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【必読保存版・2020年ローマ・プリマヴェーラの現在地を知ろう!】モルガン・デサンクティス、プリマを語る

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デサンクティスディレクター最新インタビュー

才能ある選手の契約延長。外部から来たゼネラルマネージャーにとって、これが早急に手を打たなければならない仕事だった。そして、この仕事を現場レベルで成功に導いたのが、我らがモルガン・デサンクティス執事だ。彼は現役引退後、EDF時代にチームマネージャーを務め、その後スポーツディレクターになるという噂もあったが、現在ではユースを総括するディレクターに昇格している。その最中このコロナの影響で、カンピオナート・プリマヴェーラは全現在中断になってしまった。これにデサンクティスは憤りを隠さない。

最後にローマを影で支えるクラブ・ディレクター、モルガン・デサンクティスのインタビューをお伝えしよう。
彼の言葉から、現場のライブ感やローマの方針を感じ取って頂きたい。また、引退して新しいキャリアを進んだ人間のリアルな言葉は多くの人に共感してもらえると思う。

今月に入り、クラブは5人の若者と長期契約を結びました。これはどのようなメッセージなのでしょうか?

デサンクティス「若い選手のエキサイティングな可能性を信頼し、投資するという意味なんだ。私たちは選手の業績に応じた新しい契約形態がある。今回の契約は、代理人、御家族、本人と話し合い決められたものだが、忘れてはいけないのは、これらの契約延長は、あくまでも選手たちがチームの為にしてきた努力の結果ということだね」

プリマヴェーラのカンピオナートは中断されました。

デサンクティス「経済面から、セリエA、セリエB、レガ・プロや女子リーグが継続するのは理にかなっている。しかし、文化的にプリマヴェーラ1と2の価値を考えれば、リーグを止めるという決定にはただただ驚かされたね。多くのクラブがユースに対して、トップチームと同じ医療措置とプロトコルに従うようにしている。それだけにもっと考慮してもらえるのだと期待していたんだ」

現在シーズン6戦6勝、アルベルト・デ・ロッシ監督のプリマチームにはどの程度満足していましたか?

デサンクティス「開幕当初からこのチームには自信を持っていた。特にコロナという特殊な時期に、トップチームが人手不足の際に役に立つだろう可能性の選手を持っているという点ではね。しかし、ここまでリーグ全勝はクラブの期待を大きく超えた結果だと言える」

下部組織はどのようなコンセプトで運営されているのでしょうか?

デサンクティス「我々のユースセクターは、最終的にトップチームに行ける選手を生み出すというコンセプトに基づいて、U-10(アカデミー)からU-19で構成されているんだ。その中でも1番上のカテゴリーであるプリマヴェーラでは、フォンセカ監督がトップチームで実践しているのと同じ技師的及び、戦術的アイデアに取り組んでいる。この夏、私たちはプリマを強化する為に、2002年生まれの選手を補強した。新しい選手を探し、獲得するプロセスは、フリードキン体制で新しく予算を組んでもらって実現できた」

現在下部組織には多くの外国人選手が在籍しています。

デサンクティス「国外のタレントを買い集めることはローマの目標ではないんだ。私たちは地元ローマの才能をこのクラブに連れてきたい。ただし、ユースに関しては、国内だけではく、国際的な規則にも対応しなければならない」

ローマ出身の人材はどのように見つけるのですか?

デサンクティス「これにはブルーノ・コンティ(元ローマユース責任者)に感謝しなくてはいけない。私たちは再び彼の都市周辺のスカウトと人材発掘のシステムを復活させた。これにより、この街の才能を負い続けられると思う。もちろんイタリアの他の地域や、国外からも引き続き良い若手を連れてくるだろうが、これだけは言わせて欲しい。私たちの活動拠点であるここローマは、伝統的に才能ある若者が現れる土地であり、それを最大限に利用することは私たちの義務なんだ」

個人的なことについてお伺いします。いまロッカールームにいて、時折ピッチが恋しくなることはありますか?

デサンクティス「正直に言えば、そうじゃない。当時、モナコとは契約が残っていたが、途中で引退を決意したのは、プレイヤーとして手に入れられるものを既に手に入れたからなんだ。私はサッカーが大好きで、辞めたあと何をするのか真剣に考えた。しかし、ローマが再び私を呼び戻してくれた時、それらに答えは出ていたと感じたんだよ。選手としてローマを去ったときは悲しかった。だけど、彼らから呼び戻された時、選手とは別の形で試合に戻ることが正しいと気がついた」

引退の時に最初に感じたことは?

デサンクティス「引退すると決めたら、サッカー選手としての人生が終わり、新しい人生のキャリアを歩まなければならないということは誰でも想像できる。しかし、それでは直面する変化を完全に想像できたとは言い難いね。辞めた瞬間に、私はかつてのチームメイトたちが何を経験したかを理解することができた。現役時代は自分中心に世界が回っている。1日2,3時間集中して取り組むだけで、あとはサッカーに影響を与えないように注意を払えば、残りの時間を趣味や家族と過ごせる。引退して、自分がサッカーでどのような新しい役割で関われるかを考え、そのための勉強と準備に集中することで、引退の喪失感を克服したんだ」

その後どのようにキャリアを進んだのでしょうか?

デサンクティス「最初にローマに声をかけてもらい、ディフランチェスコ監督のチームマネージャーを務めた。それではじめてピッチの外におけるサッカーの難しさを理解したよ。同時にUEFA B、UEFA A、UEFA Proのコーチングライセンスを取得して、その後にスポーツディレクターライセンスと、ジョヴァニリ(ユース)責任者の資格も取得した

なぜ監督にならずにディレクターの道を選んだのですか?

デサンクティス「資格の為に勉強している間は、監督かディレクターを選ばずに、自分にどちらが適しているのかを見極めようと考えた。ピッチとロッカールームには威厳のある自分が必要だ。しかし、私が監督だったら、おそらく選手への要求は厳しく、威厳が強すぎただろう。デスクに座ることで、私は自身の考えをより深く整理して、言葉をまとめることができるんだ」

<了>

無事プリマのカンピオナートが再開して、再び連勝街道を走り続け、そこから未来のバンディエラが誕生したら最高だ。これからのプリマ事情に注目しつつ、ローマを応援していきたい。長い記事になったけれど(3割サッカーに関係ない話ですいません)、よろしければSNSで積極的にRTやいいねで拡散してもらえるととても嬉しいです。Forza ROMA!

 

 

 

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