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【セリエA第1節】サレルニターナ対ローマ(A)

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いよいよローマの新シーズンがやってきた。初戦はセリエA2シーズン目のサレルニターナ。昨シーズン2勝した相手だけに、この試合もキッチリ勝利したいところだ。ローマのフォーメーションは3-4-2-1。エイブラハムの1トップ、その下にザニオーロとディバラを置いた。ボランチのペッレグリーニとコンビを組むのはクリスタンテ。左ウイングバックもスピナッツォーラがスタメンと、経験豊富な選手で臨んだ。


*この発煙筒の煙、セリエAが戻ってきた!

最初のチャンスは3分、カウンターからザニオーロの独走。ややゴールから逃げるように進路を取りつつ、コントロールシュートを狙うも枠を捉えられず。並走していたエイブラハムもこれには拍手するしかない。

次の決定機もザニオーロ。フィードに抜け出すもキーパーに止められてしまう。22分、ペナルティボックス手前から絶好のFKのチャンス。蹴るのはディバラ。巻いたシュートはバーの上を超えていく。

この日、3万人を超えるファンが集結したスタジアムでブーイングにさらされて、ローマはなかなか自分たちのプレーができない状況が続いたが、待望の先制点は34分に生まれた。スピナッツォーラが敵陣深くからペナルティボックス内を狙ったロングスローを放る。ザニオーロが胸で落とし、エイブラハムが相手DFを背負いながら反転シュートを打った。これは窮屈なスペースで相手に当たってしまうが、その跳ね返りをクリスタンテがペナルティアークから再度グラウンダーで蹴りこみネット揺らした。

デュエルで止めきれないサレルニターナにカードが増えていく試合展開の中、最後まで攻撃姿勢を崩さなかったローマが開幕戦を制した。

感想

これほど大量得点の雰囲気を出しながら、シュート精度の低さからゲームクローズできなかった試合は初めてではなかろうか。0-6で勝っていてもおかしくはなかった。そのくらい相当ダイナミックなプレーの連発となったが、これはお互い水際での守備を選んだオープンゲームだっただけで、ステーキも食べ続けると飽きるように、90分この脂っこいマッチアップを見せられて、さすがにこちらも疲れてしまった。選手も同様で、徐々に「そんな走らなくてもよくね?」というムードを醸し出してきたところで、モウリーニョ監督はマティッチとワイナルドゥムを入れて、ウノゼロへの軌道修正を図った。
なので、この試合の見所としては、ダイナミックなシュートの数々ではなく、調和と鍛錬に、わずかばかりのテレパシーが加わったビルドアップのパスワークだと言える。昨シーズンの今頃と比較してもまったく違うチームだ。
次はホームでクレモネーゼ。開幕のフィオンレンティーナ戦を観たが、負けた理由はGKラドゥのキャッチミスによるもので、アルテミオフランキでビッグクラブを相手に物怖じしない姿は、次のローマ戦でも変わらないだろう。

それにしても驚いたのがディバラのファウルの貰い方で、自分でプレーを止めて主審を見る通称『なんちゃってファウル』はトッティの得意技だった。キックモーションもどことなくトッティに似ているし、プレーにはローマぽさが満載だった。今後の彼の爆発に期待しかない。

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