昨日で2021-22シーズンが終わりました。そういやこのシーズン、象徴的な事と言えば、トッティがオリンピコに戻ってくるようになりましたね。メディアは、バンディエラのローマ帰還について様々な憶測を書きますが、当の本人は「家に帰ってきただけ」と実にスマートに復帰の噂をスルーしています。
そんなトッティが、オリンピコに来るたびに連れてきているのが長男のクリスティアン。二人揃ってローマの試合を観戦する姿は、「これはもしや将来倅も10番つけるんじゃなかろうか…」と期待してしまうわけです。しかし、これについてそろそろぼくたちは真剣に考える必要があるのかもしれません。現在16歳の彼は、次のシーズンからはUNDER-18に進級するのですが、果たして進級できるのか?
てなわけで2021-22シーズンのご子息の成績をまとめてみました。
Matchday | 対戦相手 | 結果 | ポジション | 出場時間 |
1 | Ascoli Under 17 | 0:2 | 招集外 | |
2 | Cosenza Under 17 | 2:0 | ベンチ入り(出場なし) | |
4 | Salernitana Under 17 | 1:7 | 途中出場1アシスト | 7′ |
5 | Crotone Under 17 | 3:0 | ベンチ入り(出場なし) | |
6 | Napoli Under 17 | 1:1 | 招集外 | |
7 | Ternana Under 17 | 7:1 | 22′ | |
8 | Lecce Under 17 | 0:0 | ベンチ入り(出場なし) | |
9 | SS Lazio U17 | 0:0 | 招集外 | |
10 | Reggina Under 17 | 0:1 | 招集外 | |
11 | Frosinone Under 17 | 4:2 | 8′ | |
12 | Benevento Under 17 | 0:6 | 招集外 | |
17 | Salernitana Under 17 | 4:1 | 5′ | |
18 | Crotone Under 17 | 0:5 | 招集外 | |
14 | Ascoli Under 17 | 2:0 | ベンチ入り(出場なし) | |
15 | Cosenza Under 17 | 1:2 | ベンチ入り(出場なし) | |
19 | Napoli Under 17 | 3:2 | 招集外 | |
20 | Ternana Under 17 | 3:6 | 5′ | |
21 | Lecce Under 17 | 3:0 | 15′ | |
22 | SS Lazio U17 | 1:1 | 招集外 | |
13 | Perugia Under 17 | 5:1 | 18′ | |
23 | Reggina Under 17 | 6:0 | 途中出場1ゴール | 7′ |
24 | Frosinone Under 17 | 0:1 | 招集外 | |
25 | Benevento Under 17 | 4:2 | 招集外 | |
26 | Perugia Under 17 | 3:4 | ベンチ入り(出場なし) | |
Quarter-Finals 1st leg | Fiorentina Under 17 | 2:0 | 招集外 | |
Quarter-Finals 2nd leg | Fiorentina Under 17 | 3:1 | 招集外 | |
Semi-Finals | Inter Under 17 | 1:2 | 招集外 |
スタメン0回、途中出場8回(87分)、ベンチ入り6回、招集外13回。…むむむ、といった数字です。しかも父親と同じストライカーなので、なかなか将来の見通しが不透明な感じがしますね。トッティは数年前に「俺がクリスティアンくらいの頃はもっと上手かった」とか「ほかのスポーツをやったほうが良い」と発言していて、そりゃこれまでのキャリアで化け物ばかり見てきたトッティですから、「うちの息子だめそうだな」とシビアなプロの目で見極めているのかもしれません。ということで、ローマでプロになるのは現状厳しいのかなといった感じです。とはいってもローマに所属しているわけですし、セリエB、Cでプレーできるタレント性はあるのかもしれません。それに、まだ16歳なので、これから化ける可能性もあります(そういえばトッティって16歳でプロデビューしたんでしたっけ)
それでもローマメディアでは、唯一のゴールが、かもフランチェスコ・トッティを彷彿とさせるミドルレンジのシュートだったということで盛り上がり、クリスティアンが将来ローマのトップで10番をつけるというブックメーカーの倍率も変動したのだとか。
ローマでワンクラブマンになりたいという過ぎた夢を持たなければ、サッスオーロで名を上げて買い戻しという、いわゆる『バンディエラルート』があり、この夏、そこに新たにフラッテージも加わりそうな予感。つまり、サッスオーロでブレイクしたローマプリマ出身のフラッテージを、ローマは買い戻そうとしているのです。フラッテージもローマに戻りたいと考えており、すでに年俸200万ユーロで話がついている。彼が戻ってくれば、これはマッテオ・ポリターノが2021年に成し遂げられなかったおとぎ話の実現となるでしょう。さあ、フラッテージ『バンディエラルート』『ペッレグリーニEND』に到達できるのでしょうか?楽しみです。
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