ACF Fiorentina | Saturday, 27. May 2023 | AS Roma |
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2:1
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goals | |
0 : 1 | Stephan El Shaarawy 11. / right-footed shot (Ola Solbakken) |
1 : 1 | Luka Jović 85. / right-footed shot (Rolando Mandragora) |
2 : 1 | Jonathan Ikoné 88. / left-footed shot |
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・Svilar 5.5
若干厳しめの採点になってしまうが2失点は頂けないのはこの世の常。余りに守備陣が見事に崩され過ぎた。
・Bove 6.0
やはり本来のポジションでの方が確実に輝く。特に敵陣エリアに近い位置でWijnaldumとの波状攻撃のような形やその、きっかけとなれるプレーが出来ているときは見ごたえがある。
“彼は小さなグラディエーターだ。1000のボールを捌き、回収し、処理する。時折彼は最終局面で迷いを生じるが、それはそれでいい。最後はすっからかんになるまで完全に出し切った。” (by Il Messaggero)
・Smalling 7.0
守備だけでなく最後方からのロングフィードがいやに冴える試合で先制点以外にも、大きなチャンスに何度も絡んだ。守備面は流石のシュートコース消しだった。
・Llorente 6.0
CB陣では唯一のフル出場。球際での判断などで良い場面もあり、若干怪しい場面もありで、良い所と悪い所両方でた感じ。少なくとも彼が大きな穴になることは無かった。
・MIssori 5.5
フル出場してくれたのでELに向けては有難いものの、正直守備面での貢献は渋いものがあった。2失点両方に絡んでしまったのは痛い。気負わず頑張れ!!
・Tahirovic 6.0
フル出場を果たしよく走った。攻守の繋ぎとなれる場面もあったが、もう少し落ち着きが欲しい所。良い上司と先輩の下でどんどん育て。
・Wijnaldum 6.0
今年はあまり見られなかった形での昨年Romaのような2列目からの飛び出しで何度も決定機に絡んだが、どれも決め切ることが出来なかった。ただ持ち前のダイナミックなプレーがここまで出てきたのは復帰後初かも。
・Zalewski 6.0
得意の左サイドで無難にこなした印象。両チーム怪我に慎重になる試合でIkoneと無駄にやり合うこともなく試合を終えた。
・El Shaarawy7.0
完全に復活したと思って問題ないだろう。先制点以外にも惜しいシュートもあり、やはり試合を動かす力がある。
“開門直後にデスクに駆け寄り、新たなゴールを刻んだ。ファラがまた一つ前進することは依然として自らがまだ違いを生み出す選手であることを示す。その後彼は再びミドルを放つがCerofoliniのビッグセーブに阻まれた。” (by Leggo)
“この試合においても適切なタイミングで適切な場所におり、試合均衡を破った。その後Giniに甘美なパスを出し、カットインから対角のゴールを目指すもGKに阻まれた。” (by Il Romanista)
・Solbakken 5.5
ELに出れない分しっかりとこの試合で気張ってくれた印象。やはり常にEl Shaarawyの位置が分かっていてこの2人の連携は来年も楽しみ。
・Belotti 5.5
久し振りに彼らしいシュートや決定機に関わるプレーが見れたのはポジティブ。先制時の動きも良かったので、徐々に徐々に少しずつフォームを取り戻してきているのかも知れない。
・Mancini 5.5
彼が投入された後半から全体がイマイチになってしまったのは彼のせいでは無いのだが、やはり守備陣の崩壊の一旦は担っている。4Backの2CBもしかして苦手…?
・Cristante 5.5
本当はもう少し活躍して欲しかったところ。数日前までCBやっていたとは思えない軽さが見えるシーンもあったが、まぁこの試合はこんなもんで良いのでは…。
・Abraham 6.0
出場時間の少なさもあり、実質いていなかったようなものだった。取り合えず決勝に向けた調整が出来ているならそれでいい。
・Celik 5.5
不慣れな逆サイドでの出場でまるで彼らしいプレーが出来なかった。ちょっとこれは仕方ないかなとは思うが、とは言え採点上は及第点以下。
・Ibanez 5.0
スランプ。大ポカをした後に気持ちを切り替えるのは難しいであろうし、移籍市場にも名前が挙がる中、難しい時期とは思うが何とか本来の姿を取り戻して欲しい。あとMIssoriとのコンビは少し難しかったかも知れない。
・Mourinho 5.5
流石に勝って欲しい内容も、完全にコンディション調整目的の試合程度の立ち位置として捉えているはずなので見ている我々も気にしても仕方ないか。
総評
今節“も”流石に勝って欲しかったのが正直なところ。いやいや…いくら敵のFiorentinaがホーム最終戦とは言え勝てよ…。こんなことでJuventusに準位まくられたらいくら何でも笑えんでしょ…。と思いましたが先方も勝てなかった様子。
今節も完全EL決勝目線での試合で美しく先制したのも束の間、後半からは攻め手を欠き主力投入後は守りに入りとしている内に趣旨返しのような形でものの数分の間で2失点しゲームエンド。
相変わらずチームの守備組織に難を抱えるViolaではあったが、Spezia時代に何度もRomaが辛酸を舐めさせられたItaliano監督らしいチームに仕上がっており、最後まで自分たちの攻撃的なサッカーを貫いた敵を褒めるべきではあるものの、逆に序盤に先制という理想的な試合展開に持ち込みながらもしっかりとバスを止めきれずに負けてしまったRoma側の不安要素が大きく感じた。
Romaは流石に前節で懲りたのかBoveのCB起用は諦めMissoriを用いた4-3-3でWijnaldumとBoveが縦に運動量を稼ぐような戦い方で主に前半は敵の攻撃陣へのボールの供給を巧く塞いだが、後半敵が冷静さを取り戻しRoma左右に揺さぶると思った以上に簡単にRoma側が統率を失ってしまった印象。これに関しては前節復帰戦でフル出場してしまったSmallingが後半は休養に入ったことと、致し方なくCelikがほぼ実践経験の無い左SBとWBを担当したこと、そして逆サイドには経験の浅いMissoriが担当していたこと等も大きく影響してしまった。
要は守備面で中央とサイド両方に何らかの課題を抱えながら後半は試合をしてしまった。加えて守備に難のある敵にダメ押しが出来なかった点もこの試合においては気になるところで、どうせELしか見ていないのだから色々と試してみたらいいのにと思ってしまった。
ただ勝って欲しかったのは勿論なのだが、他チームを見てもハッキリとわかるのは「別にECL出場にそこまでこだわる気は無い」という姿勢で、まぁその…優勝して大喜びしたくせにこんなこと言うのもどうかと思うと思うのですが…完全同意です…。(優勝してこそ意味があって出場だけだと疲れてキツイだけの地獄のトーナメントだと思います…)
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採点者:くわしん
小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はDiawara。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。
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