パジェッレ セリエA第33節:エラス・ヴェローナ(H)+おまけの如月レビュー

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AS Roma Wednesday, 15. July 2020 Hellas Verona
2:1
goals
1 : 0 Jordan Veretout 10. / penalty
2 : 0 Edin Džeko 45. / header  (Leonardo Spinazzola)
2 : 1 Matteo Pessina 47. / left-footed shot  (Mattia Zaccagni)

・Pau Ropez 5.5
90分通して飛び出しのタイミングの悪さが改善されなかった。

・Mancini 5.5
試合を通しては及第点だが、失点時に完全に振り切られたのは心証が良くないです。あと片腕だけアームカバーをしてる理由がデ・ロッシリスペクトなのか中二病なのかだけ教えて欲しい。

・Ibanez 6.5
身体を張ってディフェンスし続けた。90分過ぎのエリア内の斜め後ろからのスライディングは全ロマニスタの寿命を5秒縮めたけど、ハートと勇気はおみごと。

・Kolarov 6
良くも悪くも目立たなかった。思ったよりビルドアップは全然なかった。

・Diawara 6
こちらも目に付くプレイはなかったけど、おそらくは躍動するヴェレトゥのケアをしていた。スタンド使いのような雰囲気が好きです。

・Veretout 7
私的マンオブザマッチ。運動量、判断力、スピードと献身性すべてが最高。

・Bruno Peres 6.5
前節に続いて右サイドの起点になり続けた。そろそろジェコに決めて欲しくなっちゃうよね。

・Spinazzola 6.5
ブルーノペレスほど多くの時間は押し込まないけれど、その分鋭さはスピナの方が上。決勝点となったアシストは時間を止める系クロス。

・Pellegrini 5.5
先制点となるPK奪取を加味してこの採点。とにかくインスピレーションが降ってくるのが遅すぎる。それを自覚してシフトチェンジした後半のプレイはよかったと思います。

・Mkhitaryan 6
調子がよくないなりにとてもがんばっていて好印象。

・Dzeko 6.5
シュート外しまくったけど、それでも決勝点は評価したい。ねぇ、笑って。

・Cristante (⇔ Diawara) 5
何がストロングポイントだったか思い出せないくらい、いいプレイをほとんど見てない気がする。

・Zaniolo (⇔ Pellegrini) 6
交替出場以降は前線でのタメが作れるようになったし、おそらくジェコとの相性もよくてお互いにやりやすそうだった。

・Zappacosta (⇔ Bruno Peres) 5.5
及第点。

・Perotti (⇔ Mkhitaryan) sv

・Villar (⇔ Ibanez) sv

・Fonseca 6.5
ターンオーバーをしすぎない戦略で勝ち点を拾えていることの印象が良いです。

総評

エクスタシーな試合で勝つより、ベストとは言えない試合できっちり勝ちを拾う勝利の方が価値がある。
とはいえヴェローナは9位につけているグッドチーム。
今季1戦目ではめちゃめちゃ走り続々とエリアに侵入しまくる戦いでとっても苦労したし、名前の響きから来るプロヴィンチャ感は全くない相手です。今日もホームゲームにもかかわらず支配率の6割は相手に受け渡していたけれど、その中で決定的なピンチは失点時くらいだったので、試合の主導権はフォンセカ監督の手のひらの中にあったということでしょう。ぶっちゃけかなり審判の判定に助けられたのですが、その幸運は謙虚な姿勢かつ素直な精神で受け取っておきます。
一方少し心配なのはパウ・ロペス、特にポジショニングですね。飛びだしの迷いも不安にさせるし、(戦術かもしれないけれど)ゴール前に張りつくから最終ラインがかなり後方に敷かれることになって、ビルドアップが難しくなっているように感じました。その分カウンターが効いた側面もあるから多角的な判断は必要ですが、このまま無策で週末に入るとインテル相手には押し込まれ続けそうな予感がするし、精神衛生上とっても良くないのでその点だけは修正していただけたら幸いです。よろしくです!

text・構成:m♡o♡s♡h

Roma 2-1 Hellas Verona | Dzeko Scores as Roma hold on for a 2-1 win at home! | Serie A TIM

【おまけの如月レビュー】

試合前のブレスリリースでは、大きな変更はないと話していたミステルだったが、3バックがコラロフ、イバニェス、マンチーニという大きな変更による不安な並びを施す。この弱点を隠すかのように、序盤のローマは果敢なプレッシングから強いインテンシティを見せた。最初の1分40秒くらいまではビッグマッチの雰囲気すらあった。それでいて惜しむらくは、うちのイケメンことペッレグリーニのパスが相手に引っかかってしまうシーンが目に付いた。判断が遅いのか、相手が強いか、周囲が感じていないのかは分からないけれども、前線にやってやる感があっただけに、ペッレグリーニで停滞してしまうもったいな、テンポの悪さがあった。

しかし9分、そのペッレグリーニがイケメン倒れ込みを披露すると、主審はあまりのセクシーさに思わずペナルティボックスを指先す。直前にいくつかローマのファウルが見過ごされていたことで、ピッチサイドのユリッチ監督は猛抗議。イエローカードでも引かずに詰め寄り高速で2枚目が出されて退場処分となった。その後、がらんとしたスタンド席で観戦するユリッチが度々映されたが、日曜日に多摩川の土手沿いで草野球を眺める二日酔いのマウリツィオ・サッリといった雰囲気で結構好きだった。話を戻すと、前半はヴェレトゥが輝いていた印象。先制のリゴーレには、たいした上手さは感じなかったけれども、そういう技術よりも、機を見る優れたポジョニングであり、献身性であり、ローマのエンジンとなり得る選手だと感じた。

ローマはとにかく攻めに攻めた。そして、前半終了直前にジェコのフリーヘッダーで引き離しに成功する。相手ボックス內でアシスト性のパスを出してから、スピナッツォーラがクロスを上げるまで、そっとカーテンを引くようにその場からいなくなり、体をぶつけてきたザッカーニを空中で弾き飛ばしてヘディングというフェノーメノっぷりだった。これでローマ通算105ゴール。ローマの歴代外国人選手では1位、歴代得点ランキングでは第5位。それにしても得点後一切喜ばなかったジェコって、ヴェローナのプリマ出身でしたっけ?

後半に入ると、ヴェローナは中盤を少ないタッチでかわしながら、サイドから角度をつけたグラウンダーで勝負してきた。前半から、ローマにディフェンスラインなどあってないようなもので、スタンドから試合を見ていたユリッチのアイデアかもしれない。これで簡単に1点返されたものの、風向きが怪しい中でどうにかタイムアップを勝ち取った。

ヴェローナ戦は無失点で行ける内容でありながら一瞬の隙から失点した。これがローマの伝統『失点は義務』というやつである。不運なゴールではなくて、しっかりと崩されてのもの。次節インテルのコンテ監督は、ローマのディフェンスが勝手に作り出すギャップを有効利用するだろう。とはいえ、これだけの過密日程では何一つ取り繕うことはできないから、全員ポテンシャルを最大発揮して臨んでいただきたい。

<了>

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