ゆるふわ座談会:セリエA 2019-2020を振り返って

スポンサーリンク

昨年に引き続き、あのおじさんたちが再び集結した!・・・と言いたいところだが、おりしもこのコロナ渦である。いくらセリエAについて語り合いたくても自粛ムードに気が引ける。ということで、実際に集結とはならず、おじさんたちがZOOMなる未知の道具をなんとか駆使しながら、いい感じにアレして(注:アレとか言い始めたらおじさんである)どうにか座談会の体を成したというわけ。では早速その一部始終をお届けしよう! 今年の参加者は以下の4名。

kisa

如月『ASローマ速報』

東京NO.1アンチユヴェンティスト。

mitsu

ミツ編集長『月刊ユベントス』

youtubeチャンネルを設立して、動画界にも進出する、愛と笑いのユベントス系テキストサイト。『月刊ユベントス』の名物編集長。

shuh

SHUH『サンプドリアクラブ東京』

公認ファンクラブ『サンプドリアクラブ東京』会長。ジェノヴァで最も有名な日本人ドリアーノ。

kazu

カズ:BAR MILANISTA、CurvaSud Giappone

ウルトラスグループCurvaSud Giappone代表。彼の経営するBAR MILANISTAは、東京のサンシーロとしてミランファンで賑わう。(注:2020年8月28日で惜しまれつつも閉店した)


8月24日月曜日夜

ミツ(月刊ユベントス)「あれ?如月さん今飲んでるのなんですか?」

如月(ローマ速報)「ぶどうジュース的なものを醸造させた的なものです」

ミツ「お酒、飲んでもいいんですか?じゃぼく持って来よう」

カズ(Bar MILANISTA)「あ、ぼくも」

SHUH(サンプドリア東京)「(無言で席を立つ)」

キックオフ後いきなり給水(アルコール)タイムに入りしばし中断。

如月「質問をしながら話を膨らませたいのですけど、まずベタですが、今シーズンを振り返って、自分の応援しているチームに点数をつけてみましょうか」

SHUH「わかりました」

イブラヒモヴィッチでチームは変わった

如月「ではまずカズさんのミランから教えてください」

カズ「ミランの評価、今シーズンは難しくないですか?中断前と後で本当に違うチームなんですよ。再開後は無敗なんですね。9勝3引き分け。ポイントの積み上げペースはセリエAでもトップなんですって。それだけみると100点なんだけど、去年が悪すぎた」

如月「シーズン前半は確かに低空飛行でしたよね」

カズ「SHUHさんのサンプドリアからジャンパオロを貰って・・・」

SHUH「か、返してくださいっ!」

一同:爆笑

カズ「トリノに行っちゃうみたいですね」

SHUH「そうですね。お互いが不幸になっただけでした(笑)」

カズ「ミランらしい引き抜きをしてしまって。昨年末のアタランタ戦で5-0で負けて、それでイブラ(ズラタン・イブラヒモヴィッチ)が俺がいねえとダメだなって加入を決意してくれて」

ミツ「へえ」

カズ「それで今年の頭にイブラが入って好調で、と言ってもインテルに負けたりしてまだまだな部分もあったのですが、それが中断明けですごい良くなった。だから点数つけると何点かなぁ・・・」

如月「カズさんこの前話したときに、ミランのスクデットはヨーロッパリーグストレートインだって言ってじゃないですか」

カズ「ええ」

如月「6位は予備選からのスタートではあるけれど、EL圏内というミッションは達成してる」

カズ「そうですね。もちろん開幕当初はチャンピオンズリーグ圏内を狙っていましたが。という意味では60点くらいあげてもいいのかなと」

如月「厳しい!」

カズ「やっぱ前半のゴタゴタですよね。後半は良かったけど」

如月「そこで訊きたいのは、この後半のムードを新シーズンに持続できるのかなということです。確かに中断後のミランの勢いって凄くて、30ポイントを積み上げたかもしれませんが、この快進撃にはピオーリのモチベーターとしての能力の高さもあるような気がするんですね。例えば交代人数を限定したりだとか」

