AS Roma | Saturday, 6. May 2023 | Inter |
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0:2
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goals | |
0 : 1 | Federico Dimarco 33. |
0 : 2 | Romelu Lukaku 74. |
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大きな不安を、オリンピコの期待感でマスキングして臨んだこの試合だったが、結局は一瞬の隙を突かれて失点を許し、試合も巧妙にコントロールされてしまった。今後のことを考えれば、チャンピオンズリーグはぼくたちの指から零れ落ちたように見える。しかし、モウリーニョ監督はこの敗戦に『誇り』という価値を見出した。
試合終了後の選手たちとの抱擁について教えて下さい。
モウリーニョ監督「君たちを誇りに思う・・・そうみんなに伝えた。彼らの多くは信じられないような努力をしたんだ。あるものは足を、あるものは肋間骨折を痛み止めの注射を打ってプレーした。そうまでしながら、チームと一緒にトレーニングして、自分の力を発揮してくれたうちの子たちには感謝しかない。そして共に戦ったスタジアムにも感謝したい。敗戦はいつだって辛いものだ。でも私は誇らしい気持ちで帰路につく。それに明日は久しぶりの休みだ。トレ・フォンターネでプリマヴェーラの試合を観戦して、木曜日にはまたここオリンピコに戻る」
木曜日のバイヤーレバークーゼン戦では誰が回復するのでしょうか?
モウリーニョ監督「楽観できる状況ではない。今夜は、チャンピオンズリーグの準決勝に出場したイタリアで最も強いチームと対戦した。マンチーニ、クリスタンテ、ペッレグリーニといった5,6人の選手は常時プレーしていて、完全に疲労が蓄積しているし、ベロッティやディバラは怪我をしながらプレーしている。エドアルド・ボヴェは、私がここに来た時、トリエスティーナに…名前が間違っていなければそうだったと思うが、どこかにレンタル移籍の予定だった。それが、今夜のようなプレーを披露するまでに成長した。この子の成長は並外れている。結果はともかく、私が幸せでいることのできる理由はある。それだからこそ、今の私には選手を悪く言うことはできないんだよ。「監督、もう限界です。交代させてください」そう言ってきた選手に私はこう返す。「君がプレーするか、でなければ私がプレーするかどちらかだ。だったら君はプレーするしかないんだ」ってね。極限の状況でプレーしている選手たちなんだよ。ベロッティは私にとって英雄だ。彼のようなフィットネスコンディションで試合に出られる選手はいない。ディバラは片足しか使えない状況で、スピナッツォーラも連戦で使うことは厳しい。だからこそ、私はうちの子たちのことを賞賛することしかできないのだ。これは私のキャリアで新しい瞬間なのだと思っている。これまで私は試合に敗れた時、敗北を受け入れることが難しく、常に分析と次の準備をしてきた。しかし今私は、ロマニスタのみなさんと同様に、優しさとリスペクトをもって選手たちを見つめている。そして木曜日に彼らと共にまたここに戻ってくる」
<了>
試合に関しては本当に残念で、残り5試合を難しい状況に追い込まれたわけですが、ここで個人的な話をすると、日本ではこの試合の観戦会が行われてぼくも参加しました。非常にタフな試合になることは最初から誰もが分かっていましたが、GWのなかでスケジュールを調整して集まったということが、まずひとつ、観戦会という文化が定着し切れていない日本のロマニスタにとって素晴らしいことで、その次に、誰からともなく『ROMA ROMA』の合唱が始まったこともとても感動的でした。
その瞬間、ぼくはここにいることができて最高だと感じましたし、どういったムーブメントを確立することが成功なのか、明確にイメージすることができました。試合が終わったとき、たとえそれが負け試合でも、見渡すと同じ仲間がいるというのは、ぼくたちは一人で歩いてはいないということなのだと思います。
だから、べっ、別に次の観戦会あんたがどうしても来たいって言うなら、仕方ないから一緒にローマ応援してあげてもいいんですからねっ!(←善きツンデレ)
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