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前日会見:パウロ・フォンセカ監督(ローマ)、モンテッラ監督(フィオレンティーナ)

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こないだ『孤独のグルメ』に出てきそうな定食屋見つけたって言ったじゃないですか。行けるときはほとんどそこで食べてるんですよ。ただ、難点は、店を切り盛りしている夫婦が無茶苦茶フレンドリーという部分で、ぼくは店主たちと客が談笑しているのを聞く分にはいいのだけれど、あくまで観測者でいたい。しかし、店主がぐいぐい来るわけですね。突然、年末旅行行くんですかい?と、話しかけられて、「あ、まあ、ちょっと・・・ぐひ、びひひひ」みたいになるじゃないですか。そんで、こっちがエア検索(スマホのページをスクロールさせて何かを調べる振り)していても、お構い無しに話しかけてくるのです。「どこに行くんですか?」「まあ、あの・・・〇〇〇〇です」「へえ~いいなぁ。俺もそこ行くつもりなんですよ。そうだ、俺FACEBOOKで旅行のコミュニティに入ってるんで招待しますよ!」「あ、ぼくFACEBOOKやってな」「本当にオススメなんですよ!飲食店やってるとなかなか旅行とかいけないじゃないですか。でも・・・」以後ずっと店主のターンでした。
ぐいぐい来るタイプというのは、基本みんなが自分と同じ考え、同じ事をしていると思っているので、予想外の答えを言語として認識しないわけです。だから、彼らは、誰もが俺と同じように年末に旅行に行き、誰もが朝には俺と同様にチノパンにアイロンに折り目をつけて、俺かそうするように目玉焼きをサニーサイドアップで焼き、夜にはニーナ・シモンのレコードに針を落として、たまにテレビを観て泣き、そして、如月がFACEBOOKをやっていると信じて疑わない。だから彼の世界に失望はない。しかし、果たして彼の人生は幸福なのだろうか。なぜならば、失望の存在を認識できなければ、相対的に幸福を定義できないからである。しかしながら、帰る頃にはぼくはすっかりフェースブックの人みたいな扱いになっていて、よく知らないフェースブックについて暫し議論する羽目になった。やれやれ。

そんなんで、食べ終わると気疲れでひどく消耗した如月ですが、それを差し引いても(もしかするとそれも店の良さかもしれませんね)、とても良い店で、いつか松重豊が来たらいいのになーと思いました。

そんな疲れたぼくが更新するローマ速報へようこそ。いよいよ年内最後のビッグマッチ、ローマはフィオレンティーナを倒すべく、アルテミオフランキに乗り込みます。

スモーリングは明日プレーしますか?

フォンセカ監督「クリスは昨日と今日、全体トレーニングに参加者した。コンディションは良いし、選択肢の一つだね」

フィオレンティーナは難敵です。

フォンセカ監督「ローマにとってフィレンツェの地は常に難しい。フィオレンティーナは、強い選手が在籍する良いチームだと思っている。インテル戦では良い戦いをしていたよね。とにかく集中して臨まなければならない」

ヴェローナ戦以降、クライフェルトの状態はどうでしょう?

フォンセカ監督「まだ万全ではないので、リスクは冒さないほうがいいだろう。完全に回復するまではもう少し必要だ」

スピナッツォーラのコンディションはどうでしょうか?また、来年のユーロを視野に入れている選手がプレー機会を求めるという状況にはどう対処しますか?

フォンセカ監督「コンディションは問題ない。彼の出場は単なる技術的な選択だ。私はローマについて考える。これが最も重要だ。選手たちがどう考えるか、この種の状況は理解しているが、それでも私はローマの監督で、チームにとって最も良い選択をする必要がある」

キエーザの不在で守備戦術の変更はありますか?

フォンセカ監督「いいや、彼がプレーするかはまだわからないが、それがローマに与える影響はない」

昨シーズンの7-1のリベンジは?

フォンセカ監督「昨シーズンの試合の話はしない」

ペトラーキとは冬のメルカートについて話をしましたか?

フォンセカ監督「彼とは毎日話してるよ。メルカートだけでなく、選手たちや、家族についても話し合うがね」

SPAL戦でアレクサンダル・コラロフは遅れた対応からリゴーレを誘発しました。こういった場面の改善に取り組むことはできますか?

フォンセカ監督「組み立ての最初の段階でサイドバックには多くの仕事がある。それが私たちが取り組んできたものだ。選手はボールローテーションを行う為に正しい動きをする必要がある。そこを改善すべく取り組んでいるよ」

フロレンツィからイタリア代表の選考について話をされたことは?また、ヒサイ(ナポリ)はあなたのお気に入りですか?

フォンセカ監督「私は他のクラブの選手についてはコメントしない。また、フロレンツィとは代表云々の話をした事はないね。ローマについての話しかしていない。ところで、私から記者の皆さんにいいかな。今年の前日会見もこれで最後なので、私から皆さんに挨拶をさせて頂きたい。メリークリスマス&ハッピーニューイヤー、良いお年を!」


ヴィオラのニーノ前日会見。

モンテッラ監督「私にとって、ローマと対戦するのは他のどのクラブとも違うんだ。ローマは家で、私の心を残してきた。選手として、監督として、私に多くの喜び、そして多くの痛みを与えてくれた。フォンセカ監督は素晴らしいアイデアを持っているね。彼はリスクを承知のポゼッションで、とても攻撃的なサッカーを、このイタリアで上手く表現している。フロレンツィを獲得するのか?いや、それを考える前にパネットーネ(クリスマスのケーキ)を食べようよ(笑) 私は食べるのが好きなのさ。それが好物ならね・・・」

この会見の後、フィオレンティーナはキエーザの召集を見送りました。どちらのチームにも勝たねばならない理由があり、似たチーム同士の対戦になると思っています。ローマの勝利を信じて応援しようずらぜ!

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