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セリエA第4節:ボローニャ(A)

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Bologna FC Sunday, 22. September 2019
14:00 Clock
AS Roma
1:2
goals
0 : 1 Aleksandar Kolarov 49. / free kick
1 : 1 Nicola Sansone 54. / penalty  (Roberto Soriano)
1 : 2 Edin Džeko 90. / header  (Lorenzo Pellegrini)

前日会見でフォンセカは、セリエAのレベルの高さ、自身が目指すポゼッションサッカーの難しさについて語った。前半はまさにその言葉の証明となった。ボローニャはここまで完全にフィットしていた富安健洋の攻撃参加を封印して、彼を3バックに加えたディフェンスラインでジェコのボールへの関与を極限まで抑えた。

前半常にボールを持っていたローマではあるものの、相手は重心を下げながら、必ず逆サイドを開けてこちらのパスコースを誘導するという非常に巧妙な罠を仕掛けていた。これにより、守備的+遅攻のコンボで、局面打開の難しい前半になってしまった。

しかし、後半早々にフリーでボールを受けたペッレグリーニが刈られ、バイタルエリア絶好の位置からフリーキックを得ると、それを決めたのがコラロフ。ボールは壁の右を巻いてネットを揺らしたをこれでリーグ4試合で3得点。

敵地で先制したその5分。今度はフリーでローマのペナルティエリアに侵入してきたソリアーノをコラロフが倒したとして、ボローニャにリゴーレが与えられてしまった。これをサンソーネがしっかり決めてタイスコアに戻す。

病室からテレビ電話で指示を送る治療中のミハイロヴィッチ監督の気迫が乗り移ったボローニャは再三攻撃を仕掛け、84分にはサンタンデールを倒したマンチーニが退場となり、ローマは一人少ない状況になってしまった。その難局を最後にこじ開けたのが、試合終了20秒前のペッレグリーニからジェコのヘディングによるゴールだった。

ペッレグリーニの右足のロビングも素晴らしかったが、何よりクロスを上げる前のタメを作った瞬間に、残像を残して一瞬でステファノ・デンスビルから消えたジェコの動きは超一流の狙撃手のそれである。そして、自陣深くから敵陣のバイタルまでドリブルでボールを運んだヴェレトゥの貢献も小さくない。この勝利でローマは4位浮上。ぼくたちは再び主戦場へと戻ってきた。

ジェコ「最後にこういう形で勝利できるのはとても良いと思うんだ。ダッラーラでタフな相手と戦うのはいつも難しいけれど、今日のローマは勝利に値したと思う。10人になってぼくたちは決意したんだ」

試合後、フロレンツィはすかさずSNSを更新しています。バンディエレかっこいいですね!

海外ファンの間で、忍者(ナインゴラン)とラヴァトリーチェ(ストロートマン)のハイブリッドと言われ始めているヴェレトゥもSNSを更新しています。

そしてジェコの嫁とお子さんたちの歓喜はこちら。イタリア版サザエさんみたいになってます。

総括。

2008-09のトリノ戦で、90分お互いの良さを潰しまくった結果、後半アディショナルタイムでジュリオ・バチスタがオーバーヘッドを決めて勝利した試合を思い出しました。その試合も日本時間22時キックオフで、試合が終わった後にそのゴールだけをひたすら朝まで観てから出社した記憶があります。

あと今節前に勉強がてらyoutubeで富安くんのタッチ集を観ていたのですが、そこでサンソーネが10番つけているんだと思って(おそらく昨シーズンも10番なのだろうけど)、この試合中なんか新鮮でした。というか10番のデストロがいつの間にか22番になっていたという感じ。サンソーネが17番でザザが10番というサッスオーロ時代もちょっと思い出したりして。

あと、DAZNの中村義昭さんの実況が、どちらのチームに対しても敬意と優しさを持った、とても良い名調子であったのもここに書いておきたい。

気分いいからこれからジムで軽く走って、そのまま飲みに行こうかなー!

ぼくたちのクラブは偉大だ。

Forza ROMA!!!!!

コメント

  1. ラジャ より:

    ジェコの最後の最後で冷静にマーカーを外す1.2歩のストライカーの本能とも言えるステップに興奮を感じずにはいられません。
    ヴェレトゥは顔も怖い系?でローマの中盤に必須なキャラクターを継承してくれそうです。

  2. ナナシ より:

    なんてドラマチックな試合なんだ。今年のローマは一味違うところをまた感じられました。ローマ、最高!

  3. JohnDoe より:

    更新ありがとうございます。

    観戦会ではボローニャに巧みに抑えられてなかなか盛り上がりが少なかったですが、ジェコのゴールにて全員狂喜乱舞致しました。

    昨シーズンいなかった中盤のチェイシング役として、ヴェルトゥは必要なピースになりましたね。
    攻守の起点としてハマった感が既に出てます。

    次節に繋がる大きな勝ちを拾えました。

  4. タカニカ より:

    ジェコのゴールに、イタリアに届けと声を上げて叫びました。
    このような試合を勝ち切れるかが、シーズン終盤に響いてくると思います。

    ノルマに怯える営業マンのごとく、交通安全週間のポリスのごとくイエローカードを出しまくった審判ですが、途中フロレンツィの「ここはローマ人の仕事だ。俺がしゃべる、お前らは下がっとけ」的な雰囲気のところにちょっと濡れました。

  5. Mizutanyan より:

    オルソリーニの裏を攻めきるか、コラロフの裏を攻めきるかの戦術のにらみ合いが熱かったですね。
    冨安くんはその被害者としてミキコラロフと流れてくるジェコとの厳しい戦いを強いられてましたがほぼ塞ぎきって敵ながらアッパレです。

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