カズ「ええ」

如月「連戦なのにスタメンも固定したじゃないですか。「俺たちはもうギリギリで戦うしかないんだぞ」という決意を選手に伝えられたのかなと感じました」

カズ「あとはサブの質ですよね。5人交代ともなると、プリマから上がってきた選手を出すしかないという選手層に問題があったし、あとベンチにスタメンクラスのディフェンダーしかいなかったり。代えようがなかった」

如月「それを選手が一番実感しているから、再開後あれだけのプレーしたのかなって思いますね。選手たちが自ら奮起しているというか、それこそピオーリを一緒に心中してやるぞくらいの決意はプレーから感じ取りました。ぼくからするとローマ戦で観たミランはすごかった。戦術なんて高等なものなかったのかもしれないけど、ひたすらプレスするという」

カズ「そうですね(笑)」

如月「とにかくプレスをかけまくった。最初から最後までそれだけやったじゃないですか?そのころライプツィヒのラングニックが監督に内定しているみたいな話もあったけど、クラブはピオーリの続投を決めたわけで、メルカートで戦力が入れ替わると、そこで競争が生まれるから、本来チーム内の競争力は全体の質の向上に繋がるのだろうけど、ミランの場合は今の一枚岩みたいなものが薄まるのかなという気がしました」

カズ「ただ、そもそも本当にピオーリのおかげなのか?という部分ですよね。明らかにチームが勝ち始めたのはイブラが入ってからですよね。一人の選手がチームを変えるなんて、これだけ長くサッカー観てきても記憶にないので、俄かに信じられないんだけど、それでもイブラが来てからなんですよね、勝ち始めたのって。今年に入って負けたのは2敗。でもシーズン前半は8敗。ピオーリの力かどうかは、正直今シーズンが特殊過ぎて判断が難しいけど、でもイブラが加入して、ずっとピオーリを支持するコメントをしていたりだとか、ピオーリ続投が決まってみんなでロッカールームで大騒ぎしたりだとか、イブラがチームを引っ張ったようにも見える」

SHUH「へえ。そうなんだ」

カズ「あとは、ラングニックの噂が出始めたころに明らかに戦い方も変わってきた。みなさんも判っていると思いますけど、プレッシングですよね。ゲーゲンプレス。あれってピオーリがラングニックに明け渡す前提で自然とそんな風になっていったのかなと」

如月「流行りの戦い方ですもんね」

カズ「そう。ユヴェントス戦(31節4-2でミラン勝利)も無茶苦茶なプレスかけにいって、そこかわされたら終わりでしょみたいな。ギリギリでボール取り切って最後まで走り切った。でもピオーリへの信頼はまだない」

如月「評価は来季以降ですかね。ピオーリは2年目に信頼がないから(笑)」

カズ「そうですね」

如月「あとひとつ興味本位の質問ですけど、来季のユニフォームの宣材にドンナルンマが映ってないという話を聞きまして。もしかして出ていくんですか?」

一同:笑

カズ「いつかは出ていく選手だと思っています、今ではないとしても」

如月「年俸高いんですか?」

カズ「600万ユーロです」

如月「高い!」

カズ「一般的には移籍の可能性のある選手は宣材には出てこないって話ですよね」

如月「一般的?ローマは結構ありますけどね。新ユニフォーム着ていたのに開幕には他のクラブとか(笑)」

一同:爆笑

カズ「以前ミランのスポンサーさんから直接訊いた話ですけど、CM作るときにクラブから〇〇と〇〇は起用を控えた方がいいかもしれないとか言われるんですって。その時はファラオーネ(エルシャーラウィ)を使いたいというリクエストをしたら、ミランサイドから、その子は止めといたほうがいいよって言われたと聞きましたね」

SHUH「へえ(笑)」

カズ「逆にイブラは、まだ契約延長の交渉も終わってないのに新ユニの宣材に出ているんですよね。これは残留路線か、クラブ側の気持ち・・・お前を次も中心に考えているという気持ちの表れだと思っています」

