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【加入記者会見】パウロ・ディバラ「キャリア最高のディバラを見せる」

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7月27日はローマ発祥の国際的ファッションブランドFENDIとのコラボレーションによる『Dybala day』が開催された。トリゴリアで行われた加入記者会見は、プレゼンターであるのチアゴ・ピントGMの挨拶から始まった。

ピントGM「ラ・ホヤ(宝石=ディバラの愛称)を首都に連れてくるには、多くのチームワークが不可決でした。ですので、まずは交渉を可能にしたフリードキン会長、同じく重要な役割を果たしたモウリーニョ監督、そしてパウロ・ディバラの代理人チームにも感謝したい。彼らのおかげでこの移籍が実現しました。ディバラの能力に関していまさら説明は必要ありませんが、私はこの数日間ですでに彼がチームに溶け込んでいる姿を見てとても嬉しくなりました。これこそが、彼がどのような優れた選手であるか以上に、ローマで成功したいという強い気持ちの表れだと感じているからです。彼のような優れた選手の到着は、このクラブの信頼性と野心を示しています。それでは早速ディバラへの質問をどうぞ」


ローマにはとても熱心なオーナー、そして紹介する必要のない優れた監督がいて、チームも勝ち癖を付け始めています。こういったクラブに加入したことは、ローマのがタイトル獲得について話すべきタイミングなのでしょうか?

ディバラ「スクデットについて語るのはまだ早いと思う。昨シーズンはカンファレンスリーグを制覇したし、選手たちも監督の下で大きく成長したように見えるね。誰もが勝利を好むし、もちろんぼくもだ。そして、それこそがぼくたちの目標であるべきだ。試合が終わったら次の試合について考えて、最後の最後に自分たちが立っている位置を確認すべきなのさ。スクデットレースには、ローマよりも有力なチームがいる。だからまずは落ち着いて1試合ずつ考えていかなきゃならない」

インテルのマロッタ(テクニカルデレクター)が最近あなたについて発言していましたが、あなた自身インテルに裏切られたと感じていますか?

ディバラ「いいや、ちっとも。ユヴェントスとの契約が切れた瞬間から、ぼくの代理人はたくさんのクラブと話し合いをしていた。マロッタとは良好な関係で、裏切られたわけじゃない。ただ、ピントGMがぼくに会いにトリノにやってきて多くの事が変わっただけだよ」

戦術的にセカンドストライカーとトップ下、どちらを好みますか?また、モウリーニョ監督との電話での話し合いはどのくらい移籍に影響を与えましたか?

ディバラ「最初の質問は監督が決めることだとしか言いようがないな。どちらにしても、毎試合ごとに監督は、ぼくとチームにとっての適切なポジションを決めてくれると思っているよ。あとこれだけは言えるね。必要とされるなら、どのポジションでもプレーするつもりだって。モウリーニョ監督とお話ができたのは本当にうれしかったよ。最初はピントGMと一緒に話をしたんだ。その後、ある日監督からメッセージが届いて二人で話をすることになった。フリードキン会長、副会長とも会えたし、何人かの選手は顔見知りだった。彼ら全員のぼくへのメッセージすべてが移籍に影響を与えたということだよ」

どのようなメッセージだったのでしょうか?そのメッセージはあなたの目標になり得るものでしたか?

ディバラ「まず監督に聞いたのは『何を目指すために勝利したいのか?』だった。ぼくは勝利したいし、監督これまで多くの試合を勝っている。その質問をしたときに、監督は、クラブがどのようなことに真剣に取り組んでいるのか?また、選手やここで働く人たちとの間に生まれた情熱について教えてくれた。常にベストを尽くし、自分の経験を生かして、これからも勝利できるように努力したいと思っている」

これまでロマニスタの反応で印象に残っているものは何でしょうか?また、ユヴェントス戦でゴールを決めたら喜びますか?

ディバラ「その2つ目の質問の答えは考える余地もない。ぼくはユヴェントス戦で得点しても喜んだりはしないからだ。SNSのおかげで今日までロマニスタたちとの距離はグッと縮まったと思う。このクラブにはたくさん情熱的なファンがいて、彼らは常に自分の声を伝えてくれるね」

サッカーがよりフィジカル主体の競技になる中で、あなたは例外的にファンタジーをもたらす選手であり続けています。ここローマは、そんなあなたの資質を表現するのに最適な場所なのでしょうか?

ディバラ「確かにサッカーは変わった。よりフィジカルとスピード主体になって美しいプレーは減ったね。でも本当に変わらない重要な事は、結果だと思うんだ。勝つという結果、それが一番の目標なんだよ」

ユヴェントスでは多くのタイトルを手にして、あなた自身もスタープレイヤーのひとりになりました。現在28歳で、肉体も精神も選手として成熟していると思います。ローマで私たちは、キャリア最高のディバラを見ることができるのでしょうか?

ディバラ「もちろん!常に最高の自分になるために働いている。ベストのコンディションでプレーできるように細かい部分まで気を配りながらやっているよ。ロッカールームでもできるだけ貢献したい。自分の経験を生かして、勝利に貢献するのはもちろん、かならずやってくる苦しい局面でもポジティブで集中を切らさないようにしたいんだ」

昨年のあなたはあまり良くなかったと言われています。しかし、実際には公式戦15ゴールでトップスコアラー、そしてセリエAだけでも2060分プレーしています。この数字が悪いとは思えません。昨シーズンの批判は何が原因だったのでしょう?

ディバラ「批判があるのは当たり前だよ。特にユヴェントスのようなチームでは常に最高以上を求められる。怪我をしていなければ、もっとプレーも得点もしたかったけど、データだけならまずまずな数字だろうね。ゴール、アシストだけではなく、他の統計データを見ても、怪我の時期を除けばまあトップクラスだったのかなとは思うよ」

なぜユヴェントスとの契約は終わったのでしょうか?

ディバラ「ディレクターのアッリヴァベーネさんは状況を明確にした。昨年10月に契約書の準備ができていたのだけれど、彼はちょっと待ってくれと言ってきたんだ。そして今年3月になると、将来的なプロジェクトにぼくは含まれないと言われた。だから、これまで多くの人たちが噂していきたような金銭面のトラブルではないんだよ。ただ全員で一緒に異なる道を行く決断をしただけさ。ぼくは、それがユヴェントスの決断であるならば、なんの問題もないと伝えただけだよ」

当初あなたはローマで10番になるという噂が流れていました。3年契約でここにいるわけですが、その間に10番を手にするつもりはありますか?それとも、この質問は既にNOという答えが出ているのでしょうか?

ディバラ「その背番号をローマで最後誰がつけていたのか誰もが知っている。ぼくはその人物をとても尊敬している。それはロマニスタも同様で、10番はここではとても大切な番号なんだ。それと同じで、ぼくにとっては21番だってとても重要な背番号なんだよ。代表でも着ているし、ユヴェントスでタイトルを獲得し始めたときからつけていた番号だ。だからローマで勝利を手にするときも最初はこの21番が良いと思ったんだ。もちろん将来はどうなるかわからないさ。でもぼくは21番のユニフォームを着ることができてとても幸せなんだよ」

<了>

そしてこのインタビューの後、盛大な、いや盛大すぎる加入セレモニーが行われた。その一部をご紹介したい。

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