現在4位のインテルをオリンピコに迎えるローマは、現在10位といまだ復調の兆しがない。監督が代わり、戦い方はより縦に早く、ゴールに対して直線的だ。しかし、その哲学を得点に結びつけることがまだできていない。今夜の相手はユリッチ監督とチームにとっても大きな試練になるが、勝利という最高の結果で下馬評を覆し、上昇気流に乗りたい。
いよいよインテル戦です。この試合の重要性を教えてください。
ユリッチ監督「インテルについては誰もが知っている。彼らは長年素晴らしいサッカーをしてきたトップチームだからね。インターナショナルブレイクの間、トリゴリアに残った選手たちはとても良いトレーニングした。戻ってきた他の選手たちも良い状態だ。問題はないよ」
インテルのような強いチームに対して、どのようにプレーしますか?
ユリッチ監督「インテルには弱点がない。どんなチームでも対戦するのは困難だろう。彼らは長年一緒にプレーしているから、ポジションを入れ替えたり、状況に応じてどう対処すべきかの意思疎通が完全に取れている。私たちはまずはいつもと同じプレーを心がけて、同じ考え方で戦おうと思う」
明日の試合ではアンヘリーニョとフェデリコ・ディマルコのマッチアップを観ることができますか?
ユリッチ監督「ディマルコが素晴らしいキャリアを歩んでいることを嬉しく思う。彼とはヴェローナで一緒に仕事をしたが、素晴らしい青年で努力家だ。彼を止めるのは非常に難しい。左足は非常に正確でマークも困難だ。今ではパーフェクトなフットボーラーに成長したと思うよ。だが、アンヘリーニョも才能あふれる選手だ。前回の試合でも言えるが、攻撃面においては、より相手にとって脅威になるべきだった。その点ではもっと期待しているんだ」
ローマはシュート数や得点期待値ではインテルと同じですが、実得点ではインテルが16ゴール、ローマは8ゴールと大きな差があります。
ユリッチ監督「前回の試合ではかなりの決定機を作り出した。しかし、まだまだ努力を続けなければいけない。うちの子たちはゴールを決める能力を持っている。それは過去の試合で証明されていることだよ。だから、今はただのスランプだと願い、明日のインテル戦ではもっと得点できると信じたい。私たちローマのメンツや、選手たちがこれまでに成し遂げてきたことを考えれば、今よりも、もっと多くのゴールを決めることができるはずだ」
昨シーズン、トリノを率いてインテルと対戦した際、4バックでうまく守備を構築しました。
ユリッチ監督「インテルに対して、3バックと4バックの両方でプレーしたが、基本的な哲学そのものはほとんど変えていないんだ。ローマがやるべきプレーをするには、インテルに対して完璧に対処しなければならない。集中し、全力で取り組む必要がある。そうすれば、自分たちに有利に進む可能性はある」
そのアイデアは明日の試合でも観ることができるのでしょうか?
ユリッチ監督「トリノで試したときのようにプレーし、90分とアディショナルタイムでその考えを維持する必要がある。交代選手も重要で、正しいメンタリティも必要だ」
ディバラとドブビクのコンディションは?
ユリッチ監督「ドブビクは代表で少し痛みを抱えて戻ってきたが、ここ数日で回復したよ。むしろとても良い状態と言える。パウロはフォームを取り戻すために努力を続けている。すでに3〜4回の非常に良いトレーニングセッションも行った。彼の起用法もうまく試合のなかで考えなければならないが、基本的に二人とも使える状態だ」
<了>
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