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【パジェッレ】セリエA第36節 フィオレンティーナ 2-0 ローマ

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ACF Fiorentina Monday, 9. May 2022 AS Roma
2:0
goals
1 : 0 Nicolás González 5. / penalty
2 : 0 Giacomo Bonaventura 11. / left-footed shot

・Rui Patricio 6.0

2失点の責任が彼にないとすると及第点を与えるより外ない。今シーズンPagelleを書いていて、複数失点しても彼が及第点の日が多い気がするのだが、これは守備陣に問題があるのでは…。

・Mancini 4.5

Gonzalezに対して余りにも無力でECLでの活躍が噓のよう。個人的に彼の前方でのプレーの多さをRomaの好調のバロメータの一つとして見ているのですが、今節はあんまりでした。

・Smalling 5.5

彼自身のプレーというミクロ面では何の問題もなかったような気もするが、彼はDFリーダーであり3Backの左右を司る存在なので、今回に関しては彼らの統率面で引責の連帯責任です。

・Ibanez 4.5

Ikone、Bonaventuraどちらに対しても中途半端に終わった。特に2失点目はZalewskiに責任はあるものの、まったくもってカバーできなかった彼の責任も大きい。

・Karsdorp 5.0

この試合で最も疲労の影響を感じた選手。攻撃・守備両面にピリッとしたものがなく、判断や身体の動きが半テンポ遅れてしまっているような感じだった。個人的には1失点目は無罪です。

・Veretout 5.5

Sergio Oliveiraとの殆ど同時起用がほとんどなかった中で、致し方ないところもあるが、連携に少し難があった。もう少しお互いの位置を柔軟に変えながらどちらかが前を向いてボールを受けられる場面を作ってほしかった。古巣相手に久々のフル出場。

・Cristante 5.0

Mkhitaryan不在の場合は多少のリスクを背負ってでも前に出る瞬間を作らなければいけない。敵が攻守を組み立て易すぎるのが現状。本来あと1列以上前でも活躍できる選手なので、役割を限定せず自ら立ち向かって欲しい。

・Sergio Oliveira 5.0

思い通りに組み立てに参加できなかった半面、ボールキープでは強さを見せ、自由にボールを持てた場面でセンスを感じる配給が出来ていた。ただ如何せん存在感が不十分。

・Zalewski 5.0

特に2失点目の際の守備の印象が良くない。左WBへのコンバート初年度ながら期待を十二分に上回る活躍をしている中で、たまに守備面でこのようなミスは致し方ない気もするが、攻撃面でもこの日は物足りなかった。

・Pellegrini 5.5

セットプレーには可能性を感じたが他はイマイチと言わざるを得ない。自身からのパス供給だけで前線にチャンスを出来ないと感じた場合、ピッチ上の監督としての変更を自ら試みて欲しい。

・Abraham 5.0

少ないシュートチャンスを決めていれば話は別だったが、完全にチームがイマイチな日のイマイチな彼だった。後半サイドを攻撃でうまく活用できる選手投入が増えると、彼のプレーも能動的なものになったが、前半からもっと色々と試みてほしい。

・Zaniolo 5.5

結局のところMkhitaryan不在の状況で自ら中盤からファイナルサードまで持ち込めるのが彼しかいないと感じさせられた。ただ後半を通しての活躍が出来たかというと全くそうではない。

・El Shaarawy 6.0

Zalewskiに比べても敵エリア付近での個人での打開に関しては一枚上。時間は限定的ではあったものの、その特徴を生かしチャンスを創出することができたのは好印象。WBとしてではなく、FW起用は難しいのだろうか…?

・Carles Perez 6.0

彼が入ってからチーム全体の動き方が変わったように感じた。やはり彼の個性はチームで唯一無二なので、全体としてそこを活かそうというマインドになるのかもしれない。

・Spinazzola 6.0

復帰しただけで価値がある。本当に必要だった。来年頼む。マジで。

“おかえりなさい!代表チームを含め誰もが彼を恋しいと思っていた” (by Il Leggo)
“彼がやっとこの場に戻ってきた。あのひどい怪我から10ヶ月以上、giallorossoでの最後の試合から1年。彼は復活に向けほんの少しプレーしたのみに留まるが、それがこの悪い夜の唯一の救いだ。” (by Il Romanista)

・Shomurodov 6.0

戦力としてカウントされていることは間違いなく、そこをMourinhoとしても意思表示しているつもりかもしれないが、使い方として少し冷遇されすぎている気がする。めげるな頑張れ!!!

・Mourinho 5.0

Zanioloが起用可能なのであれば前半からの起用でもよかった気はした。すでに半分心がECLに持っていかれているのは明らか。

総評

色々な要因が重なりどうにも勝てない試合となってしまった。監督は否定していたが、正直疲れも少なからずあったとは感じたし(特にECLで耐えきって精神的にも疲弊したであろう3CBと両WBの守備陣)、ECLの決勝進出により精神面で浮足立っていた部分もあったように思う。加えてやはりMkhitaryanの不在を大きく感じざるを得ない試合展開で、来年以降この問題をどのように解決していくのかがとても気掛かりな試合結果であった。

開始早々のPKに関してこの主審の判断の正当性はさておき、完全にあのPKで試合の方向性は決まってしまった。何とか前のめりな展開を作ろうとするRomaにとってBonaventuraの芸術的なゴールは極めて決定的であった。
Romaとしては縦に素早く細かくパスをつないでゴールに近づきたかったのだと推察するが、Cristanteを始めてする中盤への敵のプレスが激しく、ボールの出発地点を思ったようにコントロールできなかった印象。

試合をコントロールできなかった主審の彼には、Messaggeroも4点評価。

“いないも同然、注意散漫。Guidaは、どうしてもレフェリングできないローマとの「不運」を確認した。存在しないPK(VARしか確認できていない)に加え、判定の大半が間違っている。退役した審判員のよう。” (by Il Messaggero)

残り泣いても笑ってもECL含めて3試合。チームには突っ走って貰いたい。


採点者:くわしん

小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はDiawara。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。

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