SHUH「せっかくだからひとつカズさんに質問してもいいですか?」

カズ「どうぞ」

SHUH「あの、ダニエル・マルディーニってぶっちゃけどうなんですか?」 注:ミランのレジェンド、パオロ・マルディーニのご子息。現在ミランでプレーをしており、18歳ながら2020年3月にはセリエAデビューを果たした。

一同:爆笑

カズ「今シーズンは2試合くらい出場しました。当然途中交代からですけど」

SHUH「来季は出ていくんですか」

カズ「現地の新聞ではレンタルを考えているという記事は読みましたね」

如月「サンプで使ってみたいというリサーチも兼ねての質問」

SHUH「動いてるところ見たことないから気になっちゃって」

カズ「そこまで攻撃特性ないですし、リズムを作るタイプでもないので、このままサイドバックに下げた方がいいと思ったりもします」

如月「ローマのファン・ジェズスに言わせると、子供のころに攻撃的なポジションの選手がどんどん下がり目になって最後ディフェンダーというのは、サッカーあるあるらしいですよ」

カズ「なるほど」

如月「スピナッツォーラも元々センターフォワードですけど、ユースの監督からサイドバックでなければプロになれないみたいなこと言われてコンバートしましたね」

予想外だったラニエリの熱量

如月「次にサンプドリア行きましょうか」

SHUH「あ、はい。正直言ってあんまり振り返りたくないシーズンですけど。点数つけると30点くらいですかね。そうはいってもこの3年は順位表の左(10位以内)にいたんですよ。昨年夏にディフランチェスコを監督にして、開幕前は評価は高かったし、あの時点でサンプが獲得できる一番良い監督だと思っていたので、期待感のあるシーズンでしたが、蓋を開けてみるとずっと最下位を走って・・・。ラニエリがなんとか立て直したけど、本当にひどいシーズンでしたね。なんも若手も育っていませんし、セリエA残留はしたけれど、来季に希望があるかと言えばそうでもないし、フェレーロ会長がクラブの身売りを公言したものの、直前で破談というのが2度ほどあって、メルカートも全く補強なくて」

如月「ディフランチェスコの得意なタイプの選手は全く入ってこなかったですもんね」

SHUH「おっしゃる通り、あとジャンパオロとディフランチェスコのサッカーここまで真逆だとは思っていなくて、補強もなくて、昨シーズンと同じメンバーで真逆の事やらせたらこうなるのは当たり前かなと思いますね」

如月「ローマは言い訳があって、ここ最近の新興勢力、アタランタ、ラツィオ、あとはインテルもその一つだと思うけど、ここらへんに押し出された格好で5位という情けないですけど言い訳が立つんですね。サンプはそういう理由が自滅以外にないというか」

SHUH「ディフランチェスコは1勝6敗で解任したんですね。7試合で16失点して、守備もズタボロで、あの状態から引き継ぐ監督はきつかった思いますし、よく立て直したなと思います」

如月「ディフランチェスコが駄目になるとその基盤をラニエリが引き継ぐ(笑)これも、もはやセリエあるある(笑)ローマでもそうでしたからね」

SHUH「ラニエリもディフランチェスコがカリアリ行ったから、来年はカリアリのベンチに座っているかなとか冗談言ってましたけど」

如月「ハハハ」

SHUH「ぼくに関しては、ラニエリ来るまではどんな監督かよくわからなくて、結構ヨボヨボのおじいちゃんって印象だったのですけど、一番びっくりしたのが、カンピオナート再開後で、今無観客で選手や監督の声が通るじゃないですか。ラニエリの声って相手のどんな監督よりも声大きいんですよ」

一同:へえ(感嘆の声)

SHUH「今のサンプのセンターバックって吉田麻也とガンビア代表のコリーってイタリア語達者じゃない二人なんですけど、ラニエリはその二人に、本来すべき役割なんかをずっとでかい声で指示出してるんですね。そこがぼく的には衝撃というか、インタビューなんか観てると、物腰穏やかで、ちょっとウイットも交えてみたいな感じなんだけど、試合中は血管切れまくってるみたいなギャップは驚きましたね」

