ローマ「はあ~」
シャフタール「ローマちゃん、どうしたの?ため息なんかついて」
ローマ「今度リーグ再開するでしょ?」
シャフタール「うん」
ローマ「自分が何位か忘れちゃったんだよね」
シャフタール「そ、そんなことあるんだ」
ローマ「あるよぉ!現に私覚えてないじゃん!シャフタールくんはいつも首位だから覚えてられるんだよ。私なんていっつも最終節近くにならないと順位はおろかチャンピオンズリーグ出るかどうかも判らないんだから」
シャフタール「でもさ、普通に考えたらジェコいてミキタリアンいてエルシャーラウィやデ・ロッシいるんだから上位の方なんじゃない?」
ローマ「あ、イタタタ・・・急に頭痛が」
シャフタール「大丈夫?」
ローマ「うん、エルシャーラウィとデ・ロッシの辺りで急に具合悪くなっちゃって」
シャフタール「2人とも中心選手じゃない」
ローマ「そうだよね。なんだろ?イタタタ」
シャフタール「でもさ、順位くらいは思い出した方がいいよね」
ローマ「4位・・・かなぁ」
シャフタール「もっと上じゃない?」
ローマ「でもインテルやユヴェントスやナポリがいるんだよ」
???「おっと、俺を忘れないでくれよな」
シャフタール「誰だい?」
???「鈴鴨とでも名乗ろうか」
ローマ「すずがも?」
鈴鴨「そうさ。俺こそがユヴェントス一強のこのクソッタレな世界をぶっ壊すためにやって来たカンピオナートの救世主さ。そしてローマ、お前は俺よりも順位が下だ。ポゼッションサッカーならプロヴィンチャ相手にやるんだな」
シャフタール「酷い言い草だな」
ナポリ「そいつは鈴鴨ちゃうで」
ローマ「あ、ナポリくん」
ナポリ「ローマ、あんたはそいつに何度も会ったことがあるのさ。鈴、つまりベル。ベルガモってことや」
ローマ「思い出せない」
アタランタ「思い出せよ!」
ナポリ「短い間に色々あり過ぎて記憶が混乱しとるんや」
ローマ「そんな・・・だって私ハッキリ覚えてる。フリードーキングループが新しいオーナーになっ・・・」
ナポリ「・・・てないんや」
ローマ「え?」
ナポリ「フリードーキンなんておらへんのや。それはあんたが作り出した空想の会長や」
ローマ「う・・・そ」
ナポリ「ウソやない。それどころかエルシャーラウィもデ・ロッシももういないんや。これを伝えるのは心苦しいけど、フロレンツィもいない」
ローマ「そんな・・・。じゃあ、ファン・ジェズスも既にトリゴリアには・・・」
ナポリ「JJはおるで」
ローマ「あ、いるんだ」
ナポリ「ビッグクラブ風の割にノンタイトル続きで、いよいよヨーロッパリーグの常連にならんとしているこの環境が、あんたを乖離性の記憶障害にしてしまったんやな」
ローマ「じゃEDFは・・」
ナポリ「それも荒俣宏が作り出した思念上の生き物や」
ローマ「いやああああァァァ」
シャフタール「ローマちゃん。心配しなくてもいい。それはヤツのウソだ」
ナポリ「なんやて」
シャフタール「俺はEDFの率いるローマとチャンピオンズリーグで戦ったことがある。その時、俺たちを指揮していたのが、今ローマを率いているパウロ・フォンセカなんだからな!」
ローマ「きっとナポリくんもコロナの影響で記憶がおかしくなってるんだよ」
ナポリ「そうやったんか・・・わしもおかしなってたんやな。どうりで監督がガットゥーゾなんて思い違いしてたはずや。うちらの監督は名将サッリやからな」
シャフタール「あ、それはガットゥーゾで合ってる」
ナポリ「ガットゥーゾなんかーい!」
こうしてセリエAの夜は更けてい_・・・いや再始動に向けて明けるのであった。
2月には7億とも言われたローマ売却も、コロナの影響で現在は4億5000万ユーロに落ち込み、この再提示額をパロッタ会長は拒否しました。今週にもパロッタ、フリードキン間の交渉の終わりが確定すると言われています。フリードキンは空想でも、パロッタは実在の所有者なので、彼には頑張って頂きたい。そして、頑張るといえば選手たちもそう。6月24日水曜日、ローマ対サンプドリアはオリンピコのナイトゲーム。みんなで応援しましょう!
FORZA ROMA!
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