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ペトラーキ(元ローマSD)がサレルニターナ就任へ

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Roma 08/07/2019- presentazione nuovo allenatore A.S. Roma / foto Insidefoto/Image Sport
nella foto: Gianluca Petrachi

今シーズン、開幕から12試合未勝利で低迷を続けたサレルニターナは、シーズン終了を待たずしてセリエB降格が確定した。立て直しが急務となる次のシーズンに向けて、代理人を通じてペトラーキを紹介されたダニーロ・イエルヴォリーノ(オーナー)は、この数週間の間で、ローマで二度、サレルノの有名レストランで一度、会談を行った。

ペトラーキがローマで突然の職務停止から解雇になったのは2020年6月18日。当時、都市封鎖によりコロナ渦が収束方向に向かっていたイタリアの第二フェーズとして、政府は厳密な医療プロトコルに従ったプロスポーツの再開を発表した。ペトラーキSDはトリゴリアのオフィスに戻り、今後のメルカートに関する記者会見を開く。その会見で、記者のひとりがショッキングな質問を投げかけた。

「あなた自身がローマから契約を打ち切られるという報道もありますが・・・」

ジャーナリストとクラブが良くも悪くも密接であるこのローマで、ペトラーキは記者に一切情報を漏らさないという潔癖を貫いていた。彼の表現を借りるならば「記者とコーヒーを飲まなかった」のである。確かに彼の在任時期にメルカートのリーク情報はほとんど聞こえてこなかった。しかし、この潔癖がローマのメディアの反感を買い、ペトラーキ解雇の噂になったのだとぼくは思っていた。しかし、ペトラーキはその質問の後に解雇された。ローマの誰かは記者とコーヒーを飲んだのだ。

この解雇劇は訴訟問題に発展したが、あれから4年経ち、ようやくペトラーキがカルチョに戻ってきたことは素直に嬉しい。サレルニターナに話を戻すと、ゼネラルマネージャーのワルテル・サバティーニがクラブを去っている。サバティーニもカルチョの夏の目利き人で、アメリカ資本になったローマで奇跡的な補強を行った人物だ。サレルニターナ時代には、フェデリコ・ファシオ、ディエゴ・ペロッティといったローマで活躍したビッグネームを呼び寄せた。元ローマのGK、モルガン・デサンクティスも引退後、ローマのチームマネージャーとなり、その後はサレルニターナでディレクターになったはずだ。

近年、ローマ色の濃いサレルニターナだが、ペトラーキが到着して、今後どのような補強をしていくのかは楽しみだ。ジャンルカ・マンチーニ、レオ・スピナッツォーラ、ジョルダン・ヴェレトゥ、ヘンリク・ミキタリアンをローマに連れてきた彼は、サレルニターナ再建を、ダニエレ・デロッシのかつてのチームメイト、アルベルト・アクイラーニに託そうとしている。

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