如月「ラニエリはサンプを立て直すのはあくまで選手たちだと繰り返しインタビューで言ってましたが」

SHUH「守備に関しては、選手誰かが奮起したというよりは、コミュニケーションの取れていないセンターバックというのもありますけど、外から見ていて、ラニエリが自分で立て直したという感はありますね」

如月「カズさんのミラン評とは逆だ」

SHUH「イブラヒモヴィッチのように一人でチームを変えるようなスタープレイヤーはいませんけど、(中心選手である)クアリアレッラが去年ほどの活躍はしてない。彼は独力でどうにかするタイプではなくて、良いクロッサー、良いパサーがいて輝くタイプなので。あとはボナッツォーリという若手のフォワードとか、冬に吉田とトネッリ加入でマシになったかなとは思います」

如月「昨年はクラブ売却で補強が進まなかったかもしれませんが、この夏は必要ですよね」

SHUH「でもぼくはこの夏のメルカートさらに厳しいものになるんじゃないかと思っています」

如月「というと?」

SHUH「コロナの影響でクラブは大ダメージを受けていて、身売りも進まなくて、今はサラリーの20%カット。全体総額を8割に減らすと言っているので、ただでさえ全選手合わせてクリスティアーノ・ロナウドの年俸くらいなのにそこからさらに減らすとなるとどうなるか。正直さらに弱体化していくと思いますね」

如月「スポーツディレクター誰でしたっけ?」

SHUH「オスティですね、ずっと」

如月「ジャンパオロの時期って当たりを引いてましたよね」

SHUH「アーセナルに行ったトレイラとかライプツィヒのシックとか、マンチェスターユナイテッドに行ったブルーノ・フェルナンデスもそうですけど、チームが強いには強いなりの理由があったと思います。ただ、昔からそうなんですけど、高く売った後の補強が下手なんですよ」

如月「ローマも同じ悩みがある」

SHUH「数年育てて、高く売って金を持った時に使い方下手。2400万でアンデルセンをリヨンに売って、そのお金で連れてきたのがムリージョで、1200万ユーロは払って結果は全くついてこなくて・・・。これでリネッティを売ってしまうといよいよサンプの遺産も尽きてしまうのかな、と」

如月「勝手なこと言わせてもらうと、サンプって悪童の扱いに慣れてる感出てるじゃないですか」

SHUH「ハハハ」

如月「もうバロテッリ獲ってもおかしくないクラブ(笑)」

SHUH「結構好きなんですけどね、バロテッリ(笑)サンプっぽいかなとは思ってますけど」

ユヴェントスの使命とは?

如月「次はユヴェントスについてミツさんにお伺いしたいと思います。今季のユヴェントスは何点くらいですか?」

ミツ「60点ですかね。国内タイトル獲ってくれたんで良かったですけど、監督代わったのでマイナス40点。そこが・・・言い方悪いですけど、監督代えたらこの一年なんだったのって言うのと、サッリがナポリで見せたサッカーが凄い好きなんですよ。それをユヴェントスで期待してたんですけど、1ミリも形にならずに終わっちゃったんで」

一同:笑

ミツ「ユヴェンティーノの中にはチャンピオンズリーグを重視する人もいますけど、ぼくはスクデット獲ってくれたというのが大きい。そこからの逆算で、そこでプレーにサッリズモが見えていて、来シーズン続投するのであれば90点」

如月「引き算したわけですね」

ミツ「そうですね」

如月「クリスティアーノが中心人物のクラブって、言い方変えればこの後5年間今の戦い方はできないクラブじゃないですか」

ミツ「ええ」

如月「クリスティアーノがいる限り、世代交代、チーム刷新は遅れるのかなと思っていて。次のシーズンはその世代交代を感じる補強ができるのかどうか。あとは、りスクデットを獲ったサッリを辞めさせているので、ユヴェントスにとってチャンピオンズ制覇は重要だったのかと思います。ただミツさんはそこは水モノだと」

