ローマの元祖プリンチペ、ジュゼッペ・ジャンニーニがディバラについて話しています。10番をつけた選手の発言は重みが違いますね。
ローマの背番号10には責任が伴います。
ジャンニーニ「だけど10番のユニフォームを着れば、アイデア、創造性、テクニックなど、ピッチのパフォーマンスがさらに向上するに違いない。ディバラはその全ての適した選手だ。もちろん私の知らないローマの企業戦略もあるだろうが、あのローマの背番号10はほんのちょっとしたファンタジーアを象徴しているのさ。あのユニフォームを着た者はピッチの上で閃きを発揮するんだ」
ローマでのキャリアを振り返ってください。
ジャンニーニ「私が加入したころ、ローマは低迷期で決して恵まれた時期ではなかったが、私は常に背番号10のローマのユニフォームに誇りを持ち、胸を張って生きてきた。それが私のプレースタイルと生き方だ。このクラブは簡単ではない。多くのカンピオーネを見てきたし、移籍してから花咲く選手もいたさ。アントニョーリ、プラティニ、ジーコ、ファンバステン、ボニエク・・・偉大な選手たちと出会った。多くの試合を通じて、大切な仲間ができた。満足のいく現役だったよ」
イタリアでは引退した選手はどのようにクラブと関りを持つのでしょうか?他のリーグでは帰属意識を高めるためにプレーしたクラブに戻る事例が多く見られます。
ジャンニーニ「様々な理由があるがそれをすべて話していると長くなるな。マルディーニの例を挙げてみよう。彼はミランに呼び戻されて、素晴らしい功績を残し、また解雇された。マルディーニのようなバンディエラの影響力を恐れているんだ。私はパオロ・マルディーニを知っている。バレージ、バッジョ、そしてジャンニーニを恐れるのは愚かなことだ。知的な人物ならば環境を改善するために、知識のある人からアドバイスを受けるだろう。彼らはみな自分の仕事をして、同時にアドバイスも与える有効な人物だ」
ディバラの将来についてどのようにお考えでしょうか?
ジャンニーニ「ディバラの価値は絶対的だ。彼をローマに留めるべきだし、私ならそうする。ただ、クラブの事情もあるからそれを尊重しなければならない。私は彼がこの街に残ることを願っている。スーレやペッレグリーニと一緒にプレーする姿を観ることは素晴らしいと思うよ」
<了>
コメント
ジャンニーニがいたからローマにハマったと思う。しかしながら映像はほぼ見てない。そして今も尚、ローマを愛している。ディバラを加入させたローマに大きく期待した。商売抜きにローマに留めて欲しい選手の1人。なんとか残ってくれないか!