ダン・フリードキン新会長就任インタビュー

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フリードキングループがジム・パロッタからローマを引き継いで数週間が経った。メルカートの季節にスポーツディレクターを解雇するという、歪な内部構造の傷跡は癒えぬものの、ようやく蘇生への道を歩み始めたのだ。
ローマは世界中にファンを持ち、施設規模、資金力からビッグクラブと呼べる存在ではある。しかしこれまで、それだけの投資に対して、ロマニスタが望むものを手にしていないのも事実だ。その実の部分で、ローマをビッグクラブと考えていないロマニスタは多い。この認識の差を埋める方法はもはやひとつしかない。

タイトルだ。

新しいオーナーは、このクラブをどのような存在だととらえ、将来どのようなクラブに成長させたいのか。それを知ることのできるダン・フリードキン新会長と、その息子で、今後ローマに移住して現場を統轄するライアンのファーストインタビューをお伝えしたい。


ダン「ローマを引き継いだ瞬間の感情はとても素晴らしく、そしてとても光栄な気持ちになったよ。フリードキングループが新たにローマファミリーの一員になれたのは喜ばしいが、同時に多くの責任も感じた。私たちにはやらねばならないことが山積みで、その為にもこの買収を長期化させることは出来ないと考えていた」

ライアン「父の言う通り、とても嬉しく光栄な瞬間でした。今後ローマで仕事をすること、クラブを作ることに興奮しています」

あなたがローマ買収のアプローチを始めたのは昨年末です。それから長い時間が経ちましたが、その間この買収を断念する可能性はありましたか?

ライアン「これまで、長く難しいプロセスだったが、それがコロナの影響でより複雑になってしまった。しかし、それらがあっても、私たちのローマとこの都市に対する情熱は衰えなかったんだ。今日、こうしてクラブを引き継げたことをとても嬉しく思うよ」

多くのロマニスタたちが、このコロナ渦でありながらも、ローマを引き継ぐという決心に感銘を受けています。ローマ買収は他のビジネスとは異なるものだと言えるのではないでしょうか?

ダン会長「ローマ買収は他の仕事とは絶対的に異なる質のものだ。私たちの他の事業同様に規律と献身を持ち、プロとして働くが、その根幹は常に情熱である。クラブ、都市、人々、そしてサッカーに対する情熱が必要だと考えている」

なぜローマはあなたを虜にするのでしょうか?

ダン会長「ロマニスタたちだよ。地元のローマファン、クルヴァスッド、世界中のファン。それにこの都市は世界で私の最も好きな場所のひとつでもあるんだ」

ライアン「それらに加えて、私たちはローマを眠れる獅子だと考えています。そのポテンシャルを考えれば、このクラブが近い将来、全てのタイトルレースを戦えないという理由はない。この街は特別で、全てが可能だと思う」

セリエAは再復興期の予兆があり、あなた方のローマ買収もその前ぶれと考えることができます。カルチョにはどのような可能性があると考えますか?

ダン会長「イタリアのサッカーには多くの遺産があり、国際的な露出と収益でプレミアリーグに遅れをとるものの、他のクラブやリーグと協力して、セリエAの認知度をより世界中に広めることができると考えている。そのための大部分はインフラ整備によるものが大きい。私たちは自治体と協力して、新しいスタジアムの早期着工を目指している」

今後クラブとフリードキングループはどのような関わりを持つのでしょうか?

ダン会長「安定性と文化を重視している。これは既存のビジネスに於いても重要であり、サッカーならば特に考えていくべき部分だ。その為の優れた経営陣を選定したいと思う。私たちは、グイド・フィエンガに大きな権限を与えた。勝利のサイクルはトップからはじまるべきという理念に従い、私たちは優れたリーダーたちと規律を示していきたいと考えている」

ロマニスタはチームの勝利を望んでいます。それを約束できますか?

ダン会長「当然私たちも皆さんと同じ勝利への野心を持っている。しかし、ローマは一日にして成らずだよ。今私たちが約束できるのは、一生懸命ハードワークするということだ。その為に既に多くの意見に耳を傾けた。ローマのファンは3つの事を望んでいると思っている。誇りに思えるチーム、クラブへの理解、存在感と誠実さを持つオーナー」

メルカートは既に始まっていますが、ローマはスポーツディレクターを探している状況です。この夏、誰が去り、誰が加入するのか教えて頂けませんか?

ダン会長「私たちはファンやメディアが移籍について強い関心を持っていることを理解している。これはサッカーの世界では当然の事だろう。しかし、私たちにとって大切なのは無駄口叩かず仕事をするということだ。その上で今後メルカートの進捗などがあればクラブから公式声明としてリリースしていく」

AS ROMAブランドをさらに成長させることは可能でしょうか?

ダン会長「もちろんだ。というよりも、その可能性は計り知れないと考えているよ。ローマは既に世界最大規模のサッカークラブのひとつであり、世界で最も象徴的な都市にある。まずはピッチで勝利を目指そう!その上で適切なアプローチをしていけば、世界何百万人にこのクラブを紹介することができるだろう」

フォンセカ監督や選手たちに会うのは楽しみですか?

ダン会長「待ちきれないね。先日フォンセカ監督とはビデオチャットで話をしたよ。しかし、チームがどのように準備しているかを知るためにもはやくトリゴリアに行き、みんなと会えるのを楽しみにしている。選手と話をして、個人的にも彼らを正しく理解出来るようになりたいんだ」

最後にロマニスタたちに一言お願いします。

ダン会長「私たちフリードキングループは、ファンがこれからも末永く誇りに思えるクラブを作る為に、精力的に働くことを誓うよ」

ライアン「フォルッツァローマ!」

<了>

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