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【全文掲載】モウリーニョ就任記者会見「トロフィーはここに来る」

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あなたが初めてイタリアに来たのは2008年でしたが、当時のイタリアは非常に競争の激しいリーグでした。ですが、現在のセリエAはプレミア、リーガ、ブンデスよりも順位を落としています。これは、あなたのキャリアの中で最も重要な挑戦になるでしょうか?

モウリーニョ「その観点で言えば、次のチャレンジは私のキャリアで最も重要なものになるだろう。イタリア代表はユーロ2020のファイナリストで、プレーする選手の多くはイタリアのクラブに在籍している。それでもなお国外からトップリーグとして見られていないのであれば、その責任は私たちにあるはずだ。私たち全員がもっと何かをしなければならない。私はローマのために働いているが、間接的にはイタリアサッカーのためでもある。まだ何かできるのであれば、今まで以上の努力をすべきだろうね」

あなたは2010年にイタリアを離れました。ですが、イタリア人は今でもあなたのことを非常に尊敬しています。御自身は自分が監督としてどう変化したと考えていますか?

モウリーニョ「当時よりも良い監督になった。誰もがそう感じるべきだ。私はより成熟した。しかし、良くも悪くも同じ人間ではある」

ジェコの去就は常に話題の種となっています。あなたはこれまで、偉大なストライカーと多く接してきましたが、ローマの9番についてどう感じていますか?彼に再びカピターノを任せますか?(注:ジェコは昨シーズン、チームの規律を乱したとしてキャプテンを剥奪された)

モウリーニョ「質問に答えてあげたいが内部のことは何も話せない。クラブ内の問題を君らと共有するつもりはないね。キャプテンについては君たちよりも先に選手とクラブが知るべきだ」

『Veni, vidi, vici(来た、見た、勝った)』という言葉が生まれたこの街で、このような熱烈な歓迎を受けると思っていましたか?

モウリーニョ「まず、ローマが何年も何も獲得していないという事実を無視することはできない。チームがなぜタイトルレースから脱落したのかを理解する必要がある。私たちは3年契約に合意したが、トロフィーを獲得するためには、正しいコースを辿らねばならない」

レオナルド・スピナッツォーラとブライアン・クリスタンテは、モウリーニョローマでどのような役割を果たすのでしょうか?

モウリーニョ「まず、彼らが代表チームにいることを嬉しく思っている。特に、アッズーリは好調で、ヨーロッパチャンピオンとして凱旋する可能性は50%だ。私は彼らを誇りに思っている。クリスタンテの存在はアッズーリが偉大な選手の集団であることを示している。ピッチには11人しか立てないので、マンチーニ監督も苦慮されているだろうが、(同じ監督目線で)クリスタンテに敬意を示しているのが判る。マンチーニ監督はベンチの前を歩く度に、クリスタンテのことを考えているように見えた。ローマにとっても素晴らしい選手で、彼の帰還を両手を広げて待っている。スピナッツォーラについてはとても残念に思っている。ひどい怪我を負ったが、トリゴリアに陽気にやってきたポジティブな若者だ。しかし、状況は誰にとっても厳しい。我々にはカラフィオーリという頼れる若手がいるが、それでももう一人、左のスペスシャリストを必要としている」

ローマの予算には限界があるという認識があります。それは問題になりますか?スピナッツォーラとはどのような話したのですか?

ピント「これは監督に変わって私がお答えします。メルカートの質問はある程度予想していましたが、現在私たちはチームの分析を行い、何が必要かを全員が知っています」

11年後にセリエAに戻ってきた今の心境をお聞かせ下さい。

モウリーニョ「まず何より先に私はローマの監督だと言いたい。それ以上の存在として認識されたくはない。ここにはやるべきことがたくさんあり、そこに集中しなければならない。ローマで何かを成し遂げて、その結果、イタリアのサッカー界により何かを与えることができればそれは素晴らしいことだろう。(その過程で)批判はつきものだと思っている。しかし、私は自分を守るためにあらゆる事をする。私はここで楽しみたいと思っているし、もちろん皆さんもそうすることができる。しかし、他のことを探している時間はない。繰り返すが私たちは、自分のチーム、自分のクラブを守るためにここにいる」

あなたの考える勝利とは?

モウリーニョ「現実的な目標としては、カンファレンス・リーグから始まる最初の公式試合に勝つことだ。この組織、このチームは、日々もっと良くならなければならない。トリゴリアのインフラストラクチャーに限って言うならば、客観的に見て、私が来た初日からすでに良い変化を見せている。組織、人的な内部構造に関して言えばだね。まだまだやるべきことはたくさんあるが、今からの目標は、デイリーレベルでより良いチームになる事だ」

次ページに続く

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