ミツ「だって32チームの中で1チームしかビッグイヤー掲げられないじゃないですか。PSGですらバイエルンに歯が立たないわけで、強豪と呼ばれるチームが全部負けているわけですから、その32分の1を究極に求めても仕方なくて、ぼくとしては負けたら、それは仕方ないよねって感じではあります」

如月「でも決勝まで31チームと総当たりするわけじゃないし、特に今回は一発勝負という特殊さも手伝ってユヴェントスにとって獲得の可能性は低くなかったように見えました」

ミツ「ただ、トーナメントだからこそ突発的な怪我人や出場停止でチームが左右されるのかなとは以前から思ってますね。逆に国内リーグは戦力が充実しているチームが強いじゃないですか」

如月「短距離とマラソンの違いみたいな」

ミツ「そうそう。まさにそうです」

如月「ミツさんはチャンピオンズがダメでも仕方ないと言いますけど、やっぱりそれなら採点は60点よりも上なのかなと思ってきました。ちょっと意地悪な訊き方しますけど、ユヴェントスのファンともなると、チャンピオンズを獲ってこそ俺たちのユーヴェだ!みたいな人がいるのかもしれないですね。そういう人たちの反発心あるんじゃないですか?」

ミツ「いや、本当にないです。ないですね」

如月「残念です」

一同:笑

ミツ「ぼく、本当に国内リーグ獲って欲しいんですよ」

如月「チャンピオンズ優勝して、セリエA3位フィニッシュというのはアリ?」

ミツ「タイトルをひとつ獲っているからという理由でアリです。チャンピオンズを獲得できれば国内は何位でもよいという考えは1ミリもないですけどね」

如月「これがいわゆる勝者のメンタリティ」

ローマは走り切った(そこからのコテンパン)

ミツ「ところで、ローマはどうでしたか、今シーズン?」

如月「ローマは再開後もチャンピオンズリーグ圏内の可能性が残っていて、あとはどうしても継続性がないチームなので、残り11節を短距離走で駆け抜けることが必要だなと思いましたが、27節サンプは良かったものの、その後3連敗で4位フィニッシュの可能性が事実上消えた」

ミツ「ええ」

如月「そこからは最終節まで8勝1分の無敗ですが、順位というよりもよく走り切ったなという評価はあります、無敗を評価したい」

カズ「セヴィージャに負けてますけどね」

如月「そういうこと言わないの!」

一同:爆笑

如月「まさかあんなにコテンパンにやられるとは思わなかった」

SHUH「ハハハ」

如月「無敗を評価したいのは理由があって、再開後ローマはミラン、ウディネーゼ、ナポリに3タテ喰らったけど、ここまでが守備4バックなんですね。その後8試合は3バックに変更しています。来季も3バックで戦うと思いますけど、本来プレシーズンに取り組むべき難しいシステム変更を、3連敗と引き換えに手に入れたことで、次のシーズンは開幕ダッシュさえうまくできれば、今シーズンの延長戦上から始められるのではないかという期待が持てます」

カズ「シーズンを振り返るとして、前半はどうでした?」

如月「昨年のプレシーズンは良い雰囲気でした。フレンドリーマッチ、テストマッチ負けてないですからね」

ミツ「へえ」

如月「ただ、カンピオナート始まると、フォンセカのサッカーは封じられてしまった。ここがイタリアの恐ろしいところ。どのクラブも引き分ける方法を知っていると痛感しました」

SHUH「ハハハ」

キープレイヤー、移籍の噂

如月「ところで移籍の噂がそろそろ出てきていると思いますけど、みなさんの応援するクラブで、キープレイヤーは誰になりますか?もしくは獲得しそうな主力級の選手がいましたら教えてください」

