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今季最後のパジェッレ セリエA最終節:ユヴェントス(A)

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Juventus Saturday, 1. August 2020 AS Roma
1:3
goals
1 : 0 Gonzalo Higuaín 5. / left-footed shot  (Adrien Rabiot)
1 : 1 Nikola Kalinić 23. / header  (Diego Perotti)
1 : 2 Diego Perotti 44. / penalty
1 : 3 Diego Perotti 52. / right-footed shot  (Nicolò Zaniolo)

・Fuzato 6
加入2年目にしてやっと実在青少年であることを確認。今のパウ・ロペスよりは安定感があるなという印象でした。もっと見たいけれど、今シーズン限りでローマを出て行く可能性もあるとか。

・Fazio 6
時折サイドを駆け上がって攻撃参加したり、CKの空中戦でディフェンス陣を引き連れカリニッチのゴールを演出したり、”らしい”プレイを見せてくれた。終始、堅実な印象。

・Smalling 6.5
ユーヴェのプリマ上がりの選手たちに極上のレッスンをして差し上げた。これでラストゲームにならないことを願うばかり。

・Ibañez 6.5
「あれ?ボヌッチってローマ側だっけ?」と言うほどの圧巻のロングフィードを見せてくれました。ローマの希望、ありがとうアタランタ。

・Villar 6.5
消化試合だったことは加味する必要があるけれど、強度が高く推進力があるところを見せた。来季はムラが無くなればスタメン争いに食い込める。

・Cristante 6.5
中断明けでベストタイのコンディション。ヴェレトゥがいないELセヴィージャ戦の見通しがついた。

・Zappacosta 5.5
名前のない選手Aのようだった。

・Calafiori 6.5
深い切り返しからのPK奪取と、何より取り消された敢えてインサイドで合わせたボレーシュートは芸術だった。ローマはたった1試合で左サイドのバックアップを見つけた。

・Zaniolo 7
大怪我をした前半戦のコピペのようなスラロームから見事なアシスト。カリニッチへのアシスト未遂といい、ザニ君は撃たない選択肢を学んだ。細江克弥さんの「中田さんのようなドリブル」は言い得て妙。

・Perotti 7.5
もう少しでトリプレッタだった。最終節といえばペロッティ、みたいなところがある。

・Kalinic 6.5
シーンにはあまり出てこないが、1トップは点を取りさえすればいいところがあるので素直に評価します。

・Juan Jesus (↔︎ Ibañez) 5.5
恐らくローマでのラストマッチとなる思い出出場。心情的には出場しただけで7.5です。

・Under (↔︎ Zaniolo) 6
意外と2シャドウの位置でフィットしていた。恐らくラストマッチだったから、もっとセルフィッシュにガンガン撃ってよかったのに。

・Santon (↔︎ Cristante) 5.5
今日一番のサプライズマンことサントン先生。まさかのアンカーでの出場。それとなくこなせていたとも思うけど、まあ徐々に押された原因ではあると思う。交代のためにウンデルと一緒に並んでいた#17、#18の後ろ姿がなんだか格好良かった。

・Bruno Peres (↔︎ Calafiori) 5.5
セヴィージャ戦へのコンディション調整出場。扱いは完全にスタメン選手へのそれ。

・Kluivert (↔︎ Perotti) 5
心はもうこのピッチにないように見えた。グッドラック、ジャスティン。

・Fonseca 7
消化試合であろうとなんだろうと、アリアンツで3-1で勝利し勝ち点を70に乗せた功績はめちゃでかいです。

(番外編)
・Szczęsny 5.5
すっかりJロゴが似合うようになったけど、ペロッティとのPK戦の時だけは完全にASローマ紅白戦でした。ほんといいヤツだ。

総評

すっかりオープン戦のムードが漂うアリアンツスタジアムで、これほどまでに手応えのないユーヴェは過去の記憶のどこにもなく試合での怖さもまったくなかったけれど、勝利は勝利なのです。3-1です。我々の方が強いんです。あなたとは違うんです。
双方、翌週には重要な欧州カップ戦が控えていて、かつ勝っても負けても順位変動もないため当然テンションはめちゃローでしたが、選手個人個人に目を移すとそれぞれの思惑は違いました。ヴィジャール、カラフィオリは来季のベンチを賭けていて、実際かなり良いパフォーマンスを見せてくれた。放出候補とされるファシオとペロッティもチームへの愛着から残りたいと思っているのは間違いなく、同様にやる気を見せていた。またレンタル元に帰っても居場所がないザッパコスタとカリニッチも同じかな、明暗は分かれたように見えるけど。ウンデルとクライファートのどちらも心ここに在らずで、もう次のチームがほぼ決まっている状況まで進んでいるのかも。
DAZN放送で北川アナと解説・細江克弥さんも言っていたけれど、リーグ戦を5位で終えられたフォンセカ監督の手腕は大いに評価できると思います。”あの”3連敗が現在の戦術を確立したのは間違いなく、今振り返ってみると必要不可欠な犠牲だったと冷静に判断できます。あの災害のような3試合の後にビビって4バックに戻していたら、EL権すら逃していた可能性は小さくなかったでしょう。
ただ評価できるとはいえリーグ戦5位でCLストレートインを逃したことも事実。ローマというチームはCLに出続けるべきチームだと勝手に自認しているので、目指すはEL優勝しかありません。ここからが本番、生きるか死ぬかの瀬戸際です。是非トロフィーを掲げる甘美な瞬間を味あわせて欲しいです。

text・構成:m♡o♡s♡h

https://www.youtube.com/watch?v=yzgGjCZ4QA8

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