選手採点:セリエA第2節 ラツィオ(A)

スポンサーリンク

Lazio 1-1 Roma | Luis Alberto Strike Rules Out Early Roma Penalty! | Serie A

・Pau Lopez 6
パスミスからの自作自演と神セーブの両方があった。とにかく忙しい日だったが、ポストを味方に付ける特殊能力の高さは確認できた。

・Florenzi 6
もっとウンデルとのコンビネーションをクリエイトするべきだったが、攻守ともに一定のクオリティとキャプテンシーは見せられた。

・Mancini 4.5
担当したホアキン・コレアとのマッチアップは全敗。エリア内でイージーに抜かされる様は心臓に悪すぎる。試合終盤のオフサイドで取り消されたゴールの時に、主審にアピールする前にやれることはあったでしょう。まだストロングポイントが見えてこない。

・Fazio 5.5
試合を通しては落ち着いたプレイをしていたが、失点したシーンではルイス・アルベルトを潰しに行くべきだった。

・Kolarov 6
ストップできるGKは存在しないであろう無慈悲なPKは、ペロッティとは違う種類の安心がある。失点の起点になったロストは印象が悪いが、チーム内の距離感の悪さの被害者だったとも言える。

・Pellegrini 5.5
時折見せたするする抜けるスラロームはセクシーだったが、基本的には攻守ともに中途半端だった。

・Cristante 6
堅実さを最優先にしていた。

・Zaniolo 6.5
ゴールポストを2回ノックした本日の主役。中央のエリア近くで懐の深いキープからのミドルシュートは、ザニオーロをローマに留めておく100の理由のひとつ。PK獲得に至るストーリーを書いたのもザニオーロだし、文句なしでマンオブザマッチでしょう。

・Under 4.5
ほぼ存在しないに等しかった。これだけ試合を通して消えると厳しいよ。

・Kluivert 5
個人的なコンディションは切れているように見えたが、とにかく今日は空気読めない君だった。フィーリングよくボールが回る場面や、絶好のカウンター時に流れをぶつ切りに分断していた。時期的に「エル・シャーラウィさえいたら……」と思わざるを得ない場面が多すぎた。

・Dzeko 6
少ない機会ながらも自分のタスクは全うしたが、ボールの配球が少ない限りはいくらジェコでも試合は作れない。ただ、ジェコ自身も前節とは違い今日はセンターからあまり動かなかったし、前線からのチェイスは前半で鳴りを潜めてしまった。

・Pastore(⇔Under) 5
期待されて投入されるも何も創造できないクリエイターで、先週のデジャヴを見ているようだった。途中出場して活躍する場面を見た記憶があまりないし、もしかしたら先発専なのかもしれない。それは困るなあ。

・Santon(⇔Zaniolo) 5.5
短時間の出場で及第点。もしかしたらこれがローマでの最後の勇姿だったのかもしれない。右WGに入ったフロレンツィとの良好な関係が見えたし、個人的には残って欲しいと考えてます。

・Diawara(⇔Florenzi) 6.5
ロスタイム突入前に出場したにもかかわらず、多くのパスをシンプルに前後左右に供給した。次節は絶対にスタメンで見たい。

Fonseca 5.5
結果として失点数を1に減らしたことと、ダービーで負けなかった点を評価したい。ただしチームの成熟度を早急に上げていく必要はある。ちなみにフォンセカ監督にうっすら感じていた既視感は、平成ノブシコブシの吉村崇さんでした。

総評
負けてもおかしくない内容で勝ち点1を拾えたことは、小さくない財産でしょう。ただし、夏休み最終日にもかかわらず宿題を出されてしまった。2試合で勝ち点2という事実も合格ラインギリギリである。
前節ジェノア戦で狙われたDFの背後のスペースを消すためなのか、ダービーを慎重に入ったからなのか、ディフェンスラインを少し下げた結果全体が間延びしてしまい、あらゆる場面でラツィオが好きなようにパスを供給できた。まだトライアンドエラーを繰り返しながら正解を見つけていくしかない段階だけど、何年も継続して同じ監督同じメンバーで戦った結果有機生命体になったラツィオとは対照的で、冷静に考えるといつだって「モンチこの野郎!」といつだって怒れます(よね?)。

