完敗と言ってよいだろう。ローマが果敢に攻める時間もあったが、ホーム戦、2位とのポイント差といった心の余裕から、ナポリは常にうまく試合をコントロールし続けた。守りに固執しない、攻撃に過重しない、選手がまるでひとつの意思を持つ生き物のようにピッチで動き続けたナポリには拍手を送るより他ない。以下、ミステル試合後のコメント。
モウリーニョ監督「開始1分から良い形で試合に入れた。オシムヘンのゴールが不当に感じる事もあった。なぜならば、私たちはハイプレスを掛け、ボールをリカバーし続けたからだ。負けたし、スタジアムの雰囲気は最悪だったけど、ローマに自信を持っている。間違いなく今季最もナポリを苦しめたチームなのだと。そして今夜起用した3人が、トリゴリアの人工芝でプレーする子供たちだったことを考えると、彼らが楽しそうに天然芝のピッチに飛び出していく後ろ姿には例えようのない喜びを覚えたよ。時にサッカーは不公平だ。勝利に値するチームが負けることもある。うちの子たちは皆、意気消沈していたが、その魂は自信に満ちていた。今夜ローマは勝利に値した。次は水曜日にオリンピコでお目にかかりたい」
スパレッティ監督とはどのような話を?
モウリーニョ監督「試合前にプレゼントをもらったんだ、その話しさ。まだ梱包はといていないが、その心遣いが嬉しいかった。試合後抱擁をかわしたよ。今シーズンはナポリのものだと」
<了>
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