ジャンルカ・マンチーニ「戦う準備はできている」

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「あ、きさらぎくん!」「ひめ姉さん?」「久しぶり~、元気だった?」「ええ・・・まあ」「ふーん、ということは元気じゃないのね」「適当に元気ですよ」「悩みあるの?心理カウンセリングしてあげよっか?無料で」「いいんですか?」「もちろんだよ。いつも妹が迷惑掛けてるし」「じゃあひとつだけ」「何でも話してみて」「・・・えるんです」「え?」「見えるんです」「何が?」「人の顔が手に見えるヤツがいるんです!」「・・・」

ローマのみならず、ドローを拾ったボルシア・メンヒェングラートバッハのローズ監督ですら「ハンドではない」と話すこういった誤審に対して、世間は加熱していると思いますが、かねてより岩明均の『寄生獣』を愛読している自分ですので、もしかしてスモーリングって人間じゃないのかな?本当に顔が頭になったのかな、ミギーかな?と思った次第でございます。そう考えると全てが納得いくんですよ!それに前のクラブで戦力外だった男がイタリアンサッカーにこんなにすぐに適応できます???

それはそうと、この日もうひとり新鮮なプレーを見せた男がいました。その名はジャンルカ・マンチーニ。田舎出身ののんびり屋さんと思いきや、本職のセンターバックでは結構危なっかしいプレーを連発している彼ですが、この試合で中盤起用されて、急造にしてはこれがとても味があって良かった。前回のテキストにも書いたけど、クリスタンテやディアワラと異なり、スイッチバックの切り替えが出来ないというのが最後に引き分けという結果に直結してしまった。そこはマンチーニだけでなく、ローマに若さというか、狡猾さが足りなかったですね。ただ、すーっとエンドラインに入って、スモーリングが左に流れて4バックになるような流動的なポジショニングなんかは手慣れた感じで気持ち良かったです。あとローマ=ビッグクラブと言い続けてくれるところも好きです。

マンチーニ「ミッドフィルダーは楽しかったですよ。チームメイトがずっと「メノン!(manon:敵に狙われてるぞ!)」って声を掛けて、ポジショニングを指示してくれましたからね。今週に入って、監督がぼくに中盤でプレーすると説明しました。ですので、ずっとボランチの仕事を体に叩き込んだんです。体の入れ方なんかはまだまだ勉強しないとですけど、チームを助けるためにとにかく全力でやりましたね。メンヒェングラートバッハはドイツリーグの首位を走るとても強く、良いチームでした。試合に後悔はありません。なぜって、ぼくたちは全力を尽くしましたから。100%持てる全てを与えたからです。結果は審判の誤審によって決まりました。もしあれがなければ3ポイント得られたかもしれませんが、今は過ぎた話です。ドイツでもう一度同じプレーをすればいいだけですよ」

試合後彼は自身のSNSを更新して、そこに短い言葉を添えました。

このユニフォームにすべてを与えたい。戦う準備は準備はできてる。

次の試合までマンチーニをもっと良く理解したい方はこちらをどうぞ。

【ロングインタビュー】ジャンルカ・マンチーニ前編

【ロングインタビュー】ジャンルカ・マンチーニ後編

ところで、現在ロマ速アンケート実施中です。本日最終日。

先に少し回答に触れておくと「ローマのサッカーがつまらない」と書いている人が存外に多くて、これは如月と同じ気持ちだなーと思いました。現在必ずしも、何かを表現できているわけではないですね。つまらなければDAZNの見逃し配信や、録画や、スポナビで結果をチェックするだけでもぼくは全然良いと思うんですよ。試合はリアルタイムで観なければならない、ユニフォームは毎シーズン買わなければいけない、そんなのが真のサポーターだと、ファンの鏡だと言うならば、ぼくは喜んで偽物になりたい。

ローマを信じるということは、結局はローマを信じている自分の事を信じるということで、それはフルマラソンを走るよりも、1日絶食するよりも簡単なことだけど、ずっと自分を信じ続けられるのかと問われたら、フルマラソンよりも、ラマダンよりも長い戦いになる。ぼくはそれを他人に一切強要しないし、みんなでがんばろうよ!なんて逆にそんなの気持ち悪いし。だけど、ぼくたちはローマに触れていなければならない。

幸い現在はネットも発達していますし、試合観戦や、情報収集方法、オンラインショップ、SNSコミュニケーション、サッカー雑誌、ネットマガジン、noteなど、ローマとの接地面が増えているので、どこか一面にだけべったりでなくても、そのうちのひとつでもローマに触れていることは可能です。それならばフルマラソンよりもラマダンよりも超絶余裕だ。

ローマは遅かれ早かれこの20年続けてきた元のコースに戻ってくる。今のサッカーがつまらないのはそのプロセスにあるから。ただそれだけ。生肉食わされて美味いなんてよほどのグルメな猫くらいなものです。ポストモダンサッカーのセリエAで、ミランやサンプドリアが4ヶ月で手放した設計図をローマはまだ持ち続けている。何故か独自の手法を発見して、不必要により大きなものと戦おうとするこのクラブの姿勢をぼくは愛しているのです。

note版ローマ速報で、みなさんがローマと触れる接地面、多面性を増やしていきたいと考えています。

ASローマ速報~ROMANISMO|note
執筆者:如月たくみ 『ASローマ速報~ROMANISMO』編集責任者/office BANDIERA

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