どうにも攻撃がハマらない。この試合、満を持してスタメンでプレーしたべロッティが不発。1人で全てを完結できる成熟期のディバラと効果的に絡めず、シュートはおろかボールを引き出すことも出来ないまま亡霊のようにピッチを徘徊した。
エルシャーラウィ、ザニオーロと攻撃の駒が不在のなか、序列の下がっていたショムロドフにチャンスが与えられると、昨シーズンと変わらぬ機動力を発揮して、あっさりと同点のゴールを決めた。
その後、あっさりと逆転されて、そのまま試合は2-1で敗戦。カマラが予想通り即戦力であることほ分かったものの、それとは引き換えにし難いヨーロッパリーグ、グループC初戦を黒星スタートとなった。
ルドゴレツ戦後のコメント
モウリーニョ監督「同点に追いつく可能性は残っていた。ローマにはその力があった。私たちは最も決定機を作り、トライしたチームだ。残り15分に差し掛かったときに反撃を諦めない強いメンタリティのチームだった。相手が引き分けで良いと考え、こちらがそれでは満足できないと攻撃したときに虚を突かれた。良いパフォーマンスではなかったかもしれないが、負けないだけのプレーはした」
エリザベス女王死去を受けて
モウリーニョ監督「英国は外国ではなく、私の故郷だ。誰からも尊敬される偉大な人物だった。心からご冥福をお祈りしたい」
〈了〉
感想としては、とにかくべロッティにボールが回らない。これはペッレグリーニ、ディバラというシュートを打てる選手で攻撃が完結しているからで、何故そうなのかというとべロッティがパスを受けられる適切な位置に居ないからだと言える。
その点でショムロドフはフレッシュな運動量で、プレス、ボールの呼び込み、引き出しと、実に見事に攻撃を『裏回し』した。
それにしてもディバラは圧巻で、ここまでほぼ毎試合この位のハイパフォーマンスを披露しているのだが、かつてユヴェントスのファンは毎試合これを堪能していたのかと思うとちょっと信じられない気持ちになる。30歳になった頃のフランチェスコ・トッティに匹敵するタレントを感じた。
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