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カルレス・ペレス「バルサには感謝している」

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東京タワーの見えるマンションで暮らすのが夢だったみたいなえーぶい女優がいるとして、そのえーぶい女優が、今夜もどこかで、ソフィスティケイトされたヴィブラフォンや、どこまでも控えめに躍動するエレクトリックピアノのソウルミュージックを好み、毎晩死者のレコードに針を落としているのをぼくは想像している。もしも、そんなえーぶい女優がいるなら、それはきっと都会の寓話だろう。仮に実在したとして、ぼくには縁のない世界に違いない──「でも実在してたし、縁もある」「ええ」「如月くんが雨の夜に、捨てネコを拾っているところに私が通り掛かって」「あのときは途方に暮れてました」「如月くん、まるで1984年のマーヴィン・ゲイくらい不吉な顔してたわね」「あなただって、カップはあるのにソーサーが見つからない家政婦くらい動揺していたと思う」「やだ、ばれてた?」「ええ、なんでもお見通しです」「だったら、私がいま何を考えているか判るのかしら?」「東京タワーは見えるのに、いまだに行ったことがないなんて、まるでフランツ・カフカの小説のようだ、とか?」「残念。東京タワーには上京してすぐに一度だけ行ったわ。登ってはいないけれど」「なぜ、この世を去ったジャズマンにばかり惹かれるのか」「不正解、もしくは論外よ」「大江健三郎の作品に出てくるセクスとはどのような意味なのか?」「生憎、文学と性器には興味ないの」「オーケー、降参しますよ。で、いったい何を考えているんですか?」「決まってるじゃない。とっととローマの記事に移りなさいって事よ!

というわけで、本日も誰からも共感されなさそうな更新してやがるぜでお馴染みのローマ速報です。

まだセリエAファンに広く知られる存在ではありませんが、スペインからやってきたカルレス・ペレスは、フォンセカの求める勇気をドリブルで体現したバルサメイドのアタッカンテとして、ぼくたちロマニスティにとっては、まさにこのクラブの未来と言える存在となりました。そんなペレスがカタランのラジオにコメントを残していたのでご紹介致します。

ペレス「ローマに来たことは何一つ後悔はないよ。むしろバルセロナに感謝しているんだ。ぼくがローマに入れたのは彼らのおかげだからね。正直(戦力外通知について)クラブから期待していたような言葉は聞けなかった。サッカーの世界じゃ選手は製品なんだと思ったよ。でもぼくは自分が何を望んでいるのか知っていた。だから冬の多くのオファーを断ったんだ。そのなかで、ローマはぼくにお金を払ってくれた。ローマがぼくに賭けたという事実は素直に嬉しい。そして、ぼくはそれだけの価値が自分にあるのだと証明しなければならないと思う。なぜなら、ぼくはもう『カンテラ(下部組織)の子供』ではなく、頭のてっぺんから足の先まで正真正銘のプロサッカー選手なんだからね」

冬のメルカートでレンタル加入したペレスですが、このコメントの中のお金を払ってくれたというセンテンスは、おそらく完全移籍を指すと思われます。というのも、レッチェ戦で規定出場数に達した為、夏に1100万ユーロの買取りが義務化したご様子。その際は、2024年6月末までの契約となります。

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