Fred) |
1 : 1 | Edin Džeko 57. / header (Pedro) |
2 : 1 | Bryan Cristante 60. / right-footed shot (Lorenzo Pellegrini) |
2 : 2 | Edinson Cavani 68. / header (Bruno Fernandes) |
3 : 2 | Nicola Zalewski 83. / right-footed shot (Davide Santon) |
この試合は勝利よりも決勝に行けなかったことに、より大きな価値があるように思えた。思えばぼくはスクデットを知らないロマニスタなので、ヨーロッパリーグは実現可能な夢の目標だった。それだけに決勝を逃したのはかなり悔しい。しかし、それ以上にぼくのローマが戻ってきたぞ、という感触がある。
ロマニスタは本当に感情の振れ幅が大きい。セリエAのどこのチームにシーズン途中に3位から4位に転落しただけで監督解任を議論し始めるファンや地元メディアがいるのだろうか?ましてや我々はユヴェントスではない。なかなか3位や4位の景色を見る事ができないにもかかわらずだ。と同時に、ロマニスタたちは別れの美学も知っている。ローマの監督ができて本当に良かったとフォンセカ監督が言えば、ロマニスタはGrazie misterと応える。終わってしまうから尊いと理解できているのだ。
カンピオナートはあと4節あり、そこで負けたらまた我々の怒りに火は点る。それでももう全ては終わった章で、結局は文句を言いながらもフォンセカとローマの物語を読み終えるだろう。
次のクロトーネ戦が終わると、すぐに12日ミッドウイークにインテル、週末にはローマダービーがある。翌週の最終節は色々と問題のあったスペツィアだ。どれも借りを返さねばならない相手に違いない。
話を戻してヨーロッパリーグ敗退後のフォンセカ監督のコメントをお届けしよう。
ローマは今夜正しいアティチュードで勝利して大会を去ります。満足感はありますか?
フォンセカ監督「まずはマンチェスターユナイテッドを祝福したい。この試合では、とにかく利用できる選手を集めるのが大変だったけど素晴らしい試合ができたと思っている。マンチェスターの後半45分は悔やみきれないが、それ以外の時間では私たちも決勝に行けると示せた」
それだけに1stレグの後半45分が悔やまれます。
フォンセカ監督「今夜は、あの45分を間違えなければ私たちは決勝に行けたかもしれないと思いながら試合を終えた」
ですが、この敗退がヨーロッパリーグにおけるローマの大躍進の価値を奪いはしません。
フォンセカ監督「良い大会だった。しかし、これがサッカーなのだろう。私たちはミスを犯し、ミスを見過ごさない相手と戦った」
今はカンピオナートに目を向けなければなりません。
フォンセカ監督「今夜、とても大事な出来事があった。それは、マンチェスター相手に互角に渡り合えるとうちの子たちが示す意思を持ったことだよ。私たちは良いパフォーマンスで、得点して、勝ち抜けに望みを繋ぐチャンスも作った。その状況でマンチェスターにゴールを許せば諦めムードになるのは普通の事だろう。でも今夜のローマは、私たちは、諦めなかった。あらゆる困難にも関わらず、勝利の為に最後まで戦ったんだ」
〈了〉
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