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【しっかり負けましたパジェッレ】ボローニャ 1-0 ローマ

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Bologna FC Wednesday, 1. December 2021 AS Roma
1:0
goals
1 : 0 Mattias Svanberg 35. / right-footed shot  (Nicolás Domínguez)

・Rui Patricio 6.0

敵のシュート自体も見事であった上に、自陣の2人のDFのブラインドからのシュートで止めることはほぼ不可能なゴールだった様に感じるので、失点の瑕疵は彼には無い気がするがそれでもSkorupskiにあそこまでの大活躍をされてしまうとファンとして大分悔しさが残る。

・Mancini 5.5

チーム全体を通して雑なプレーが目立ったが彼もまたその一人で、主将としてもPellegriniの不在を感じさせられた。結果論だが失点時ももう少しSvanbergに対して強く行くべきであったし、若干の責任はあるか。

・Smalling 6.0

失点シーンは彼の責任ではない様に感じられるし、それ以外にも明確に何か問題があったかと言うと無い。基本的には守備陣を良く纏め対人戦では十分な強さを発揮してDFリーダーとして機能していたので、残念な及第点という感じ。

・Ibanez 6.0

M.BarrowやSorianoにボールが入らない様に上手くケア出来ており、El Shaarawyの守備への貢献もあったが左サイドを安定させられていた。仕事量も考えると納得の及第点と言う感じ。

・Karsdorp 5.5

序盤のチャンスメイクなどで十分に存在感を示せてはおり、試合としては及第点を与えたいところだが、貰ってしまったイエローカードが痛すぎる。ただ、シーズン通してほぼ毎試合フル出場でカードと共に疲れも溜まっていたのは事実なので、次々節ハッスルして頂きたい。

・Veretout 5.0

正直相当イマイチな出来になってしまった。攻撃ではまったく前線にボールを繋げず、守備でも失点時にに単に振り切られるだけになってしまった。彼のリズムの作り方的にやはり自身が中盤の底にいながら、攻撃の波に乗っていく方がやりやすいのかも知れない。

・Diawara 5.0

こうも前線でパスカットされてしまうと中盤の底として大分やり難い面はあったと思うが、それでも攻撃陣からも守備陣からも浮いてしまう様な形になってしまっていた。攻撃に重みを置かなくてはいけなくなった後半に交代となったが、中々彼がフィットしにくい戦い方が続くので今後含めてとても心配。

・Mkhitaryan 6.0

自身にも惜しいシュートがあり、多くの好機に絡んではいたので調子自体は悪く無さそう。献身的に良く走ってくれていたが、どうにも周りがかみ合わなかったような印象で、「おじさんにここまで背負わせちゃあかんよ…」という感じ。

・El Shaarawy 5.5

連戦に次ぐ連戦で毎試合相当スプリントをかけている筈なので、多分相応の疲れもあったのであろう。前半から守備に費やす時間が多く、あまり攻撃面での鋭さや輝きを見る場面が多くなかった。

・Zaniolo 5.5

若干フォールを貰おうとし過ぎているようには見え、すこし一時期のような独善的なプレーに戻っている気もしなくはない。ただ、その印象もあってかあまりにファールを貰えなかったりするのは少し不憫すぎる。ボールを持ったう上での縦への推進力と言う意味ではやはり随一なので、周りを上手く使いながら怪我しない様にプレーして欲しい。

・Abraham 5.5

シュートやそこに繋がるまでの動きは本当に悪くない気はするが、今節はSkorupski に軍配が上がった。それよりも失点時自陣内でのプレスの甘さは、若干頂けないものがある。多分ボールを奪取しない、緩いプレスの入り方が余り上手くない。とは言えあの衝突でイエローカードは不憫すぎる…。

・Carles Perez 5.5

今節はプレー時間こそあったものの、中々に厳しい状況からの出場であまり結果を出すことが出来なかった。いつものような個性的プレーが光る瞬間もあまりなく、「こんな日もあるよね…」みたいな出来に終始した。

・Vina 5.5

短い時間で成果を出すのはそれこそ難しいが、逆に短い時間でも雑さを感じてしまうのは少し困る。とは言え復帰戦なので、次節以降に本当に大活躍して頂ければと思います。

・Cristante 6.0

コロナからの復帰戦ではあるものの、見ていて一番安心感があり、彼自身の落ち着いた立ち振る舞いからなのか、チームも全体も若干締まった様に感じた。結局彼がいないと中盤の安定が無いとするとそれはそれで大問題なのですが、とりあえず帰って来たので一旦そのことは忘れましょう…。

・Shomurodov 5.5

自身の立ち位置への不安もあるのか、すこし落ち着きがないというか、ドタバタしてしまった感がある。多分次節はスターターであろうと思うので、そこでのびのびとやってみて欲しい。

・Mourinho 5.5

Torinoに勝ったことで、若干浮ついたというか、Bolognaを甘く見ていた節があるように思う。離脱者も多い中で(これは一部メンバーの固定化の影響も否定できませんが…)この数試合良くやっている様にも思えるが、取りこぼしてはいけない一試合を落とした感は順位を見ても明らかなので、次節雪辱を晴らしてください。

“RomaがToro(Torinoの愛称)戦のような強い戦いをすると期待したはずだ。今節で自力に欠けた、アイデアに乏しいチームであると言う事に改めて気付いたに違いない。疲れている選手のマネジメント方針には疑問が残る。” (by Leggo)

総評

前節が”最高につまらない試合”だとしたら今節は”最高に面白くない試合”であった。何より辛いのは現状勝ち点で見てもほぼ同格のチームと同じコンセプトで戦い、累積警告で次節Interとの大一番に向けての大きな痛手を背負いながらも結果敗れたという点である。
蓋を開けてみればシュート数も枠内シュート数もほぼ倍近い数字の仕上がりにはなっているものの、これはあくまで先制したBologna側が後半終幕に向けて守備的になっていたからで、Romaが特別押していたという訳では無く、こちらが先制していたら逆の展開だったかもしれない。
両チーム共に攻撃時は3-1-4-2、守備時は5-3-2の様な形でのガチンコ状態。両チーム共に守備時は5Back相当の守備陣を用意していたのもあり、前半の早い段階から膠着状態の予感と「こういった試合はミドルシュートかセットプレーだよな…」という予感が漂っていた。
この試合で勝敗を決定してしまった要因はいくつかあると感じており、1点目はRomaに比べBolognaの方が縦にコンパクトでありつつづけた事、逆を返せばRoma側は全体的に常に間延びしたプレーをしていた。2点目はBolognaの方がより割り切った守り方・明確なコンセプトに対して素直な守り方をしていて、守備時はすぐに5-3-2に戻る為に中盤の選手がRomaに比べて良く走れていた、これもまた裏を返すとRoma側は3-1-4-2と5-3-2の中間択ともいえる3-3-2-2で中途半端な時間を過ごす事があった。3点目は敵のSvanbergの調子が攻守に渡り良すぎた(危険なファールは頂けませんが…)。 結果的にしっかりと戻る敵に対して、間延びしたRomaは前線にパスを的確に届けることが出来ずに苦しみ、Svanbergの見事なミドルシュートに沈められてしまった。後半猛攻は仕掛けたものの時すでに遅し。
正直全員が既にInter戦に目を向けていると思うし、確実に厳しい試合になると思うので、さっさとこの試合は忘れられるように、次節何とか勝利して頂きたいところ。


採点者:くわしん

小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はDiawara。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。

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