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【EL準々決勝1stレグ マッチレビュー】フェイエノールト 1-0ローマ

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Feyenoord Thursday, 13. April 2023 AS Roma
1:0
goals
1 : 0 Mats Wieffer 53. / right-footed shot  (Oussama Idrissi)
1 Justin Bijlow
4 Lutsharel Geertruida
5 Quilindschy Hartman
18 Gernot Trauner
33 Dávid Hancko
10 Orkun Kökçü
17 Sebastian Szymański yellow 36′
20 Mats Wieffer yellow 18′
7 Alireza Jahanbakhsh 71′
26 Oussama Idrissi 64′
29 Santiago Giménez 82′
Substitutes
15 Marcos López 82′
9 Danilo 71′
14 Igor Paixão 64′
21 Ofir Marciano
22 Timon Wellenreuther
2 Marcus Pedersen
6 Jacob Rasmussen
28 Neraysho Kasanwirjo
25 Mo Taabouni
30 Ezequiel Bullaude
48 Antoni Milambo
11 Javairô Dilrosun
1 Rui Patrício
3 Ibañez
6 Chris Smalling
23 Gianluca Mancini
37 Leonardo Spinazzola 84′
4 Bryan Cristante
7 Lorenzo Pellegrini 46′
8 Nemanja Matić
59 Nicola Zalewski
9 Tammy Abraham 58′
21 Paulo Dybala 26′
Substitutes
19 Zeki Çelik 84′
25 Georginio Wijnaldum 46′
11 Andrea Belotti 58′
92 Stephan El Shaarawy 26′
63 Pietro Boer
99 Mile Svilar
14 Llorente
24 Marash Kumbulla
20 Mady Camara
52 Edoardo Bove
62 Cristian Volpato
68 Benjamin Tahirović

前日会見でモウリーニョ監督は対戦相手をこのように分析した。

モウリーニョ監督「正直フェイエノールトは弱点のない強いチームだ。優れた選手たち、驚異的な攻撃力、ダイレクトプレーに秀でて、キーパーも両足が使える。ローマはザルツブルク、レアル・ソシエダといった強敵を倒してきたが、明日のフェイエノールトはより強く、数週間後にはリーグ優勝を決めるモチベーションの高い相手だ」

この発言を受けて、ある程度予想はしていたが、ローマはレイオフでボールを前方に運ぶという、完全なフェイエノールト仕様の戦い方で試合に入った。しかし24分、早々にローマにアクシデント。お互いがポゼッションしたいという戦局の中でディバラが負傷、早くもスーパーサブ、エルシャーラウィの投入を強いられた。

前半最も大きなチャンスは43分、相手のハンドでリゴーレを得る。蹴るのはカピターノ、ペッレグリーニ。前日会見でモウリーニョ監督はこう話した。「最高のペッレグリーニはまだこれからかもしれないね」今シーズン、及第点のプレーは見せているものの、以前ほどの得点力が形を潜めているだけに、このリゴーレはローマのみならず、カピターノ自身をも救う得点になるはずだが、結果はポスト直撃で決めきれず。そのまま後半に折り返した。

HTにペッレグリーニOUT、ジニ・ワイナルドゥムを送り込む。ジニはボールをはたいてボックスに飛び込んでくるので、得点が必要なローマにとっては現時点でペッレグリーニよりも有効な攻撃力ではなかろうか。

しかし先制は54分フェイエノールト。左サイドでウインガー、ウサマ・イドリシがザレフスキを剥がしてペナルティエリアに侵入。大きくマイナスのボールを送ると、ペナ外で待っていたマッツ・ウィーファがダイレクトシュートでネットを揺らした。

さらには、その直後にエイブラハムが肩を痛めてベロッティと交代。負傷者で交代枠を2度使うベンチワークの限定される展開に突入してしまう。62分ローマはコーナーキックのチャンスでゴール前の混戦状態からゴールしたかに見えたが、これはラインを割っておらずノーゴール。

70分を過ぎると、試合は徐々にフェイエノールトが上手く守りながらカウンターという構図。しかし。ここで目を惹いたのはザレフスキで、ドリブルで相手をかわしてボールを運ぼうというウイング然としたプレーを見せ始めた。本来左サイドを主戦場とするザレフスキが右サイドになって、わかりやすく失ったのが、カットインやシュートといった局面を変える技術だとぼくは思っている。


これについては、絶賛発売中のフットボリスタ5月号の『現代ウイング考察』でも書かせて頂いた通りだが、相手のプレスがそこまで強くなければ右でも良さは出せそうだというのがこの試合でささやかな収穫だろう。詳しくは書店でお買い求めいただけると幸いである。閑話休題。

ただし、これを膠着状態と考えたモウリーニョ監督は、チェリクを右サイドに投入して、ザレフスキを逆足を活かせる左に移動させた。これは実質攻撃的な選手を両サイドに置いたに等しいが、時すでに遅しといった状況で、アディショナルタイム4分を相手に上手く使われると、スコアはそのまま動かず1-0で試合終了。

最少失点数という言い方もできるが、勝つに越したことのない状況には違いなく、勝ち抜くためには最低でもあと2点が必要となる苦しい状況だ。もちろん満員のオリンピコの魔法には期待している。

こんな状況でなんですが、現在数年ぶりにロマ速アンケートを実施中なので、ぜひ敬虔なロマニスタ諸氏にはご回答頂けると嬉しい限り。

アンケートはこちらから👇

2023ロマ速アンケート
実に2年ぶりのロマ速アンケートを実施します。これだけ時間を空けると、ロマニスタの中にも色々と認識の違いが生まれたり、独自の意見があるのかなとみなさんの回答にわくわくしています。

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