Lazio | Sunday, 12. November 2023 | AS Roma |
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伝統のデルビー(Derby di Roma)の季節がやってきた。ファーストレグはラツィオホーム扱いで、ロマニスタはクルヴァスッドから美しいコレオグラフィアを飾りチームをバックアップした。

ROME, ITALY – NOVEMBER 12: AS Roma fans during the Serie A TIM match between SS Lazio and AS Roma at Stadio Olimpico on November 12, 2023 in Rome, Italy. (Photo by Fabio Rossi/AS Roma via Getty Images)
primo tempo
序盤はアウェイ扱いのローマがボールを握って前に出る。ファーストシュートは開始5分、ルカクのヘディングがバーを越えたが、起点となるディバラがボールを持つたびに何かが起こりそうな雰囲気はあった。
12分にカルスドルプのシュートのこぼれ球をクリスタンテが押し込んでネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイドの判定。その後ラツィオもルイス・アルベルトのポスト直撃のミドルシュートでローマゴールを脅かす。その後、ラツィオがペースを掴み前に出るか得点は動かずに後半に折り返す。
secondo tempo
後半も両チーム共、中盤を厚く守り、ポジティブトランジションから決定機を生み出すことができない。82分、ローマはディバラとボーヴェを諦めてレナト・サンチェスとアズムンを投入。ラツィオは同じタイミングで鎌田大地を入れてきた。デルビーに日本人選手がいるのは不思議というか新鮮な気分だ。
その後、得点は動かず試合終了。
正直勝てた試合だっただけに悔いは残る。ピッチレベルでモウリーニョ監督からどう見えていたかはわからないが、そこまで攻守のバランスを気にする内容ではなかったので、エルシャーラウィ、ベロッティを入れることができなかったのはシンプルにベンチワークの遅さを感じた。
物凄く昔(2004年くらい)にも、こういうデルビーがあったけど、どちらも負けることが許されない状況ーー例えば、これ以上取りこぼすと上位に残れないという今回のような試合では、前から嵌めるようなサッカーはあまりにもリスキーだという心理が働くのがイタリアらしさだ。しかし、その結果のドローは、ポイントと経験の積み上げという観点からも両チームにとって負けに等しい。
ナポリが敗れ、ミラン、アタランタがド引き分けた今節、上位に接近するチャンスを逃したのは悔やまれる。
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