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バルナバ顧問「フリードキンがモウリーニョを呼んだ理由は···」

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当時JPモルガン投資銀行のグローバルチェアマンだったアレッサンドロ・バルナバは、昨年のローマ買収ミッションにおけるフリードキンのメインアドバイザーを務めた人物だ。そのバルナバが経済誌でフリードキンの仕事について語っている。フリードキンは同じビジネスマンからどのように見えているのか、ニッチな内容ではあるが、興味深いインタビューでもある。

あなたはフリードキンのローマ買収ミッションにおける主要アドバイザーの1人でしたが、彼らがクラブを購入したのが8月であることを考えると、殆ど自身の力を発揮する機会は無かったと考えられます。これから始まるフリードキン体制の本格的な1年をどのように見ていますか?

バルナバ「幸運にもJPモルガン時代にダンとライアン・フリードキンに出会い、その関係は私が退職した後も続いた。2人はまず、首都圏だけではなく、その他の地域でも大きな社会的価値を持つ歴史的なクラブを購入したという認識を持ってここに来たと言わせてもらいたい。彼らは環境を知り、ここで働い人々を知るためにローマで生活することを選択している。その上で、何をすべきかを見極めて意思決定出来るようにしていったんだ。私はクラブのストラクチャを見ながら、フィエンガのような有能な人材を確保して、スカレラ(新スタジアム担当)、ヴィタリ(弁護士)を呼び寄せて、状況により良く管理できるようにした。しかし、競技面ではそう簡単にはいかない。クラブの内情がハッキリするまでは重要な決定を保留とした。私たちがチアゴ・ピントを招いたのは、彼がサッカーに精通しているだけではなく、数字を読むことも出来たからだ。その間、フリードキン親子は、ロマニスタたちが、共に戦い、喜び、苦しむことの出来るバンディエラを求めている事も理解した。それ故に彼らによる(競技面での)最初の決定が、モウリーニョ招聘になったのさ」

〈了〉

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