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ブルディッソ(元ローマ、インテル、現ボカSD)「すべてのクラブに戻りたい」

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センシファミリーのローマを知る者であれば、誰もが闘魂のセンターバック、ニコラ・ブルディッソと恋に落ちたはずだ。2010年夏、ローマに行くために大幅な減給を受け入れ、インテルのモラッティ会長に移籍を直訴した。モラッティと言えば、良き時代のセリエAの人情派会長で、ブルディッソの願いを聞き入れて、現在では考えられないほどのディスカウントを認めた。良い思い出である。その移籍金でも高すぎてさらに値下げをお願いするという切ないローマではあったのだが・・・

そんなブルディッソも2018年37歳のときにトリノでスパイクを壁に掛けた。その後、古巣ボカでスポーツディレクターとしてのセカンドキャリアを歩み始めたのは、ロマ速でも何度もご紹介したのでご存知だろう。彼の口からは常に驚きの発言が飛び出る。今回も興味深い話を聞かせてくれた。


デ・ロッシを何故ボカに呼ぼうと考えたのでしょうか?

ブルディッソ「ボカはしっかりとオーガナイズされたクラブではある。でもイタリアのような戦術性はないんだ。そういった組織を作るためには、それ相応の資質を持つ選手が必要になる。それにはダニエレが適していると思ったんだ。彼は素晴らしい選手で、将来監督としても上手くやれると確信してるよ。いつどのように次の仕事を決めるかは判らないけど、私たちの道はいつかどこかで交差すると思っているんだよ」

ローマは新しいオーナーの到着で再生の道を歩み始めました。

ブルディッソ「実は以前パロッタ会長からローマのスポーツディレクターを打診されたんだ。何度か連絡を取り合ったけど、具体的な話にまではならなかったよ。それにローマには既に私の敬愛するペトラーキがいたからね」

あなたはイタリアでインテル、ローマ、ジェノア、トリノでプレーをしました。仮に戻るならどこでスポーツディレクターをしたいですか?

ブルディッソ「正直、その4つ全てで働いてみたいよ。選手として逃したものを手に入れる為にね」

例えば?

ブルディッソ「勝てなかったチャンピオンズリーグの為にインテルに戻り、スクデットを勝ち取るためにローマへ帰る。ジェノアをヨーロッパリーグのレベルまで引き上げ、近年彼らが失っているトーロ魂を取り戻す為にトリノへ行きたいのさ。これらは全て私が現役時代に果たせなかったものなんだよ」

<了>

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