今夜行われるヨーロッパリーグは、ノックアウトマッチを得意とするローマが狙える現実的な目標でもある。しかし、相手はオーストリアのザルツブルクというチャンピオンズリーグ常連クラブだ。平均23歳という若い選手層でありながら、既にヨーロッパの大舞台を数十回も経験した選手が在籍する彼らのホームではタフな試合が予想される。
今回はモウリーニョ監督の前日会見に同席したディバラのインタビューをお届けしたい。
ワールドカップ制覇後のクラブチームでの大会をどのような気持ちで臨みますか？またローマはヨーロッパリーグ優勝候補になり得ると思いますか？
ディバラ「ワールドカップを優勝することはサッカー選手にとって最高の出来事のひとつで最大の喜びなんだよ。もちろんチームメイトや監督と協力してローマでもトロフィーを手にできるようにベストを尽くすよ。ヨーロッパリーグにはサッカー界を代表するような強いクラブや優勝候補がいるけど、最後まで何が起こるかはわからないはずさ。時に抽選の組み合わせがぼくたちを助けることだってある。例えばバルセロナとマンチェスターユナイテッドが対戦するけど、これはどちらかが大会を去るという意味でもある。だからぼくたちはまず自分自身のことを考えなきゃいけない。ザルツブルグに勝たなければその次のことは考えられないからね」
あなたの契約にバイアウト条項が含まれていることから、来季の去就について噂が流れています。来シーズンもローマのユニフォームを着てプレーするのでしょうか？
ディバラ「この条項は結局代理人とクラブ間の問題で、ぼくがシーズン末にどうなるかは何とも言えないな。もちろん、ぼく自身が判ってないという意味でね。ただ、モウリーニョ監督は最高の監督のひとりで、ぼくはこれからも彼の指導を受けたいし、一緒に勝利したい。いまは明日の試合のことだけ考えているけど、シーズンは長く、まだたくさんの試合が待っている。それらをぼくはローマと共に勝ちたいんだ。去就に関しては残留と移籍二つの可能性があるよね。でも、そのうち片方の可能性の方が高いとだけ言っておくよ。そのうえで、ローマには来シーズンのチャンピオンズリーグに出て欲しいって思っているのさ」
＜了＞
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