カズ「キープレイヤーは間違いなくイブラヒモヴィッチ。彼がいれば縦ポンができる。イブラ加入でミランはカウンターができるようになったんですね。ここ3年カウンターからの得点なんて見たことなかったですけど、これができるようになったのは大きい」

如月「新加入の噂は?」

カズ「チェルシーのバカヨコですね。以前ミランにレンタルでプレーしてハマッてたんですよね。その時は買い取り額が4000万ユーロで手が出なかったのですが、バカヨコもミランを気に入ってくれていて、減俸も受け入れて、チェルシーも移籍許可を出したよという報道もあるので加入は間違いないかなと思っています」

如月「他はどうですか?」

カズ「ケシエ、ベナセル、この二人が良いから勝っているというのもあるので、ここのバックアッパーが入ってくると盤石になってくのかな。あとは・・・ドンナルンマの契約延長がなによりの補強ですよね」

SHUH「兄貴の方ですか?」

一同:爆笑

カズ「でも、兄貴の方もコッパイタリアで活躍してますからね」

SHUH「100万ユーロの働きはしました?(笑)」

カズ「アハハハ。しました、しました」

如月「次はサンプですね。SHUHさん、この夏のメルカートで期待するものは?」

SHUH「サンプに関しては、夢も希望もないですけど、一番はフェレーロ(現会長)の放出です」

一同:笑

SHUH「まああまり高望みはしないので、カタール辺りの富豪が買い取ってくれたら・・・」

如月「十分高望みですよ(笑)」

SHUH「シティやチェルシーみたいにいきなりメガクラブになると心臓に悪いので、軽い金持ちくらいが買ってくれたらいいなと思ったり」

如月「選手の獲得に関して何かありますか?」

SHUH「吉田麻也は残りそうですけどね」

カズ「ぼくが聞いた話だと、吉田麻也は買い取りオプション付きで年俸高いんだけど、そこをサンプから複数年オファーを出して年俸を下げようとしているらしいですね」

SHUH「そこをどうやら年俸下げずに1年契約のままで決まりそうです。実際、あれだけ新聞で、でかでかとサラリーカットのニュースが出回っているので、身売りしない限りは補強は期待できないんですよ。だから移籍の噂も放出ばかり。なので、現在の選手で期待しているのはデンマークの20歳のダムスゴールと、ミランにボロ負けした37節で唯一ゴールを決めた19歳のアスキルドセンの二人はかなり期待してまして、一昨年からいるイングランド人のロナウド・ヴィエイラという、ロナウドとヴィエイラふたつのレジェンドの名前を持つ選手がいて・・・」

如月「強そうだ(笑)」

SHUH「ここらへんをしっかり育てて活かすのが良いのかなと。あとはクアリアレッラが良い形で引退させてあげたいなと思います」 如月「フィオレンティーナやサッスオーロが突然ベテランの良い選手を獲得したりするじゃないですか。ああいうのはサンプもやればいいのに」

SHUH「そうですね。その枠でいうとやはりバロテッリかな」

如月「バロテッリは自分がその枠に自分が収まっていることに気が付いてなさそうですけど」

一同:笑

如月「ではミツさんのユヴェントスはどうでしょう?」

ミツ「キープレイヤーと補強のポイントは重なるんですよ。キープレイヤーはディバラ。補強はローマのエディン・ジェコ、ナポリからミリクの噂があります」

如月「ですよね」

ミツ「なぜディバラがポイントかというと、もし4-3-3で戦う場合、ディバラのポジションってないんですよ。今シーズン、無理矢理センターフォワードもやりましたけど、ここにジェコやミリクが入った場合、ディバラはおそらく右のアウトサイドになるんですよ。そこでどれだけ力を発揮できるのか。あとはピルロ監督がどういうシステムを使うかにもよりますけど」

如月「補強はどうでしょうか?」

ミツ「ここまでセンターフォワードの噂しかなくて、中盤のメンバーも足りない。マテュイディ出ましたし、ケディラもおそらく出ていくと思いますし、ラムジーも移籍の噂ありますし」

