選手採点 EL GROUP J第2節:ヴォルフスベルガーAC （A)

Wolfsberger AC	Thursday, 3. October 2019 17:55 Clock	AS Roma
	1:1

・Mirante 6.0
展開力と足元の上手さはパウ・ロペスに分があるが、単純なセービング力ならやはりミランテが上回っていた。ただゲーム感の無さが少し怖かった。

・Santon 5.5
可もなく不可もないがやや物足りない。スピードで相手に翻弄される場面が多かったかも。

・Mancini 6
試合を通して安定していたし、今日は組み立てにも多く参加して好印象。

・Fazio 6.5
左サイドでのスキルフルなドリブリングでこの試合のすべてを持っていった男。高さと堅さはこのレベルでは無双レベルのように見えました。

・Spinazzola 6
ローマ唯一のスコアラー。果敢に攻め上がる場面が本当に多かったけれど、ほとんどが孤立していてコンビによる崩しはなかった。右サイドの方が良くないですか？5.5にしたかったけど得点したから+0.5です。

・Cristante 6.5
この試合でただひとり、きちんと試合に入れていたように見えました。派手さはないけれどプレイのクオリティは高かったです。

・Diawara 6
さすがの展開力だが、集中力を欠ける場面が多々見られた。まあ、それはディアワラに限った話ではないんですが……。締まらないプレイをしていた人の中ではマシなレベル。

・Pastore 5.5
前半はシュートに繋がるパスで魅了したけれど、一人一人がセルフィッシュになった後半にはボールが回ってこなくなった。正直、このレベルで王様になれないとちょっと厳しい。

・Zaniolo 6
最初は左で、後半途中から右と左を行ったり来たり。どちらのサイドでも持ち味を発揮できた数少ないひとり。とは言え左WGだとゴールから離れる動きになるのが、ちょっともったいないかも。やっぱり右かな？守備意識の高さも相当好きです。私、ザニ君が好きです（突然の告白）。

・Kluivert 4.5
今日は性能の良いブレーキにしかならなかった。

・Kalinic 5
ただでさえ初スタメンの中、この連動性のない試合で仕事をするのは難儀だったと思うけれど、それにしてもちょっと物足りなすぎた。

・Antonucci(⇔Pastore) 5.5
欧州デビュー戦。最初の5分で果敢に仕掛けたプレイは好印象。その後ズルズルとゆるい試合のうねりに飲み込まれ戻ってこれなかった。

・Kolarov(⇔Spinazzola) sv
短時間出場で、疲れている姿だけを披露しておしまい。

・Veretout(⇔Cristante) sv

・Fonseca 5.5
アウェイで勝ち点1を勝ち取ったことのみが評価される。

総評

睡眠時間返してくれよ系のゲームでしたね。シーズン始まって約1ヶ月ですが、個人的にはワーストゲームでした。シーズン1〜2戦目はチーム戦術が確立していないからある程度仕方はないけれど、今日は格下相手にただの舐めたプレイ、いわゆる舐めプに見えました。もちろん真剣にプレイしている選手を否定するわけではないけれど、わざわざいちばん難しいパスコースを選ぶ、無駄に強いパス、油断したトラップ、必要性の低いサイドチェンジなど、良いところを見せようとするセルフィッシュなプレイが散見され、それぞれの歯車が少しずつずれていき、とてもワンチームには思えなかった。ターンオーバーした弊害ももろに出ましたね。選手一人ひとりを採点すると決して低くないけれど、総合的には超不満です。

ヴォルフスベイカー（コピペです）にリスペクトを欠くわけではないけれど、決して強いチームというわけでではなかった。技術面のクオリティも高くなかった。と同時に、ボルシアMGが4-0で敗戦する理由も何となくわかりました。ヴォルフスベイカー（コピペです）はとにかく走ってとにかく戦うONE FOR ALL, ALL FOR ONEのグッドチームで、最後のクオリティが高かったら、ローマが第二の犠牲者になる可能性も十分にあったと思います。応援してるファンが羨ましいとすら思ってしまいました。

アウェイでの勝ち点1を奪取したという客観的事実のみが評価でき、それ以外では今後に生かしてくださいとしか言いようがない。このフラストレーションは、日曜日のカリアリ戦で果たしてもらいたいです。

文、構成●text by mosh