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ヘンリク・ミキタリアン「諦めることはいつだって簡単だ」

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ご存知の通り、コロナの影響で各国のリーグが中断した。最も大変なのが選手の契約形態ではなかろうか。リーグの終わりが何月に伸びようと、レンタルなどの単数年契約でプレーしている選手は、本来シーズン終了の6月30日で満了となる。そこでクラブとしては契約の延長をしなければならない。
ローマはアルメニア代表であり、現アーセナル所属のミキタリアンを6月30日までのドライローンで借りていたが、この度、さらに2ヶ月の契約延長が発表された。そして、今回の契約には、来季の暫定合意も含まれているのだとか。これからも彼の素晴らしいテクニックを堪能できるのは嬉しい限りだ。レンタル延長後のミキタリアンのコメントをご紹介したい。

ミキタリアン「本当に嬉しいね。これからもローマでプレーできるし、来シーズンの暫定的な合意もあった。俺はまだここで達成したいこと、達成していないことがあるんだよ。今季をより高い順位で終えたいという想いがあるんだ」

ローマで過ごしたこれまでをどう評価していますか?

ミキタリアン「ローマには意欲を持ってやって来たよ。ゴールも決めたし、アシストもできたよな。まあ、計算外の怪我はあったけど。でも今年の頭に復帰して再びフォームを取り戻しつつあった。そこでコロナさ。俺たちのサッカーライフで最悪の出来事だろうね。でも俺たちは戻ってきた。良いリスタートとはいかなかったけど、シーズンは終わってない。諦める必要はないんだ。まだ10試合も残ってるからな」

個人目標はありますか?

ミキタリアン「スタメンで多くの試合に出ることだね。もちろん監督の決定に従うし、万全の準備をするよ。ローマには25名以上の選手がいて、3名の選手が1つのポジションを争うとても競争力のあるチームだ。もうひとつの目標は、このクラブを優勝トロフィーを掲げることのできるトップクラブにすることだよ。ある試合で俺がプレーして、他の試合ではできなくても、最終的には皆がチームの為に戦っている。それがローマなんだ。俺たちは互いに支え合い、前に進む努力をしなければならないのさ」

再開後の2試合は如何でしたか?

ミキタリアン「サンプドリアに勝利してポジティブなスタートを切ったが、先制を許したことで、間違いなく難しい展開になってしまった。難しい内容だったが、チームメイトのお陰もあり、ジェコのドッピエッタで勝利できた。次のミラン戦は、前半の俺たちはミランよりも良かったと思うが、後半試合を支配された。何が起こったのか判らない。しかし、俺たちはこの敗北から学ぶ必要がある。諦めるなんて出来ない。諦めることはいつだって簡単だ。しかし、俺たちは問題を特定して、そこから学び、同じ過ちを繰り返さないことが重要だ。俺たちの目標は次の試合に勝つことだ。セリエAに楽な試合はない。誰もが自分居場所の為に戦い、誰もが勝利の為に戦う。それは俺たちだって変わらないんだ」

<了>

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