如月「ピャニッチも」

ミツ「ピャニッチはその代りにアルトゥールが来ましたけど、現状アンカーを任せられるのがベンタンクールしかいない。そのベンタンクールも1シーズン通じてはそのポジションでやってないので、そこをラビオに任せられるのかとか、ちょっとバランスが悪いんで不安はあります。この夏の補強を考えると、どこもお金がなくて、現有戦力を上手く使わなければならないとすれば、果たしてユヴェントスはセンターフォワード獲っていていいの?という気はしますね。そこイグアインいるじゃんみたいな」

如月「ジェコ獲得の噂が出ている時点でイグアインの移籍は規定路線なんじゃないですか?」

ミツ「そうですね。ただ、イグアインって年俸750万くらいなんですよ。今のイグアインにそれだけ払ってもいいよというクラブがどれだけあるか・・・。ぼくイグアイン好きなんであともう1シーズンは観たい」

如月「イグアインからしても恩師のサッリがいないクラブは・・・(もういい)みたいなところあるのかもしれない」

ミツ「そうですね。いる理由はないでしょうね」

如月「そうすると補強ポイント多そうですね」

ミツ「多いですね。サイドバックも元ミランのデ・シリオとダニーロなんですけど、怪我も多くてここも補強して欲しいんですけど、今のところ話は出てきていない。バランス悪いんですよ」

如月「あとこれクレームですけど、ユヴェントスはローマとの取引になんでもかんでもルガーニを絡めてくるの止めてもらえません?」

一同:笑

如月「ルガーニの放出はどうですか?ミツさんがルガーニ好きなの知っていて訊きますけど」

ミツ「(笑)ハートがあるというか、ベンチスタートでも文句を言わない。できない子ほどかわいいというのもありますが、そもそも今ああいう選手少ないじゃないですか?」

如月「少ないですね。ハートで思い出したんだけど、みなさん昔ローマにいたダミアーノ・トンマージってポジションどこだと思いますか?」

カズ「ボランチ」

ミツ「ボランチですよね」

如月「ロマニスタからするとトンマージのポジションって、センターフォワード、ウイング、サイドハーフ、サイドバック。キーパーとセンタバック以外全部やってるんですよ(笑)中には絶対できないポジションいくつもあると思うんだけど、やれと言われてやってみる。その献身的なところもかわいいんですよ」

ミツ「重要ですよね。そういう選手好きですよ。ルガーニもデ・シリオもかわいいですよね。ぼく今日着ているユニフォーム、デ・シーリオなんですけど、好きすぎてファンレター書いたこともあるんです」 如月「でもなぜかぼくの中ではデ・シリオはミランのイメージの方が強い」

カズ「ミランの生え抜きですからね」

如月「イケメンでもある」

ミツ「気取ってるだけですよ、アイツは(笑)」

如月「本当に好きなんですか?デ・シリオ?」

一同:爆笑

 

こうしてセリエA好きおじさんたちの夜は更けていった。

<了>

昨年の時点では、大勢のセリエAファンに集まってもらって座談会を収録したいと思っていましたが、コロナの影響から人数も場所も限定しなければならなかったのは残念です。早くこの状況が改善、緩和されて、みんなで集まれるようになるといいですね。それまではZOOMを使った活動をしていこうと思っています。

実は昨年末にこの4人で鍋をつつきながら、セリエAの中間報告がてら座談会の収録をしたのですが、そこで見事に全員ベロベロに酔っぱらって、とても人様にお聞かせできない感じになり、公開を見送ったことあるので、その時の反省や、ZOOMという遠隔会談ということもあり、真面目な内容になったのかなと思います。如月としては、やはり他のクラブのティフォージから話を聞くのは新鮮でした。定期的に開催できたら面白いですし、今度は参加者を募集してZOOMで公開座談会なんか開催しても面白いと思っています。また次の座談会でお会いしましょう!

注:今回の話の内容は、あくまで個人レベルの見解で、どのクラブの代弁するものではありません。

コメント

スポンサーリンク