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選手採点 EL :ボルシアMG(A)

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Bor. Mönchengladbach Thursday, 7. November 2019
20:00 Clock
AS Roma
2:1
goals
1 : 0 Federico Fazio 35. / own goal
1 : 1 Federico Fazio 64. / right-footed shot  (Aleksandar Kolarov)
2 : 1 Marcus Thuram 90. / header  (Alassane Pléa)

・Pau Lopez 6
2失点ともノーチャンス。キーパーにも及ぶ相手のまとわりつくプレスに苦労しフィード精度は若干下がっていた。

・Santon 6
コンディションは良く個人としてのパフォーマンスは悪くなかったが、コンビネーションは良いとは言えず、右サイドの停滞に寄与した。

・Smalling 6
ところどころボルシアMGのスピードに翻弄されていたけど、とはいえ互角以上の勝負ができていた。特筆することはないけど今日も安定マン。

・Fazio 6
この試合のすべてのゴールの得点者、と書きたかった。結果論だけど、オウンゴールのシーンは相手FWの寄せが甘かったので、周囲確認できていたらな、とは思わなくもない。全体的には安定。

・Kolarov 6
ファシオへのアシストはあまりに美しい曲線だった。全体を通してはあまり高い位置どりができない一日となった。そしてにじみ出るような疲労感(それはそう)。

・Mancini 5.5
ボルシアMGの速さに苦労していたのはマンチーニだけではないけれど、タスクと行動エリアが広い分だけより翻弄されていた。荒さが出てきてやむなく交代。

・Veretout 7
現代MFの完成形を見た。どの国のどの戦術のメガクラブでもやっていけるでしょう。是非その未来をローマと共に……。

・Pastore 6
引き続き好調をキープ。前半にエリア内で見せた単独ぬるぬる突破で、こちらまでぬるぬるになってしまいました。。。とは言え、パスやトラップなど細部の精度が若干落ちていて、試合終盤まで引っ張ったナポリ戦を含めた連戦の疲れが見えた印象。

・Zaniolo 5.5
右サイドで孤立したこともありいつもの躍動感はなく、スピード勝負も引き分けばかりと、今日は彼の日ではなかった。

・Kluivelt 6.5
スピードとフィジカル、献身性のすべてが良かった。

・Dzeko 5.5
今日はたまにある、ボールが足に付かないターンだった。単純にシュートが少なかった印象。

・Diawara (⇔Mancini) 5.5
怪我あけの復帰戦にしてはハードな相手だったが、問題なくプレイできた印象。

・Under (⇔Zaniolo) 5
エンジンが温まる前に試合が終わってしまった。カットインしてシュートを打てそうな場面はあった。

・Perotti sv

・Fonseca 5.5
交代策の差が結果の差として生まれてしまった。

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・総評

リターンマッチでもボルシアMGは強かった。マルコ・ローゼ監督の、ベンチに座るにはカジュアルすぎるファッション以外はとてもいいチームですね。少し調べたら、直近の優勝は76-77シーズンの10年前に1部復帰を果たしたいわゆる古豪のチーム。直近3シーズンは9位・9位・5位、そして今シーズンは現時点でブンデス単独首位と、数字だけ見ても監督の手腕の優秀さが際立ちます。ゲーゲンプレスを得意とする攻撃的なワンチームとのこと。

その情報を頭に入れて試合を振り返ると、負けはしたけれどローマはよく戦ったと思います。苦労しながらもエッジィなボルシアMGのハイプレスの波の数々をかわして攻撃を組み立てられていたし、実際惜しい場面は何度もあった。むしろ決定機という意味ではローマが同等以上に作れていたかもしれない。ボルシアMGに足りないピースはファーストレグと同様に決定力で、ローマはそこに助けられていました。

一方ローマに目を向けると、まずスピナッツォーラが抜けたことにより左右SBの力量のバランスが崩れ、攻撃時にマンチーニが一段下がり両サイドバックを均等に押し上げる戦術が機能しなくなり、その結果押し上げる機会がかなり減少してしまった印象。サントンも頑張っていて攻める気は毛頭ないが、スピナと差があることは否めなかった。好調時には、マンチーニをボランチ起用した作戦はすべてを解決する万能の戦術にように思えていたけれど、絶妙なバランスに上に成り立っていた戦術だという当たり前のことに、今さらながら気づかされました。

その中で圧巻だったのはヴェレトゥ選手。局面局面で律儀に顔を出すし、いちいち対人に強い。チームにフィットして影響か展開力も素晴らしく、プレイスキックの精度も上がっている。フィレンツェに足を向けて寝られません。フィオレンティーナは泣く泣く放出したのでしょう。ありがとう、娘さんを大切にします。

とは言え、90分以降の失点が多すぎる。ここは交代策を含めた監督采配のパートなので、フォンセカ監督自身が次のステージに登るためにも、早急に最適解を見つけて欲しいです。勝ち点3を取りに行く作戦だったんでしょうが、敗戦の結果を見るに少なくともパストーレに代えるのはペロッティではなかったかな。そもそも、後半ロスタイムにあれだけ左右に大きく正確な展開をしたボルシアMGの攻撃が見事ではありました。
内容は悪くなかったし、イタリアは味わえない速いサッカーも経験できたわけだし、気持ちを切り替えて週末に臨んでもらいたいと思います。

文、構成●text by mosh

コメント

  1. チル より:

    序盤、ファシオが点を取り返すまでのスモーリングのふわふわ感半端なくありませんでした?

    • モッシュ より:

      僕はふわふわ感までは感じませんでしたが、確かに普段よりはポジショニングに苦労していたかもしれませんね。

  2. 動物園 より:

    とにかくラストパスの精度が低かったですね…疲労さえなければあと2点くらいは取れていたのかなと思います。
    次のパルマ戦は強烈なカウンターをしてくる相手ですので、疲労が残っているとより厳しい戦いになりそうですね…

    • モッシュ より:

      パルマ戦を終えて、見事なほど動物園さんの予言通りになってしまいました。
      次は良い予感をお願いしますね!!!!

  3. tatti より:

    ヴェレトゥ半端ないですね。ドリブル、パス、ボール奪取、テクニカルなガットゥーゾ、ナインゴラン超える逸材となる可能性ありますね。

    • モッシュ より:

      テクニカルなガットゥーゾとは言い得て妙ですね!
      このクオリティをシーズン通して継続できたら、いよいよメガクラブが放っておかないレベルになりますね。

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