チームはこれから成熟していくことを差し引いても、ペッレグリーニ&クリスタンテのボランチコンビはちょっと厳しい気がします。昨シーズンの緊急事態でコンバートされてからそれなりにこなせるようになったとは言え、二人ともそもそも本職ではないから置きにくるプレイも多いし、中盤での単純な戦闘力も意外と足りてなくて、例えば0.8×0.8=0.64になってるような印象です(伝われ)。攻撃がはまった時は快楽はあるだろうけれど、そんな浪漫はそうそう起こらない。次節はディアワラがスタメンに入りどちらかは外れるでしょう。

対戦したチームの実力差もあるから一概には言えないけれど、攻撃面も前節ほどは機能しなかった。両サイドがローマの攻撃の肝なのに、どちらも機能しなかったらそりゃ辛い。ウンデルはそろそろ調子の波の乱高下をコントロールできなければいけないし、クライファートはサッカーIQを上げる必要がある。特にペロッティを失った左サイドの補強は急務……というかマーケットが閉まる今日(9/2)決めないと。

ピッチ内での混乱は画面からでもリアルに伝わってくるレベルでしたが、別の議論として地上戦、空中戦共に1対1で負け続けたことはあまり気分が良くはない。インターナショナルマッチーウィークを挟んで、次の試合は再来週。デ・ロッシがいたら、エル・シャーラウィがいたら、と思うのは今節で最後にしていただきたい。頼みます。

文、構成●text by mosh

コメント

  1. 動物園 より:

    距離感や連携が酷すぎた結果、フロレンツィとファシオが尻拭いのようにクリアしていた印象を受けました…マンチーニは一本いいパスがあったような気がしますがまだまだよくわかりませんね。ディアワラは速く鋭い縦パスやボールのチラシが見事でした。結局ザッパコスタの負傷はどうなんでしょうね?

    • モッシュ より:

      連携はまだまだ模索中ですね。良くなるのは時間の問題だと思うので、リーグ休止中にぐいぐい高めて欲しいです。
      マンチーニは初のビッグクラブだし時間がかかるかな~という気がしてます。ザッパコスタの怪我の続報が入ってこないので、軽傷だと期待しています。

    • 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

      動物園さん
      マンチーニはそこはかとなく初年度クリスタンテぽい立ち居地になりそうな予感がしますね。
      ディアワラは現代サッカーで珍しい職人タイプなので、ぜひ次回はスタメンで試して欲しいです。

  2. ローマトッティ より:

    自分もペッレグリー二とクリスタンテのダブルボランチは守備面がやはり脆い感じなので、次節はディアワラをスタメンで使って欲しいですね。。
    あと、パストーレは試合途中で入っても全く怖さがないので観ていてイライラしてしまいました。ムヒタリアン獲れたのは攻撃面に変化をつける意味でも大きいと思うので、次節に期待したいですね!!

    • モッシュ より:

      次節はディアワラ+ペッレじゃないかと予想してます。カップ戦やELが始まると色んな組み合わせが見られて、それはそれで楽しそうです。
      僕はパストーレびいきなので、がっかりさも人一倍の自信がありますw ムヒタリアンは早速次節から見たいです。

  3. まー より:

    個人的にはパストーレは何か起こせそうな雰囲気はありました。結果、何も起こりませんでしたが笑
    ザニオーロを右にして、パストーレスタメンもありかなと思っています。

    • モッシュ より:

      フォンセカの戦術だとサイドの選手も中にどんどん入ってくるので、右ザニオーロでのスタメンは大ありだと思います。

      ウンデルは前半がダメだと試合を通してダメな場合が多いので、前半がダメな場合は後半あたまから右ザニ君、トップ下パストーレが見たいかな、と思いました。

  4. M より:

    カウンターを捨て、相手のDFが戻るのを待ってから、素人目には可能性を微塵も感じないクロスを放るのは、どの程度意味があるんでしょうか?
    点が入らないときのここ最近のローマはそれだけに固執している印象があります。
    遅攻ならもっとザニオーロのミドルのようなチャンスにかけても良いような。
    彼だけでなく、ウンデルもコラロフもクリスタンテだって良いミドルを持っているので不思議でなりません。

    • モッシュ より:

      ここ10年は伝統的に放り込みクロスが多くディフラ時代は顕著だったように感じます。まだまだ名残は残ってますが、フォンセカ体制ではそこからの脱却の意図を感じています。
      ラツィオは2列目3列目からの飛び込みも多いし、ルーカスレイヴァやパローロも強烈なミドルを打ってたし、ローマにやって欲しいことを体現していて、継続性の大切さを再確認しました。まだ時間はかかるとは思いますが、レールには乗ってると信じてます。

スポンサーリンク