スポンサーリンク

【パジェッレ&戦術分析】セリエA第15節 トリノ1-1ローマ

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

・Rui Patricio 6.0

失点に関しては彼の責任の範囲外。GKとしては及第点。WCで気分転換してきて下さい。

・Mancini 5.5

やはりもう少し組み立ての力が欲しい。今節はCapitanoとしての出場であったが、審判とのコミュニケーションもあまりうまく行っていた印象が無い。

・Smalling 5.5

個人としてのファイトには問題ないが、ここまで守備陣全体として低調だとその長である彼にも統率面の責任があるとしてしまいたくなる。

・Ibanez 5.5

こちらももう少し攻撃面での工夫が欲しい。敵陣エリア内でのチャンスの遺失も印象が良くない。WCメンバーから外れた自分自身と向き合って欲しい。

・Celik 6.0

個人としてのパフォーマンスには問題が無いというか、大分真面目に自身のタスクと向き合っている感じはする。あとは試合を変えられる存在、乃至はスパイス的な存在になれるか。

・Cristante 5.0

ただ後半最終列に加わって組み立てを行おうとしていたその模索自体は評価したいが、ロングボール頼みだったのは頂けない、また失点場面での責任はやはり免れ得ない。

・Camara 6.0

Mkhitaryanの代役は彼だと確信した。仲間と連動して前にボールを運べる数少ない選手で、カウンターの起点。彼の発掘こそが現状チームにおける不幸中の幸い。

・Zalewski 5.5

積極的に敵陣で勝負しようという意思は感じるが、もっと攻撃のトランザクション段階からサポートが欲しいし、もっとアイデアが欲しい。親愛なる僕らのGolden Boyはチームを代表してW杯でもその輝きを放って欲しい。行ってらっしゃい!

・Volpato 5.5

やはりスターターとして期待するのは少し酷な気がする。背負わせ過ぎている周りのメンバーやチーム状況が悪いのだが、それを言い訳に及第点を上げることはできない。

・Zaniolo 5.5

チーム状況もあり仲間不振に陥っているのではないか。自分で何とかしようという意思は感じるし、そこは評価したいが、一時期のような悪い意味での独善的なプレーが増えている。

・Abraham 4.5

ファールが貰えなくて座り込み、負けている交代時にちんたらと歩く。苦しい時期なのは理解するが子供じみた真似はもう見たくない。Ibanez同様WCメンバーから外れた自分自身と向き合ってください。

“Mapei Stadiumでのゴール、そして試合後には希望を取り戻したはずが、たった数日で彼は再び季節外れの無の境地に陥り、初めてOlimpicoのブーイングに圧倒される羽目に。どうしてもTammyに帰ってきて欲しい。。” (by Il Romanista)

・Tahirovic 6.0

とんでもない試合でSerie AとOlimpicoデビューをさせられてしまったなという感じだが、積極性や報復っぽいファールからのイエロー含めてRomanismoを感じた。成長が楽しみ。

・Matic 7.0

絶望的な状況からなんとかチームを救ってくれた。あのミドルシュートはやけくそなんかではなく、本気で勝利を諦めないからこそ生まれた勇気あるシュート。本当に有難う御座います。

・Dybala 7.5

お恥ずかしい既にこのチームは彼がいないと何もできないのではないかとすら感じさせられるような目の覚める20分間を与えてくれた。とにかくWCで怪我しないでください、マジで。

“彼の20分間には、直近1カ月のRomaの中でも1番の輝きを感じる。投入後たった数秒で目標に当てるという今までにない「偉業」。PKを獲得し、クロスバー直撃でゴールへの導きを与える。宝石La Joyaの復活が見れるこの喜びは、なんとも残念なことにこの束の間のひと時だけなのだ…。” (by Il Romanista)

・El Shaarawy 6.0

シュートまでの形含め上がり調子には感じる、昨年の様にどこかで彼がヒーローとなる試合がまた訪れる気がする。個人的には最初からVolpatoではなく彼で良かったのでは?と思っている。

・Belotti 5.0

とにかく本当にイップスを疑うレベル。古巣を前にとても悔しかったと思う。PKを外せるのは蹴る勇気のあるものだけと誰かが言っていたが、まずは自分で自分を励ましてあげて欲しい。再起に期待。

・Mourinho 5.0

結果的に一部の交代策が功を奏したのが唯一の救い。つまらないサッカーで良いので勝って頂かないと、正直観ている方はシンドイ。若手投入も言い訳的に、そして退場劇も不要に思えてしまうくらいネガティブな70分間の内容。

“とにかく鬱屈した試合で、Olimpicoに集まった6万人の観客が『Domenica In(イタリアの長寿番組)』の1エピソードを見て後悔する程も価値のない試合だった。須らく全てが悪い、特にシーズン終了後の態度として悪い。シーズンの終わりはこうあるべきではない。選手には責任がある、そう、貧弱で気概のない選手が多い。しかし、今度ばかりは監督もその矢面に立つだろう。なぜなら本体ならば闘牛(Torinoの愛称がToroであることから)に対して、チームは闘牛士Dybalaを必要としなかったはずだ。交代が的中したので0.5点増し。” (by Leggo)

総評

正直相当苛立ちを覚える試合で、各選手のスキル・メンタル面の弱みみたいなものが煮詰められたような試合だった。ついでに審判は相変わらずしょーもなく、Serie Aの審判のレベルが低いと言われるのは最早致し方ない。そういった試合だったので、今節は全般に辛口と言いますか、厳しめ採点になっています。
この低調なチームの中で、逆に際立ったのはやはりDybalaの存在、そして後退枠として入ったMatic、スターターだとCamaraであろう。
使い古された表現になるが前者2人からは「勝者のメンタリティ」を感じた。自分のようなファンも含めて相当ネガティブな気持ちになる試合展開の中で、DybalaとMaticからは本当に何としても追いつこう、何としても勝とうという意思が溢れていたようにみえ、キャリア上何度もうまく行かない時期もあっただろうし、その中で前を向くことの必要性を身に染みて学んできたプレイヤーとしての格を感じた。
またCamaraからはまだ確約されていないこのチームでの自分の立ち位置を確固たるものにしようという意気込みのようなものを感じた。これらの選手が全て今シーズン加入であることを思うと、Pintoさんには感謝しかない。

正直チームはかつてない程最悪の状況で負のスパイラルから抜け出せないまま年内最終戦を終えてしまった。今年もCL圏を諦めた方が良さそうな悲哀すら感じるが、幸か不幸かチームは極東の島国へのツアーで切り替えが可能な状況。「本当にそんなことしてる余裕あるんか??」という盛大な突っ込みすら聞こえて来そうですが、もう腹を括るしかないのです。日本から欧州に送り返す時には来た時以上の状態で、なんなら最高の状態にして送り返せるように、日本のファンの皆様は今回の来日盛り上がっていきましょう!!

不思議な感じですがPagelle的には皆様今年も1年有難う御座いました!よいお年を!


点者:くわしん

小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はDiawara。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました