ローマはトリノでの敗戦から立ち直り、ヨーロッパリーグへの拍車をかける為に今節のアタランタを落とすことは許されません。
各紙の予想フォーメーションは以下の通り。
IL MESSAGGERO – Pau Lopez; Mancini, Cristante, Ibanez; Karsdorp, Veretout, Villar, Calafiori; Pellegrini, Mkhitaryan, Dzeko.
LA GAZZETTA DELLO SPORT – Pau Lopez; Mancini, Cristante, Ibanez; Karsdorp, Veretout, Villar, Calafiori; Pellegrini, Mkhitaryan, Dzeko.
IL TEMPO – Pau Lopez; Mancini, Cristante, Ibanez; Karsdorp, Veretout, Villar, Calafiori; Pellegrini, Mkhitaryan, Dzeko.
CORRIERE DELLO SPORT – Pau Lopez; Mancini, Cristante, Ibanez; Karsdorp, Villar, Veretout, Calafiori; Pellegrini, Mkhitaryan; Dzeko.
IL ROMANISTA – Pau Lopez; Mancini, Cristante, Ibanez; Karsdorp, Villar, Veretout, Calafiori; Pellegrini, Mkhitaryan; Dzeko
選択肢が限られているので全て同じ予想となっています。強いて言うならば、アヤックス戦のリカバリーでトリノ戦を温存したカラフィオーリに代わり、経験豊富なブルーノ・ペレスを使うという若干の可能性はあります。
トリデンテはペッレグリーニ、ミキタリアン、ジェコで、ここはベストメンバーを揃えます。
以下は前日会見より抜粋。
ローマは2つの大会を戦うには充分ではないと思いますか?
フォンセカ監督「3月末まではトップ4に食い込んでいたが、その後主要メンバーの離脱や、ヨーロッパリーグの再開などスケジュールがタイトになって行った。他のクラブは1週間トレーニングできても、我々は1日しか時間がないときもあった。明日はカンピオナートで最高の状態に戻り、良いプレーをしたいと思っている」
ローマはアタランタから新たなインスピレーションを得たチームモデルを構築できるでしょうか?
フォンセカ監督「いいや、私たちと彼らは異なるクラブだ。アタランタが賞賛に値するチームなのは間違いないが、考え方が違うので一概にこのような比較をすることはできない」
〈了〉
ユヴェントスを追い抜き、ナポリの追随をかわしたいアタランタはモチベーション高くオリンピコに来るだろう。一方で8位サッスオーロに5ポイント差まで詰められたローマだが、先のトリノ戦を見る限りあまり期待は出来ない。
ところで、フォンセカ監督がアタランタと考え方が違うと発言するのはこれが初めてではない。特にプレスの手法についてはアタランタやヴェローナのやり方に否定的だ。しかし、ものすごくポジショニングに注意を払っているフォンセカ監督ではあるが、これが現状結果に現れない。我々の感想としては、パーを出すよと言われているのに頑なにグーを出し続けているような自らどツボにハマっているように思える。仮にアタランタに勝利しても、カンピオナートは今更感があるが、残りの公式戦を走り切るガソリンにはなるはずだ。
今のローマはヨーロッパリーグという枝葉にしか養分が行かず、セリエAの葉は枯れている。しかし、どちらも同じ幹から生えていて、この状態が続けば最後はローマという木そのものが枯れてしまうことを忘れてはいけない。
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