スポンサーリンク

【開幕節 前日会見】モウリーニョ監督「誰かが事実ではなく物語を売っている」

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

いよいよ今夜、ローマの新シーズンが始まる。ミラン、インテルといったスクデット候補が好調なスタートを切っただけに、ローマもサレルニターナに快勝してトップグループに続きたいところだ。それでは、モウリーニョ監督のシーズン最初のプレスカンファレンスをお届けしたい。


公式会見は実にティラナ(カンファレンスリーグ決勝)以来です。その後、あなたはメディアに一度だけ「今年のメルカートはイライラする」と語りました。現在そのフラストレーションは解消されたのでしょうか?

モウリーニョ監督「いいや、まだメルカートは終わっていないからな。シーズンが始まって3,4試合してから移籍市場が終わるのは好きじゃないんだ。その意味でも、今移籍を総括するのは時期尚早だ。もう少し待つ必要があるだろうね。私たちは700万ユーロで5人の優秀な選手を獲得した。これはローマが市場で何かファンタスティックな仕事をしたのだと言えるが、一方で私たちはミキとヴェレトゥを失っている。彼らは昨シーズン、チームでも多くの出場機会を得ていた2人だ。だからイライラしていると言ったんだよ。…少しきつい表現だったかもしれないがね。4人のフィールドプレイヤーと1人のGKを獲得したが、彼らは全員私の好きな選手だ。しかし、もし私がフラストレーションを口にしなければ、彼らはローマにやってこなかった。その点では満足しているし、クラブを手放しで称賛するしかない。不測の事態に怯えることなく、シーズンを過ごす為にはさらに何かが必要かもしれないが、この素晴らしい仕事をしてくれたGMとクラブ関係者に改めて拍手を送りたい」

レアルマドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、スクデットレースで、ACミラン、インテル、ユヴェントスが先行しており、ローマは、良い補強をしたが優勝候補とは必ずしも言えないと話しています。監督自身はこの発言をどう感じましたか?

モウリーニョ監督「カルロはカルロだ。彼はサッカーを知り尽くしているし、セリエAも、ローマも知り尽くしている。彼の発言は尊重されるべきだね。そのうえで反対意見もあるだろう。つまり、それはカルロの意見なんだよ」

2年目のモウリーニョはこれまでの歴史を見ても常に高い成績を出します。それはローマでも可能でしょうか?

モウリーニョ監督「2年目になると、より多くの時間をかけて仕事に取り組むことができる。自分たちを定義して、対戦相手を理解する時間がある。2年目は試合の文化や、他のチームの哲学をより深く理解することができる。これは私だけでなく、すべての監督に言えることだな。2シーズン目には、よりよい結果を出すための条件が整っているんだ。高い成績で言えば、昨シーズンはカンファレンスリーグを優勝したのだから、今年はヨーロッパリーグ制覇ということだろう。だが、そこには地球と火星ほどの資金力に差があるクラブが参戦している。毎年夏に1億使うチームと対戦しなければならない。それでも私たちはベストを尽くして戦うつもりだ。カンピオナートを6位で終えて、私から言えるのはチームは良くなりつつあるということ。だが、同時に他のクラブも良くなっている。なのに、ローマがスクデット候補だと話す人たちがいたのは驚いたね。この夏にローマよりも少ない補強資金だったのは、サンプドリアとレッチェだけだ。ローマの700万ユーロのメルカートを見て誰かが、私たちを優勝候補だというのであれば、サンプとレッチェを除いた18チームがスクデット候補だと言わなければならない。一例を挙げれば、ミランとインテルは私たちよりも20ポイント以上多く積み上げたが、この夏に大きな補強もしている。彼らがスクデット候補なのに、なぜローマもそう言われるのだろうか?それが理解できないね。トッテナム戦で良いプレーをしたからか?シャフタール戦で良いプレーをしたからなのか?あれはテストマッチだ。誰もがローマについて多くの話をしている。だったらラツィオはどうなんだ?彼らは3900万ユーロをこの夏補強に費やした。それでラツィオがスクデット候補だと言うのであれば…まあローマもそうだと言って構わない。しかし、ローマをスクデット候補だと言うのは現実的ではない。架空のストーリーを売り込んでいる奴がいる。これは長期のプロジェクトだ。13ヵ月が経ち、今は2シーズン目の最初の1ヵ月が始まったばかりなんだよ。先ほど、カルロはカルロと話したが、アンチェロッティは世界最大のクラブで監督を務め、勝利を収めている。だから彼は偽物のストーリーを売ったりはしない。しかし、多くの人たちは『物語』は売るが、真実は売らない。今一度冷静になって欲しい。私たちは昨年よりも良い成績を残したいんだ。だから仕事は私たちに任せて、サレルニターナの話をしよう。でなければ明日のハードな試合を無視しているように感じてしまうからだ」

<了>

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました